紅旗ー19は中国版「THAAD」?

 本当の実力は誰にも分からないでしょうが。

http://military.china.com/important/11132797/20170327/30363041_all.html


中国版「THAAD」の戦力の秘密を明かす ロシアと協力してミサイルに対する迎撃効率を高めることができる

最近あるメディアは分析し、中国版「THAAD」の呼び名がある紅旗-19防空システムがあるいは戦備当番しているかもしれないとし、対ミサイルシステムを再度関心が注がれるホットなポイントとさせた。

3月20日早朝5時1分、中国軍ネットは「中国空軍」のトップで「部隊全体移防、将兵は両地分居などの困難に直面してどうするか?」と題する文章を発表し、当日の「解放軍報」01版もこの文章を発表した。十何時間か後、その他のウェブサイトは分析し、紅旗-19対ミサイル迎撃ミサイル戦備当番の情報を明らかにした。

中国版「THAAD」の戦力の秘密を明かす

理屈から言えばこの軍改革を背景に下層将兵の生活を反映した文章には決してあまり多くの分析解読に値する部分はない。しかしそれでもある視察者は字や行間の中から手がかりを見いだした‥‥

「新たに建設された某ミサイル大隊の将兵は空軍の26個連隊以上の単位から来ており、構成は複雑で、思想は多元的で、大隊、中隊の指導者は普遍的に心を開き、個人の訴求と困難を了解し、あるものは目的性をもって教育管理をうまくつかみ、満足いく形で各項目の戦備当番任務を完成させている。」 新たに成立した「某ミサイル大隊」が一体紅旗-19を受領したのかそれともS-400かを一歩一歩分析していく。

(頑住吉注:長いですけどこの段落キャプションで、しかも別の筆者による本文への批判みたいです。)外国メディアの報道に照らせば、中国では多種の対ミサイル武器システムが研究開発中である。視察者も外国メディアの知るところを引用し、この新たに建設されたミサイル大隊が装備するのは紅旗-19だと考えているが、これ自体は厳密さを欠く判断ロジックである。何故紅旗-29あるいはその他の対ミサイルシステムではいけないのか? 画像は中国の紅旗-9対空ミサイルシステム。中国は自らの需要を満足させる対ミサイル力量体系を有し、「THAAD」の名を用いて自らを「持ち上げる」必要はない。

偶然というものはあるのだということをを知る必要がある。ちょうど何日か前、ロシアは「S-400をすでに中国に引き渡し」の報道を否認した。この新たに成立した「某ミサイル大隊」が受領したのは、紅旗-19対ミサイルシステムの可能性が高いことが見て取れる。

去年、中央テレビの報道の中に我が国初の陸上基地中段対ミサイル試験の中で迎撃弾が発射され空に登る画面が出現した。

2010年から今に至る何回かの試験から見て、我が国の現在の対ミサイルミサイルは主に紅旗-19である。だが、専門家は紅旗-19ミサイルの性能はアメリカの「THAAD」よりはるかに優れていると考える。2013年、2014年の迎撃試験の中で、それは成功裏に同年アメリカのスタンダード-3がUSA-193を迎撃した状況を再現し、200km以上の高度で、10000m/sの相対速度をもって接近する、来襲する大陸間弾道ミサイルを模擬した目標を迎撃した。また、紅旗-19ミサイルには「下海」の可能性もあり、もしそれを055型大型駆逐艦上に装備すれば、我が国はすぐ海上基地対ミサイル/対衛星能力を持つことができる。

中国の紅旗-19に関して言えば、関連の報道は基本的に皆国外メディア由来である。例えば2016年初めの「漢和安全保障業務評論」掲載の文章は、中国は初めて紅旗-19ミサイルを陸上基地中段対ミサイル迎撃試験に用いたことを事実確認し、このミサイルはかつて相次いで4回の発射を行っており、いずれも成功を取得した。紅旗-19の現段階での任務は主に射程3,500km前後の中距離ミサイルの迎撃だが、大陸間弾道ミサイルの迎撃が次の段階の目標に違いない。さらに一方アメリカの「グローバル安全保障業務」ウェブサイトが以前掲載した文章も、中国の対ミサイル迎撃ミサイルである紅旗-19はアメリカがなお研究開発中の「射程延長型THAAD」あるいはスタンダード-3ミサイルにより類似し、大気圏内外の目標に対し迎撃を実施する能力を持つ可能性がある、としていた。

(頑住吉注:この段落もキャプションです。)メディアの各種の報道の中で、紅旗-19は陸上基地中段対ミサイルシステムだったり、またTHAADのような末端高空対ミサイル迎撃システムだったりする。これは実のところ非常に混乱した描写で、現在この点を達成できるミサイル防衛システムは1つもない。画像は外国の軍の対ミサイルミサイル発射試験。

実は紅旗-19が正式配備されていようといまいと、いずれにしても我々がその性能に対し推測を行うのを妨げない。周知のように、中国で現役の紅旗-9などの防空システムは、主に飛行場、港、軍事指揮センターなどの目標の保護に用い、防御面積が比較的小さく、迎撃も低空で行われ、しかも迎撃がもたらすミサイルの破片は同様に地上の人員や資産に対し破壊をもたらすだろう。もし敵サイドが大量破壊兵器を使用したら(例えば核弾頭や化学弾頭)このような低層迎撃は無効である。この弱点を補うため、中国は明らかに末端段階を飛行する近距離、中距離、遠距離弾道ミサイルを迎撃できる防御システムを必要とする。

中国の新型ミサイル大隊に関する報道の中には、「新たに建設された某ミサイル大隊の将兵は空軍の26個連隊以上の単位から来ており」との記述が出現している。ある軍事専門家は、ワンセットの完備された対ミサイルシステムには少なくとも以下のいくつかの方面が包括される、とする。迎撃弾、発射車、フェイズドアレイレーダー、作戦管理/指揮、コントロール、通信、情報システムおよび専用支援団体など。戦略的意義を持つ新型防空対ミサイルシステムとして、26個連隊から中核的エリートを抽出して参加させ組織建設をするのは、明らかに情理にかなっている。

ロシアと連合しての対ミサイルが可能

現在の世界の範囲内で見て、中国、アメリカ、ロシアが世界で3つだけの大陸間弾道ミサイル迎撃領域である程度の功績がある国である。

ロシアメディア3月24日の報道によれば、ロシア外務省拡散防止・軍コントロール問題局局長のミハイル ウリヤノフは、アメリカが韓国に「THAAD」ミサイル防衛システムを配備する計画はすでに地域の緊張した情勢のエスカレートをもたらしている、とした。「中ロ両国にはアメリカのミサイル防衛計画の問題につき継続して国際的舞台で協調、協力する意志がある。」

ウリヤノフはさらに、ロシア大統領プーチンが2016年夏に北京を訪問した時、双方はグローバル戦略安定共同声明を通過させ、声明の中の非常に大きな部分はミサイル防衛システム問題に照準が合わされ、中ロ両国はいずれもこれに対し「公正な評価」を発表した、とした。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像は装填状態にあるロシア陸上基地戦略対ミサイルミサイル。」)

我が国の地理環境には制限があるため、我が軍には北極上空の軌道に対する監視コントロール能力が欠けており、このことは非常に大きく我々の迎撃反応時間を圧縮している。

もしロシアと協力できれば、ロシアがシベリアに設けたレーダーシステムによって直接目標情報を獲得し、そうなれば非常に大きく我が国の対ミサイルシステムの迎撃効率を向上させることができる。

中国の対ミサイルシステムは世界大戦をやって勝つために設計された「秘密兵器」ではなく、逆にまさにアメリカが対ミサイルシステムを配備することが、我々に迫られて実際に有効な対ミサイルシステムを配備することを必要とさせている。しかもまた中国が直面する実際の脅威の状況ゆえに、大陸間弾道ミサイル迎撃の能力を持つことが必須で、これこそが我が国が現在世界に先んじた地位の対ミサイル/対衛星武器システムを持つ地位にいられる結果をもたらした。アメリカは当時金があるがゆえに鼻息が荒く、すでに彼らは成熟度になお問題があるGMDシステムを広く配備し、したがって理論上大陸間弾道ミサイル迎撃能力を持つスーパー大国となった。この種の状況下で、一方において大陸間弾道ミサイルの防御突破技術の研究を強化し、もう一方では我々自らの対ミサイルシステムを一段と力を入れて研究開発、配備する。これが我が国必然の戦略の選択である。大国として、中国は自らが再度「核の脅し」あるいは「ミサイル防衛の脅し」の被害者となることを許さないだろう。


 で結局むしろ実力はそれ以上とする「中国版THAAD」を韓国以前に配備しているのに何故他国のTHAAD配備を批判することができるのかいまいち分かりませんが。



















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