4機の殲ー15が「遼寧艦」上に出現

 タイトルの「実装版」というのがよく分からんのですが、「実際に装備されるバージョン」で試作機その他ではない、といった意味でしょうか。

http://military.china.com/important/11132797/20150425/19586095.html


4機の実装版殲ー15が遼寧艦の甲板に集まる 将来あるいは24機を装備か

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「殲ー15艦載戦闘機は間もなく戦闘力を形成する」 なおこの記事のキャプションは全てこれと同じです。)

昨日(頑住吉注:記事は25日付)、某フォーラムに一組の画像が明るみに出、画像は実装の4機の殲ー15フライングシャークが遼寧艦に搭載され、かつ機ナンバーが100番台であることをはっきり示している! このことは新たな一連の実装の殲ー15がすでに遼寧艦上での就役を開始していることを説明しており、将来遼寧艦はあるいは24機をフル装備することができるかもしれない。新浪軍事の判定を経て、この4機の殲ー15は最大の駐機区の規模である(発着の状況に影響しない)。

また事実確認を経ていない報道によれば、4月10日から18日、遼寧艦は渤海湾海域で今年初の試験訓練を展開し、艦載戦闘機飛行員の技術回復および保持飛行訓練、LSO着艦指揮資質認証審査を組織したらしい。この時の訓練はさらに一歩艦載機飛行組織指揮および保障作業プロセスを最適化し、我が艦載戦闘機飛行員の発着訓練と駐艦訓練の常態化されたメカニズム探索のために経験を累積した(頑住吉注:なお最新ニュースはここまでで、以後はテーマが変わって殲ー15とインドが使用するミグー29艦載機との比較の話になっています)。

ニュースの延伸:ミグー29Kと殲ー15戦闘機の対比

我々はミグー29Kと殲ー15の間の差異を比較し、2種の飛行機には中国海軍およびインド海軍に対してどれだけの意義があるのかを見てみよう。最も比較が容易なのは両者の寸法となる。殲ー15戦闘機はしばらくのところ自身のデータを公表していないが、それはウクライナのT-10Kという師からの伝承であり、T-10Kは後にスホーイ-33戦闘機に発展した。このように我々はやむを得ずスホーイ-33戦闘機の寸法を利用してミグー29Kと対比する。ミグー29Kとスホーイ-33戦闘機は折りたたみ時はいずれも7.8mしかないが(頑住吉注:幅が? ひょっとして7〜8m?)、ミグー29Kの最も目立つところはスホーイ-33に比べ短いことで、21mに対し17.5mの全長である。3.5mの機体の長さは決して駐機数の増加をもたらすことはできず、表面的に見るとメリットは大きくないが、3.5mの長さの差は甲板の駐機区域と降着用滑走路の間の活動緩衝区をより大きくし、最も狭いところが2.7mから5.2mに増加し、安全な操縦と甲板での操作や割り振りに有利である。より大きなスペースにはいつでも用いることのできるところがあるものだ。機格納庫から言うと、「遼寧」号の180mの機格納庫は縦列で6列の殲ー15を配置でき、3列ごとに1つのリフトを囲み、理論上機格納庫が満杯の時、機格納庫の任意の1機の飛行機を出動させたければ最多でも2機の飛行機を移動させる必要があるだけで、大多数の場合の搭載では直接任意の1機の飛行機を出動させられる。一方もしミグー29Kを搭載したら、最大密度では10列搭載でき、飛行機の搭載数を10列とすることができる! 飛行機の搭載数は非常に大きく向上し、「遼寧」号空母は「クズネツォフ」号と同じで、後者は極限状態では20機のスホーイ-33戦闘機が搭載できるが、通常の最大搭載数は16機である。だがこれを全部ミグー29Kに改めると、最大で36機搭載できる。あまり密度の高くない配置でも28から32機搭載でき、数の上で比較的大きな優勢がある。

(頑住吉注:これより2ページ目)

弾薬搭載量方面では、殲ー15は折りたたみ翼の時、使用できる吊り下げポイントは6つあり、この6つの吊り下げポイントは全て重吊り下げポイントで、全て対地対艦攻撃武器が搭載でき、6つのポイントを合計すると約5トンの搭載荷を吊り下げ搭載でき、これは殲ー15およびスホーイ-33の外部搭載能力の上限にほぼ到達している。一方ミグー29Kは同様の条件下で5トンの搭載荷を搭載でき、サブタンクを考慮しない時最多で3トンに満たない搭載荷しか搭載できず、もしサブタンクを搭載すれば有効搭載荷はさらに少なくなるだろう。攻撃任務オペレーションだけから言うと、2機のミグー29Kでやっと1機の殲ー15の任務が達成できる。防空任務の中では、ミグー29Kは折りたたみ状態下で2発のミサイルしか搭載できない。殲ー15戦闘機はやはりサブタンクの位置ゆえに、6つの吊り下げポイントは全く影響を受けることなく全部空対空ミサイルを搭載することができ、防空作戦準備方面の殲ー15の特質が高いだろうことが目立つ。

このため甲板での操作について言えば、ミグー29Kの使用は空母の搭載機数を倍加させることができるものの、空母にとって倍の数の飛行機を出動させることは明らかにより困難なことである。ミグー29Kは任務航続距離の上で顕著な進歩があった。一方殲ー15はスホーイ-33という師からの継承であるが、スホーイ-33は空力レイアウトの改変のため、スホーイ-27に比べ比較的大幅な低下があった。だが両者の任務性能を比較すると、ミグー29Kにはやはり比較的大きな隔たりがあり、これは主に、両者は標準として定められた内部燃料による航続距離の隔たりは大きくないが、スホーイ-33の非常に大きな内部燃料搭載の上限は給油方案を非常に柔軟にし、一方ミグー29Kはサブタンクの助けを借りることが必須で、それでやっと類似の能力を実現することができる、ということに基づいている。最大燃料の時、殲ー15は少なくとも12の吊り下げポイントに少なくとも10発のミサイルを搭載することができ、一方ミグー29Kはサブタンク不使用ではやっと3000kmを超える程度で、しかももし全部のサブタンクを使用しても5000kmは超えないのである。

殲ー15には2台の国産のWS10A(アフターバーナー使用時の推力13.5トン)エンジンが装備されている。このエンジンの推力はスホーイ-33が使用するAL-31Fに比べほとんど1トン上回っている。2台のWS10Aに頼って、殲ー15の最大飛行速度はマッハ2.4に達し得、スホーイ-33のマッハ2.2を顕著に超えている。全体的に言って、殲ー15の飛行指標はスホーイ-33より低くなく、しかもいささか上回っている可能性が高い。だがロシアの「安全保障業務ニュースネット」の報道によれば、中国が登場させたWS10の最新改良型の寿命は200時間しかなく、AL-31Fの1/5でしかない。一方ミグー29Kは新たなRD-33の3M序列のエンジンに換装後、最大推力は87.4キロニュートンである(頑住吉注:何で単位統一しないの)。

殲ー15の現在のミグー29Kとの隔たりは、ミグー29Kが8発のミサイルを全て先進中距離空対空ミサイルR-77とすることができることで、一方殲ー15にはまだこの能力を使用する条件がない。このため搭載する4発のR-73(PL-8)および6発のR-27(PL-12)系列ミサイルの作戦有効性はまだミグー29Kの作戦システムの10%に到達しない。古すぎる航空電子設備が殲ー15の性能発揮に影響していることはごくはっきりしている。だが殲ー15は先進的な航空電子システム、より大きなエンジン推力による改良を経ることが必須であるが、全く疑いなくアメリカ海軍のF/A-18E/Fにさえ対抗でき、甚だしきに至っては機動能力方面で絶対の優勢を占める。

(頑住吉注:これより3ページ目)

要するに、インドが新たなミグー29Kを装備することは相当に大きな意味を持ち、この戦力の強い飛行機はインドおよびロシアの航空工業にとって地位が非常に重要である。ミグー29K戦闘機はミグ戦闘機のこれまでのああいった良くない噂や劣悪な実戦でのパフォーマンスの陰に隠れてはいるが、こうしたことはこの機が先進的な第3世代戦闘機であるという事実を変えることはできない。ミグー29Kは一定程度の多用途性とずば抜けた防空性能を持ち、小型空母の上で使用できる。インドは現在すでに新たなミグー29Kが到達した能力に満足を表明し、かつ資金を投入してさらに一歩この飛行機を改良し、その「ヴィックラマディヤ」号空母への装備に用いることになる。インドは今後20年内に3隻のこの飛行機をめぐって構築される空母の艦隊を持つことを希望しており、これは理論上少なくともインドがまだ持続的にこの機を購入し、機隊を少なくとも100機前後の水準に到達させることを意味している。

ミグー29Kがインド海軍にもたらす意味

インドが購入したため、ミグー29Kは新たな活力を得た。インドの全く新しい戦術指標の下に、新たなミグー29Kはロシアが差し出せるほとんどあらゆる新装備と新技術を用いており、現在のロシア航空工業の最高傑作ということができる。

インド海軍の周辺の潜在的相手がいずれも比較的弱いという状況下で、ミグー29Kはほとんど完璧で、インドが提出するあらゆる要求を完成させられるということができる。この角度から見ると、ミグー29Kは傑出した第3世代艦載機と称するに堪える。だがもし西側の現役第3世代および第3世代半艦載多用途戦闘機と比べるならば、ミグー29Kの後発の優勢はたちまちすっかり消えてなくなってしまい、単に某いくつかの方面で対抗できるだけである。しかもこの角度から見ると、ミグー29Kはまた非常に高価で、かつ決して実益のない飛行機である。

このため、我々にとってインドがミグー29Kを発展させる道は警告ととらえるに値する。インド海軍はミグー29K問題の上で非常に実務的かつ短期間内の実利に重点を置いている。ゆえに我々が得る結論とは武器システムの研究開発は過度に国際的な新思想に左右されてはならず、たとえ比較的立ち後れたプラットフォームと技術であっても、もし正しい策と発展思想の下で、さらに適した体系をもって補えば、正常な国の安全保障業務の需要に完全に符合し得るのだ、というものである。インド海軍のミグー29Kに対する満足は、まさしくこの思想の体現である。ミグー29Kに対する非難の非常に多くは決して理知的なものではない。だがインドの国防が過度に西側の武器がもたらす潮流を追求するのも、同様に賢い決策ではない。(作者の署名:小浪)


 どうも意味不明の部分、理屈がおかしいのではという部分が多く、最後も何が言いたいのやらいまいち不明確ですが、こんな風にしか読めなかったということでよろしく。まあ殲ー15とミグー29Kにそれぞれ長所短所があるのは間違いないでしょうが、空母自体のサイズもかなり異なり、小型の機による搭載機数の増加でも補いきれない局面があり得るのもまた確かだと思われます。

























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