尖閣問題はどうやって終わるのか?

 可能性をパーセンテージで評価した予測です。

http://military.china.com/zh_cn/jqsj/002/


中日の釣魚島をめぐる争いを展望

島をめぐる争いはどんな種類の方式をもって終わるのか

初めに

中日両国の釣魚島をめぐる主権争奪はすでにカギとなる重要段階に至っている。日本の首相安倍晋三はすでに談判で解決する意向を表明しているが、双方のこの海域における対峙には依然静まる兆しはない。また最近日本は600人からなる「釣魚島専属部隊」を成立させた。対抗の持続的エスカレートにつれ、釣魚島はすでに止まろうにも止まり難い「騎虎の勢い」を見せている。では、釣魚島問題は予見できる将来においてどんな方向に向かうのか? 本期「軍情視界」は釣魚島問題のいくつかの解決方式に対する初歩的な検討を試みる。

中日、和平の中を徘徊

争いを平和的に解決する(5%未満)

習近平総書記は最近主権問題で妥協することはないと明確に表明した。一方日本の新首相安倍晋三はとっくに多くの場合において、釣魚島問題では「強硬に対応」すると態度表明している。中日双方ともに民族主義的感情が高揚する問題に直面している。日本の一部の政治家とメディアは「中国の脅威」を誇大宣伝し、国際世論をミスディレクションし、「対中国包囲網」を煽っている。日本サイドの挙動は本来すでに緊張している中日関係に新たな影を落としている。

阿部政権就任以後、かつて1度中国サイドに向け善意を見せたことがある。だが最近ではまた釣魚島「世界遺産登録申請」など一連のネガティブな動作をなし、その前に見せた善意を大きく減じている。実際には日本サイドから能動的に新たな争いが挑発して引き起こされて始まっており、双方は予見できる将来に暗黙の約束を再度構築し、再び「争いの棚上げ」の状態に戻ることは非常に難しい。一方中国も以前実行していた「能ある鷹は爪を隠す」の政策とはやや異なり、より強硬な態度と行動で日本の想像を裏切り、日本を朝野をあげて驚愕させた。(頑住吉注:「争いを平和的に解決する」の説明に全然なってないんですが、まあその可能性が5%未満と非常に小さいことの説明ということなんでしょうね)

双方対峙を継続する(45%)

その前の黄岩島をめぐる争いと比べ、釣魚島をめぐる争いは双方が国力の上でより近い。双方いずれも長期にわたり対峙する実力を備えている。このため双方の対峙期が解決期にまで発展するのは非常に長い過程になる可能性が高い。現在見たところでは双方いずれにも戦争にする意志はない。このため、戦略的に意外な出来事が発生しないという前提の下に、釣魚島の対峙の局面は年をもって数える長さになる可能性が高い。このことは2つのアジアトップに立つ巨人にとって、一種の「棚上げ」の方法とも評価される。

現在中国の東海巡航は常態化し、さらに最近中国海監船は釣魚島に近距離まで接近している。日本も同様に船舶と飛行機を派遣して中国の法執行力量に対し追跡監視を行っているが、双方いずれも突出し過ぎた動作はない。ある評論は、釣魚島情勢の行き先をより決定づけるのは日本であり、もし安倍が中日関係の膠着した局面を打開することを希望するなら、両国関係の大局から出発して実際の行動をなし、釣魚島問題のエスカレートを防止する事が必須である、と指摘する。

衝突がエスカレートを続ける

中日の飛行機、法執行船が接近し「肉弾戦」を行う(20%)

釣魚島をめぐる事態の過去何ヶ月か内の変化を観察すると、中国の決意と意志に対し日本サイドが深刻な認識不足であることに気付き、釣魚島が日本に実効支配されている局面はすでに去って戻ってはこない。それだけでなく、中国はさらに海上法執行力量を不断に拡大中であり、トン数がより大きい、より先進的な海監船舶が続々就役することになり、退役した海軍艦艇も一部海監部門に引き渡され継続使用されている。こうなれば、海上に「肉弾戦」などの突発事件が起きても、中国が劣勢に立たされることは決してない。日本の軍用機が中国の法執行機にスクランブルをかけるために頻繁に出動したことが、最終的に中国の軍用機出動という対応を引き起こしたことが見て取れる。今に至るも日本は依然中国に対し誤判断している。日本サイドがより重大な挑発を起こすことも決して意外に過ぎることとは評価されない。現在の段階は中日の軍用機が揃って釣魚島に出現するまで一歩の距離しかないとも言える。法執行船に放水砲があり、日本も台湾地区の船に対応するのに常用しているからなおさらである。もし情勢が再びエスカレートすれば、軍用機、法執行船が互いに駆逐を行い、阻止や甚だしきに至っては衝突も当たり前になる。当然、肉弾戦がひとたび発生すれば、たぶんそれは終わりではない(頑住吉注:この問題を最終的に終わらせることはない、ということです)。対峙に戻るか、あるいはさらに一歩エスカレートする可能性がより大きい。

中日軍用機が短時間交戦する(15%)

日本の防衛省は最近、1月30日に中国の「江衛II」級護衛艦が釣魚島の中日紛糾海域に進入し、日本の駆逐艦と遭遇した、とした。両艦の距離が3kmの時、中国の護衛艦はその100mm艦砲とC-802対艦ミサイルの火力コントロールレーダーを使用して日本の軍艦をロックオンした。日本の駆逐艦は直ちに戦闘状態に入り、かつその艦載武器を利用して中国の軍艦を照準した。これは今までの中日双方の釣魚島をめぐる最も危険な対峙である。

中日の飛行機が釣魚島で意外な事態を発生させるリスクは客観的なものである。機械の故障、衝突などの突発状況は全て導火線になり得る。日本サイドが「国際的慣例」で「曳光弾発射」も決して排除しないとしているからなおさらである。いわゆる意外とは予想外ということである。現在では意外事の発生可能性は日本サイドの各種の挑発行為と共に不断に上昇している、と判断できるだけである。だが肉弾戦同様、短期間交戦も釣魚島の情勢を収拾させることは非常に難しい。

中日戦争勃発

海、空軍が参与する局地戦争(10%)

接近しての肉弾戦や短時間交戦はいずれも、より程度が大きな衝突の勃発を促す可能性が相当にあることは疑いない。「意外」とは異なり、ひとたび片方、甚だしきに至っては双方が心を決めたら、衝突の目的性は明確になる。しかも局地戦争は釣魚島をめぐる争いに真の意味で決着をつけ得る方式でもある。何故なら争いの棚上げ、対峙、肉弾戦、短時間交戦はいずれも双方の力量の比を徹底して見せるには不足の、全く間に合わせの策だからである。時間は中国にとって有利であり、これは見る目のある人には皆見える事情である。歴史上、日本は相次いで日清戦争と中国侵略戦争の2回、中国の勃興を断ち切った。同様に日本の第二次大戦前の歴史は不断に引用される「成功した経験」の歴史でもある。日本国内には間違いなく現在の部分的な技術の優勢を利用して釣魚島問題を解決しようとする傾向がある。中国空母撃沈の仮想はまさにその中の具体的体現である。

全面戦争(5%)

中日はいずれも相当に戦争のポテンシャルを持った国である。局地戦争は必ずしも一方の完全な失敗を認めさせることはできない。このため、局地戦争が全面戦争に発展することもあり得るし、可能性が高いとさえ言える。相対的に言って、中国の戦争の意志はより断固としている。中国には非常に大きな戦争のポテンシャルと戦略的縦深があり、全力で釣魚島の主権を防衛する決意もある。逆に日本は、ひとたび局地戦争の中で「技術的優勢」が体現され得なければ、全面戦争における劣勢はよりはっきりする。中国の第二砲兵部隊は日本の各戦略目標に対する有効な打撃を実現でき、この種の非対称の優勢は何セットかの「パトリオット」あるいは何隻かの「こんごう」級駆逐艦ですぐ克服できるものでは絶対にない。

大量破壊兵器の使用(1%未満)

中国は理知的で責任ある大国である。我々には通常戦争で自身の正義の戦争の目的を達成する自信もある。この自信は中国に、先に核兵器を使用しないことを承諾させ得る。日本はどうか? 核兵器だろうと生物化学兵器だろうと、日本にとっていずれもあまり多くの技術的障害はない。歴史上何度も博打を打ってきた日本が、再度目を血走らせた博徒の役割を演じることはあるのかないのか? 神風特攻作戦、捷号作戦計画、天一号作戦を回想しよう。これらはいずれも軍国主義が敗勢を転換させるために行った生きるか死ぬかの博打だった。中国はこの可能性を警戒する必要がある。可能性は小さいが、結果は極めて深刻である。当然、充分な核反撃力を持つ中国がこのために恐れ、萎縮して後退することはない。

終わりに

今後平和だろうと戦争だろうと、中日両国は釣魚島で非常に難しく、甚だしきに至っては生きるか死ぬかの大博打を打つよう運命付けられている。現在双方は相対的に抑制的な対峙を行っているだけだが、戦争にまでエスカレートする可能性は客観的に存在しており、まさに人民日報の言うように、戦争に備えよ! である。


 何かずいぶん誤解がある感じですがそれはさておき、やはり国際司法裁判所で合法的に決着するという選択肢は全くないんですね。ちなみに読者投票の結果はここにあります。

http://survey.club.china.com/module/survey/resultcn.html?y=2013&m=02&d=21&id=3353

 投票が進むにつれ変動するでしょうが、これを書いている時点では

局地戦争 44.11%

長期にわたる対峙 22.88%

全面戦争 15.98%

核戦争 7.85%

短期間交戦 4.95%

平和的談判 4.26%


 となっています。日本でもネットでは過激な結果が出がちですが、いくらなんでも全面戦争のパーセンテージがこんなに高くなることは到底考えられませんし、核戦争を望む人がこんなにいるというのには呆れるしかありません。













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