中国の空軍力は世界第2位?

 単に数による比較ですが。

http://military.china.com/important/11132797/20140111/18279819.html


2013年、中国実戦機の総数が初めてロシアを超越 世界第2位に

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国は現在すでに東アジア地域で最も強大な空中戦力を持っている」 時々話題になる機体と空気取り入れ口をつなぐ「棒」が見えますね)

2014年1月、世界の著名な航空専門誌「ワールドエアフォース」は2013年〜2014年の世界空中戦力発展レポートを発表した。レポートの中では全世界の軍用航空機の発展と空中作戦戦力のどこが消えどこが伸びたかに関し分析が行われている。

全世界の経済状況が依然不明朗なため、各国の財政支出の緊縮が軍備建設上への投資がもっぱら下降中であるという結果をもたらしている。だが今回のレポートの中では初めて中国が全世界の軍備緊縮の状況下で依然空中戦力の発展速度が最も速い国として挙げられもした。中国の第3世代戦闘機と特殊軍用機の増加速度と増加量は世界最大と言うに堪える。

レポートの中では、アメリカが依然世界一の空中作戦戦力を持つことがはっきり示されており、その作戦機の総数は全世界の総数の19%を占め、特殊作戦機は第2位から第10位までの和に相当する。技術でも、質でも、訓練の素養でも、また数という角度からも、アメリカは空中において依然揺るぎない。中国は誇り得る発展速度を持つが、米軍と同等のレベルに到達するには、恐らくまだ20〜30年の非常に長い累積期を必要とする。

2013年、アメリカが持つ作戦機(戦闘機、攻撃機、爆撃機、戦闘爆撃機)の総数は2,740機で、全世界の総数の約19%を占めた。ランク第2位の中国は1,453機、ランク第3位のロシアは総数1,438機で、両者はいずれも約10%を占める。ランク第4位から10位はそれぞれインド、北朝鮮、エジプト、韓国、パキスタン、日本、台湾である。このうちアジア太平洋地域の国と地域は7つ、アジア州の国が7つで、このことはアジア太平洋地域とアジア州が現在空中作戦戦力が最も集中した地域であることを説明している(頑住吉注:「アジア太平洋地域」の国と地域はアメリカ、中国、ロシア、北朝鮮、韓国、日本、台湾、「アジア州」だと中国、インド、北朝鮮、韓国、パキスタン、日本、台湾ですかね)。

全体的に言って、中国の作戦機の総数はアメリカの半分でしかなく、近代化の程度はアメリカの40%前後、全体的作戦機能、能力はアメリカの14%前後でしかない。中国の軍用作戦機の総数はおよそ日本と台湾の5倍に相当し、総合作戦能力は大幅に先んじている。

2013年、世界の戦闘機の数ランキング第1位はアメリカ製Fー16戦闘機であり、全世界の保有数は空前の2,281機に達し(頑住吉注:もちろん第二次大戦時のメジャーな機に比べたら問題にならないくらい少ないわけですが)、全世界の保有数の15%を占め、世界の7機の戦闘機のうち1機がF-16なのである。第2位と第3位はそれぞれアメリカ製F-18とFー15で、それぞれ1,008機と865機である。現在アメリカ製とアメリカのライセンスによる生産の戦闘機は依然世界の戦闘機の主力の地位を占め、世界ベスト3がいずれもアメリカ製戦闘機であるのはまさにその典型的な例である。

10大戦闘機ランキングの中で唯一ランク入りした中国戦闘機は殲ー7系列で、総数は460機である。ランキングの中では、第8位のF-5戦闘機を除き、その他の戦闘機はいずれもソ連・ロシア系列の戦闘機と攻撃機、あるいはソ連・ロシア戦闘機の派生型で(頑住吉注:ベスト3を除いて、ということですかね)、それらは全世界の総数の26%を占めるが、アメリカ製戦闘機の31%よりは低い。

2013年、世界軍用輸送機の数のランキングでの第1位はアメリカ製C-130系列輸送機であり、その数は900機で、全世界の同類飛行機の1/5を占める。ランク10位は中国が製造する運ー8系列の飛行機で、総数は101機とCー130の1/9で、全世界の総数の2%を占めるに過ぎない。世界軍用輸送機の総数のベスト3は依然アメリカ製で、それらはC-130、King Air、C-17である。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは1ページ目と同じです。)

2013年、世界の空中給油機の保有数ランキング第1位はアメリカで、総数は595機、全世界の78%を占め、ロシアとサウジアラビアが第2位と第3位である。ランキング第4位から第10位はそれぞれフランス、イスラエル、イギリス、シンガポール、インド、トルコ、スペインである。中国はランク入りしていない。

2013年、世界の軍用ヘリ保有数ランキング第1位はアメリカ製ブラックホーク系列ヘリで、総数は3,325機に達し、全世界の18%を占める。ロシアのミルー8系列とアメリカ製のUH-1系列がそれぞれ第2位、第3位で、ランキング第4位のAH-64は世界で保有数最多の武装ヘリであり、総数は1,008機に達する。ランキング中7種のヘリがアメリカ製あるいはアメリカによるライセンス生産で、2種がロシア製、1種がフランスが研究開発したものである。ランキング内に中国製品はない。

2013年、世界最多の特殊作戦機(早期警戒機、電子戦機、情報収集機、特殊作戦機、心理戦機、対潜機)を持つ国は依然アメリカで、その総数は871機に達し、全世界の46%を占める。日本、ロシア、中国はそれぞれ第2位から第4位で、このうち日本は154機の特殊機を持ち、一方中国は51機で、日本の1/3でしかない。これは主に日本が世界第2位の対潜機隊を持つことが原因である。

2013年、イギリスの「ワールドエアフォース」誌の統計によれば、中国空軍は200機の殲ー10戦闘機と272機の殲ー11およびスホーイー27系列戦闘機を持ち、第3世代機の総数は472機である。また、さらに72機の殲轟ー7A戦闘爆撃機、388機の殲ー7、96機の殲ー8、160機の轟ー6、115機の強-5機を持つ。この他、中国空軍はさらに11機の空警ー2000および空警ー200早期警戒機、および19機の電子戦機を持つ。練習機はおよそ209機で、やや増加している。

2013年、イギリスの「ワールドエアフォース」誌の統計によれば、中国陸軍は222機のミルー8系列ヘリ、200機の直ー9ヘリを持ち、この他武装ヘリでは74機の直ー10と48機の直ー19を装備し、総数は122機である。訓練ヘリは93機のEC-120と44機の直ー11で、総数は137機である。この他さらに20機のS-70ブラックホークヘリ、20機の運ー7、運ー8輸送機を装備し、中国陸軍航空隊が現在持つヘリはおよそ501機である(頑住吉注:運ー7、運ー8はターボプロップ輸送機で、直ー7、直ー8の誤りでしょう)。

2013年、イギリスの「ワールドエアフォース」誌の統計によれば、中国海軍航空隊は6機の殲ー10、23機のスホーイー30、35機の殲轟ー7、48機の殲ー8、30機の殲ー7、14機の轟ー6、30機の強-5を持っていた。全体的に言って、これらの飛行機の見積もり値は実際のデータより低い可能性があるが、データの中からは中国海軍航空隊の強化が早急に待たれることが見て取れる。

2013年、ラテンアメリカと北米の作戦機は2%および3%増加した。一方ヨーロッパの作戦機の総数は減少中である、2013年、アジア太平洋地域の作戦機は5%増加し、一方中東地域は7%減少し、旧ソ連構成国とロシアは1%増加した。

(頑住吉注:3ページ目は1ページ目と同じ。4ページ目)早期警戒機は過去において中国空軍の弱点だった

(頑住吉注:5ページ目)今日の中国空軍の早期警戒能力はすでに昔の比ではない


 アジアは世界の中でも実戦機の数が最も増加している地域なわけで、これは当然中国が急速に軍備を増強し、またこれに他の国と地域も対応しているからです。中国は弱点だった早期警戒機、対潜機も新型を登場させており、今後は急速に数が増えるでしょう。













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