韓国、スナイパー養成に力を入れる

 北朝鮮に対応する、とされてますが言うまでもなく韓国と衝突を起こす可能性がある国は北朝鮮だけではありません。

http://military.china.com/news2/569/20141201/19029828.html


韓国メディア、韓国は数万名の狙撃手を養成しつつある、とする 北朝鮮の核大戦に対応

韓国の「中央日報」29日掲載の文は韓国特殊部隊の狙撃手に対する訓練などの秘密の内幕を紹介した。韓国軍関係者や報道の言によれば、韓国軍は数万名の歩兵および予備軍部隊の狙撃手を養成しつつあり、しかも「北朝鮮の核に対応する戦いの中で、狙撃手は核心的作用を果たすことになる。」

報道によれば、2003年から勃発したイラク戦争の時、米軍にの狙撃に関する記録を作ったシールズ突撃隊狙撃手クリス カイル(1974〜2013)は「アメリカの狙撃手」という本も出版して戦争の中の隠された瞬間を記述した。その中では現在市街戦の中で海軍狙撃手が陸軍および空軍部隊の指揮を担当していることが紹介され、かつ最新の軍の作戦の動向が紹介されている。このためこの本は韓国海軍特殊部隊必読書に選ばれている。

アメリカ海軍のシールズ突撃隊は狙撃手を先頭に立たせ、イラクの市中心の建築物を逐一攻略した。狙撃手は建築物の屋根に這い上り、陸軍に進攻方向を告知し、同時に敵軍を探知した。防ぎ止められない敵軍に直面した時は、ヘリや戦闘機を呼んで、正確な攻撃地点を告知した。

最近、韓国国防安全保障フォーラムの研究委員梁旭(音訳)は「アメリカの狙撃手」をハングルの文章に翻訳して韓国に導入し、かつ「敵軍と我が軍(韓国軍)の位置を全面的に俯瞰し、戦闘の動向を理解する狙撃手は現代の戦争の中で徐々により大きな作用を発揮しており」、「北朝鮮の核に対応する戦いの中でも、狙撃手は核心的作用を果たすことになる。」と語った。韓国軍当局の理解によれば、北朝鮮も最近海外から数千挺の1kmの射程内で射撃が行える狙撃銃を購入し、かつ狙撃戦術を向上させている。

報道によれば、韓国軍は国産狙撃銃を製造し、かつ数万名の歩兵と予備軍部隊の狙撃手を養成し、狙撃手強化対策制定を加速することを計画している。韓国陸軍特戦司令部は先月2名の狙撃手を初めて派遣してアメリカ陸軍が主宰する世界狙撃手大会に参加させた。特に去年韓国企業が開発した狙撃銃K-14が800mの射程の射撃評価をパスするのと共に、今年から韓国特殊部隊での全面的普及が計画されている。S&TMOTIVE研究院の宋炳照(音訳)は、「国外の狙撃銃に比べ、韓国の狙撃銃は半分前後の価格で同等の性能を持つことで知られ、国外の軍隊もやって来て購入する」と語る。

韓国特殊部隊は海軍特殊作戦旅団(UDT/SEAL)、陸軍特戦司令部などの狙撃手の隊伍を養成しつつあり、かつ強化訓練を行っている。韓国の慶南昌原のUDT/SEAL射撃場では狙撃手養成のための狙撃訓練が非常に盛んに行われつつある。この訓練部隊はかつて2011年にアデン湾黎明作戦に参加し、ヘリの中から正確に海賊を狙撃した。当日は30名余りの狙撃手が訓練過程に参加した。訓練の中で使用された銃には、人を殺傷するもの、およびエンジンを破壊することができる対戦闘車両用など4〜5挺の銃器があった。主にドイツ、アメリカが製造した1挺の狙撃銃は、1台の中型車の価格と同等である。

韓国の教官は説明し、「狙撃射撃は2人1組で、狙撃手の傍らで距離、風向および周囲の環境を視察する観測手も非常に重要である。」と語る。特に射程1,000mを超える目標に1発で命中させる必要がある実際の状況下では、狙撃手の負担はより大きくなる。最近では弾丸の音を根拠に狙撃手の位置を推測し、1分間以内に砲撃を行う技術も登場している。

報道によれば、「敵営」に何日か隠れる必要があるため、狙撃手には射撃技術に対する要求があるだけでなく、さらに体力と精神的意志が要求される。教官は、「不確定な潜伏期間という状況下で隠密作戦を行う必要があるため、心理的圧迫感に打ち勝つ必要がある。」と語る。

2007年にアフガニスタンにおいて韓国の泉水教会のメンバーが誘拐された後、韓国京畿道広州陸軍特戦司令部は訓練場に中東の環境を再現し、狙撃訓練を展開した。2012年に退役した元陸軍特戦司令部要員は、「盛夏の8月、地上に匍匐し、偽装の下で3日持続する訓練を行った」、「大便は我慢する必要があり、小便はおむつに頼った。」

(頑住吉注:これより2ページ目)

しかも体力訓練も強調される。陸軍特戦司令部狙撃手教官李尚圭(音訳)軍曹は、「射撃術だけではなく、同時に視力が1.5以上の身体条件および敵営に快速浸透する体力を持つ必要がある。」、「集中力を高めるため、喫煙さえ制限される」、とする。2014年に退役したある特戦司令部要員は、「特殊部隊の中で狙撃手の任務は羨望の対象である、と語る。まさに競争が非常に激烈であるように、体力は基本条件である。たまに「どうして腹をこんなに突出させられるのだ? 本当に国家防衛の決意があるのか」と叱責される。

報道は、まさに米軍がイラク戦争やアフガニスタン戦争の中で見せたように、韓国の狙撃手も戦闘機に目標を告知し、砲撃を誘導する訓練を行う、とする。現在までに、韓国の狙撃手には国連軍戦闘機に向け目標の位置を告知する権限しかない。海軍特殊作戦連隊の連隊長呉高山(音訳)は、「今後狙撃手に戦闘機に武器を空中投下するよう命令する権限を賦与する。我々は模擬訓練が行えるプロジェクトの導入を計画している。」と語る。

狙撃手の戦略を向上させるため、狙撃手を海外の戦争に派遣するなど実際の参戦の機会を増加する必要がある、とアピールする声がある。ある韓国退役陸軍特殊部隊隊員は、「部隊の中に、実戦の射撃に参加したことがある者はなく」、「テロ組織に隊する作戦経験が豊富なアメリカに比べ、韓国軍の作戦能力は非常に立ち後れている。」と語る。韓国海軍特殊部隊教官は、「訓練を受ける過程の中で実際の状況が発生し、警報が鳴って緊急集合を行ったら、部隊の中に腕が振るいたくてうずうずするようなムードが出現する。」、「隊員たちは夢を見ていても、いつでも実戦に参加できることを願っている。」とする。


 韓国軍が実戦への参加経験がないと作戦能力が立ち後れるので参戦の機会を増加させる、とすると、その機会が実質的にない自衛隊との差が開いてしまうのではと不安になります。ちなみにスナイパーでどうやって核兵器に対抗するのかさっぱり分からんのですが。

http://slide.mil.news.sina.com.cn/slide_8_210_27393.html#p=1

 K-14の画像集です。今風のデザインですがオリジナリティーは感じられないすね。















戻るボタン