中国、ロシアの軍用機関連4題

 短い記事を4つまとめて紹介します。

http://news.china.com/domestic/945/20170430/30474000.html


梟竜複座戦闘練習機が外国の発注を獲得 ユーザーおよび需要を根拠に研究開発

国外ユーザーおよび兵器市場の需要を根拠に研究開発

本報成都4月29日電(記者 白天亮) 4月27日午前、梟竜複座練習戦闘機が初飛行に成功した。これは梟竜機の系列化された発展の重大なマイルストーンであり、梟竜機のラインナップを豊富にし、梟竜系列機の国際兵器市場での競争力を増強した。梟竜複座戦闘機は研究開発過程の中でもうすでに国外の発注を獲得している。この我が国輸出軍用機史上珍しい「発注付きの研究開発」方式は、中国航空工業の研究開発の実力に対する国外ユーザーの高い信頼を体現している。

梟竜複座戦闘機は中国航空工業集団が国外ユーザーおよび兵器市場の需要を根拠に、梟竜単座機を基礎に研究開発した同型の複座戦闘練習機で、突出した練習機能も持てば、また単座機と同等の作戦機能も持つ。この機は全長14.5m、全高4.6m、全幅9.5mで、超視距離空対空ミサイル、近距離空対空ミサイルを使用して空戦が行え、空対地ミサイル、空対艦ミサイル、正確制御誘導爆弾および通常爆弾を搭載して対地、対艦攻撃が行える。現在の国際軍用実戦機市場でコストパフォーマンスが最高の、超視距離空戦および正確対地打撃能力を持つ第3世代小型多用途複座戦闘練習機である。


 共同開発するパキスタンが買うのは当たり前かと思いますがここで言う国外ユーザーとはそれ以外の国を指すのかいまいちはっきりしません。

http://military.china.com/important/11132797/20170430/30473921_all.html#page_2


AG600大型水陸両用機が成功裏に初の滑走を完成

記者は中国航空工業集団社から、今日我が国が自主研究開発する大型消火、水上救援水陸両用機であるAG600が、珠海で初の地上滑走試験を完成させたことを知った。今回の成功の意義は重大で、続いてAG600はさらに続々と多項目の滑走試験を完成させ、その後初飛行を選択することになる。

今日AG600初飛行のクルーは滑走任務書通りに滑走を行い、かつ180度の方向転換を実現した。今回の滑走試験は飛行機が直線滑走能力、修正能力、ブレーキシステムの機能、前輪による方向転換機能を保持することを証明した。機クルーの報告は、飛行機の動力は強力、方向転換は敏捷、ブレーキは俊敏、滑走状態は良好、各システムの作動は正常、というものだった。今回の成功は続く滑走試験および初飛行作業のためにも堅実な基礎を打ち立てた。現在、AG600機初飛行前の各項目の作業は堅実に発展しており、各項目の滑走試験完成後、初飛行を選択することになる。

わが国が自主的に研究開発するAG600は、現在世界最大の水陸両用機である。これはわが国の3つの大型機の中で最後にお目見えした機種で、そのもう2人のパートナーはそれぞれ大型ジェット軍用輸送機の運ー20、新世代支線旅客機のC919である。提示しておくに値するのは、AG600はわが国の航空工業領域の非常に特殊なメンバーだということである。我が国は広大で、森林に覆われた部分が比較的広く、領海も同様に広大で、森林火災や水上救援方面に切迫した需要がある。この種の水陸両用機は構造が複雑なため、現在全世界でも少数の国しか研究開発の能力を持っていない。

2016年末にAG600機が総組み立てされて以来、すでに続々と各システムの通電機能の検査、試験改装および調整試験、地上試験、全機共振試験などの作業が完成している。現在AG600機初飛行前の各項目の作業は着実に展開され、各項目の滑走試験完成後に初飛行を選択する。


 初飛行は陸上で行われるとみられており、これにはたぶん大きな問題はないでしょうが、問題は水上での、特に比較的波が荒い状態での発着になるでしょう。

http://military.china.com/news2/569/20170428/30470705.html


ロシア国防省、全てのツポレフ-160戦略爆撃機をグレードアップへ

新華社モスクワ4月27日電(記者 魯金博) ロシア国防省副大臣のボリゾフは27日リャザン飛行機製造工場を視察した時、あらゆるロシア空軍に就役するツポレフ-160戦略爆撃機にグレートアップ改造を行うことになる、とした。

ボリゾフは、機体に対する実際の研究検査測定を通じ、現役のツポレフ-160戦略爆撃機の使用寿命は新たなツポレフ-160M2戦略爆撃機の使用への投入を堅持するに足りると分かった、とする。また、ツポレフ-95戦略爆撃機の使用寿命もできる限り延長されることになる。説明によれば、こうした飛行機は非常に強い近代化グレードアップのポテンシャルを持ち、改造後はロシア軍による15年から20年の継続使用に供されることが有望である。

ボリゾフは新世代のPK-DA(遠距離航空兵未来航空総合体)戦略爆撃機の初飛行は2025年から2026年の間に実現されると予想する。新世代のPK-DA戦略爆撃機は現役のツポレフ-160およびツポレフ-95の将来における代替品と見なされている。

ツポレフ-160系列機はソ連時代に研究開発された戦略爆撃機で、核弾頭を積んだ巡航ミサイルが搭載でき、ツポレフ-95MS同様ロシアの空中戦略核打撃力量の重要な組成部分である。報道によれば、現在ロシア軍は約160機のツポレフ-160と50機のツポレフ-95機を装備している。


http://military.china.com/news2/569/20170428/30469134.html


ロシアメディア:ロシア、2028年の戦略爆撃機PAK-DA量産を計画

【グローバル軍事4月28日の報道】 ロシア衛星ネット4月27日の報道によれば、ロシア国防省副大臣のボリゾフは記者に向け、次世代戦略爆撃機PAK-DA(遠距離航空兵未来航空総合体)は2025年〜2026年の期間に初飛行し、かつ2028〜2029年の期間の量産開始を計画している、とした。

彼はリャザン飛行機製造工場を視察する時、「我々は2025年〜2026年の期間に初飛行を行い、かつ2028〜2029年の期間に量産を行う計画である。」とした。

ロシア空軍総司令のボンダレフは以前、戦略爆撃機であるPAK-DAは2023年にロシア軍への装備が開始される、としていた。だがその前に発表されたのは2020年の装備開始だった。この亜音速爆撃機は、直ちに3機種の遠距離機に取って代わることができ、すなわちツポレフ-160、ツポレフ-95MS、ツポレフ-22M3である。

非公式の情報によれば、戦略爆撃機PAK-DAは超音速武器を装備することができる。新たな爆撃機は非常に高い戦闘力を持ち、かつ近代化された防空兵器を突破する能力があるとされる。


 明らかに次世代爆撃機が装備される時期は遅れる傾向にあり、だからこそ現役の機のグレードアップが必要なんでしょうが、コストに見合うのかはちょっと疑問ですね。





















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