ロシアの軍事競技関連2題

 まもなく開始です。

http://military.china.com/news/568/20160729/23178271.html


ロシアメディア:中国、改良型殲轟ー7Aを派遣してロシアに赴かせる 殲ー10Aのレーダーに換装

【グローバル軍事7月29日の報道】 ロシアが主宰する「2016年国際軍事競技」の期日が近づくにつれ、ロシアメディアの「戦車両項目」、「航空ダーツ」などの重点種目に参加する中国の装備に対する報道もどんどん深入りしたものになっている。ロシアメディアは28日、中国のロシアに赴き競技に参加する装備の具体的機種およびこうした機種が競技に照準を合わせどういった具体的な改良を行ったかを明らかにした。

ロシアの「情報報」28日の報道は、ロシア・中国両国は「2016年国際軍事競技」初日の7月30日に行われる「戦車両項目」競技の中でそれぞれ改造を経たT-72B3および96A戦車を登場させる、とした。ロシア武装力量作戦訓練局局長のブワリツェフは、競技のルールは決して戦車の機種、重量、エンジン出力およびその他の性能を制限していない、とする(頑住吉注:この前の記事では99Aの参加が拒絶されたとされてましたが)。彼は、「中国の96A戦車は変多くの改良を行っている。このためロシアは性能が比較的良いT-72B3メインバトルタンクを選抜して競技に参加させる。」とする。ロシアの「国家の武器庫」誌編集長のムラホフスキーは、中国が今回競技に参加させる96A戦車は一連の改良を経ている、とする。すなわち、加工を経たキャタピラ、新たな空気浄化システムと空調である。しかし、最も重大な改造はエンジンが非常に大きな程度完備されたことである。

ロシアのタス通信社27日の報道によれば、中国の殲轟ー7A戦闘爆撃機はリャザン州に到着して「航空ダーツ」国際飛行技能競技に参加する。ロシアの軍事ウォッチャーであるリトフキンは、中国の殲轟ー7戦闘機はすでに第2回の競技参加で、今回ロシアに赴いて競技に参加するのは改良版の殲轟ー7Aである、とする。公開されている情報は、この機が殲ー10Aの機載レーダー、照準ナビゲーション吊り下げポッド、ロシア製AKR-8無線電子偵察吊り下げポッドを配備していることをはっきり示している。新たな航空電子システムは機載武器の種類を拡大した。リトフキンは、殲轟ー7は用途と武器の上でロシアのスホーイー24前線戦術爆撃機と比較できる、と考える。スホーイー24には8つの弾薬吊り下げポイントがあり、殲轟ー7は11で、後者の弾薬搭載量はより大きい。


 他の記事では今回参加する中国の戦車は96Bだとされてますね。

http://military.china.com/important/11132797/20160729/23175554.html


96B戦車の性能が明るみに:設備を大規模に交換し国産新型エンジンを配備

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国の96B戦車、2016年ロシア国際軍事競技に参加」 なおこの記事のキャプションは全てこれと同じです。)

原題:我々は永遠に第1位を争う 中国の96B戦車が2016年ロシア国際軍事競技に参加する前に記す

この前中国が派遣した競技に参加する戦車の出征前の画像がインターネット上でひとたび公開を経るや、すぐに広大な読者の普遍的関心と熱い議論を引き起こし、次々にこの外表面がより美しさを加えた96B戦車の性能は一体どうなのかを推測した。ある読者はさらに電話をかけてきて、大胆に「中国の新型96戦車は必ずやT-72戦車に戦勝し、今回の競技の優勝を勝ち取る」、と予測した。

競技には多くの偶然の要素があり、結果は予測し難いが、我々が読者に与える回答は、「我々の心中で、中国は永遠に第一位を争う」である。

中国が2014年にロシア国際軍事競技に参加して以来、今年はすでに第3回目のこの競技への参加で、このうち戦車両項目競技が関心を集める熱の度合いはずっと減ることがない。2014年に中国はこの競技で第3位を奪い、2015年に中国はまたこの種目で第2位を勝ち取り、今年第1位を勝ち取れるか否かが広大な読者の強烈な期待である。

第1位を勝ち取ろうとするには、まず自らに実力があってこそできる。このためある外国の専門家は中国の競技に参加する96戦車を見た後、この新たな改良型戦車を指摘し、かつ専業的な角度をもってこの戦車の性能を分析し、かつ「中国の96最終系列戦車はロシアの戦車に比べ、一定の優勢がある。」との結論を得た。今我々はこの戦車に一体どんな優勢があるのか見てみよう。

この戦車の対外的に公開されている機種名は96Bで、競技が競技参加戦車は部隊装備されていることを必要とすると規定しているというこの点を根拠に推測すると、これは部隊のこの戦車に対する呼称に違いない。

我々は中国が前の2回の競技にそれぞれ派遣した戦車が96Aと96A1だったことを知っている。示された主要な問題は、中国戦車はロシアのT-72B3Mと競技した時、初動が遅く、また旋回する時相手によって後ろから追い抜かれることだった。

この種の状況が発生するのは、この戦車のエンジンの2つの性能指標と密接に関係している。専業的な術語で表現すると、エンジンの低速トルク特性およびエンジン出力と関係がある。低速トルクが大きくなるほど、戦車の加速性能は良くなり、戦車がゼロから要求された速度に達するまでに用いる時間が短くなる。一方エンジン出力が大きくなるほど、その最大速度が高くなり、このことは旋回する競技の中で極めて重要である。

(頑住吉注:これより2ページ目)

我々は、競技に勝つため、中国は競技参加選手の技能訓練を強化するのと同時に、必ずや96B戦車の動力に対し全面グレードアップを行うと予測する。我々が照準する目標は他ならぬT-72B3Mが採用する1,130馬力エンジンである。

中国の96戦車が採用するエンジンのルーツはソ連のV2 54エンジンである。このエンジンは中国に入った後、コピー生産と改良の段階を経て、最終的に現在のこの動力に発展した。対外的には12V150ZLエンジンと称する。このエンジンはこんなにも長年の発展を経て、性能向上の余地はすでに利用し尽くされている。

96B戦車の動力をさらに一歩向上させたければ、中国が研究開発した150HB新型エンジンの採用が必須で、現在このエンジンにはすでに系列化された発展型があり、最大出力は1,500馬力に達し得、12気筒設計を採用する。96Bの使用に適する、出力と体積がやや小さい8気筒エンジンもすでに研究開発に成功し、この8気筒エンジンはかつて輸出された155mm自走カノン榴弾砲改良プロジェクトの中で車両に搭載しての試験が行われたことがあり、その性能は成熟し信頼できる。

96Bが使用するエンジンはこれに似たものに違いなく、エンジンは戦車の動力後ろ置きの需要に適合するため外殻設備に対しいささかの改造を行ったことを除き、その本体には変化はないはずである。

エンジン出力増大後、それとセットになるシステムの強度は増強することが必須で、例えば伝動システムである。国内の96B戦車に適合する伝動システムは、現在研究開発中の軽戦車が使用する総合液力自動変速ボックスしかなく、この伝動システムの性能はすでに検証を得ており、96B戦車の強度に対する要求を満足させることができ、これは96Bのまたとない選択のはずである。

(頑住吉注:これより3ページ目)

また、戦車の走行部分も強化され、例えばトルク軸の強度が強化される。新型伝動システムを採用したので、96Bの操縦方式には質的飛躍が起き、本来のレバーによる操作から現在のハンドルによる操作に変わり、操作はより簡単便利さを加え、我々の兵士は自動車を運転するように戦車を操縦することができ、このことは兵士の競技参加により適してもいる。96B戦車のもう1つの重要な改良は火力コントロールシステムで、前の2回の競技によってすでに証明されているが、我々の戦車の火力コントロールの全体的パフォーマンスはロシアのT-72B3Mより優れているだろう。射撃という項目の競技の中で好成績を取得している。だがこのことで決して火力コントロールシステムに瑕疵が存在しないとは言えない。96Bの火力コントロールシステムにはより先進的なバス設計が採用されており、火力コントロールコンピュータの目標計算速度と能力はより強く、戦車はより良い移動および静止射撃能力を持つ。このことは我々の射撃競技の中での優勢をより顕著にすると信じる。

強い弓はすでに引き絞られ、矢は弦の上にあり、空を飛ぶ雁を射落とせるか否か、今朝を見よ。

オリンピックの歌のように、「TO BE NUMBER ONE」というやつで、我々は永遠に第1位を争い、我々は永遠に最強者である。競技場はまるで戦場であり、気骨ある軍人が、相手を打ち負かし、第1位を獲得する、これは永遠の心中の目標である。

「中国は強者である必要があり、永遠に人の後ろに甘んじることはない」これは我々広大な兵工人の心中の強烈な願望である。

事前に祝す:今年の競技で、中国軍人は相手に戦勝し、好成績を取得できる。


 まあ3位、2位とくれば次に1位を期待するのは当然でしょうし中国の代表は過去確かに高い技倆と車両の性能を見せましたが、ドーピング問題にも見られるようにロシアはこうした場を国威発揚に利用し、アンフェアな手段を使ってでも勝ちに来る傾向があるので結果どうなりますかね。



















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