ドイツ連邦国防軍現用コンバットナイフ KM2000

 ほんの小ネタですが検索していてちょっと目に止まったページの内容を紹介します。ドイツ連邦国防軍現用コンバットナイフ、KM2000に関するドイツ語版「Wikipedia」による解説ページです。なお、コンバットナイフはドイツ語で「Kampfmesser」と言い、名称のKMはこれの略です。つまり「西暦2000年型コンバットナイフ」というような意味ですね。なお「Kampf」はカンプピストルで使われているのと同じ「戦闘」などを意味する単語、「Messer」は別に手術用のメスだけでなくナイフ一般を指す単語です。

http://de.wikipedia.org/wiki/KM2000


KM2000

 KM2000はドイツ連邦国防軍のスタンダードコンバットナイフであり、特に陸軍によって使われている。製造はNATOのクオリティ指針に従ってEickhorn-Solingen Ltd.社によって引き受けられている。このナイフは2つのコンポーネントのみから作られている。長さ約172mmのTanto刃は440A(ドイツ工業規格1.4110)ステンレススチール製で、durchgehendeな背部の厚みは約5mmであり、後方の半分は部分的に波刃になっている(頑住吉注:「durchgehende」は「一貫して厚さ5mm」という意味か、背部がストレートであるという意味か不明です)。

 グリップは人間工学的な形状なので左利き、右利きの人によって使用され得る。このグリップはグラスファイバーで強化されたポリアミド(GFK)製で、前部には滑り止めミゾつきの親指支えを持ち、端部には組み込みのガラス割りを持つ。このナイフの重量は約320gで、全長は約305mmである。

 保持具は鞘と携帯要素という2つの部分からなり、このうち鞘はグリップと全く同様にGFK製である。この鞘はダイヤモンド粉末コーティングがなされた小さな研ぎ板を内部に持つ。いつでも実戦使用準備状態のナイフを保証するためである。また1本のスプリングがナイフの滑り落ちを防いでいる。携帯要素はナイフごとの鞘の戦闘ベストまたはベルトへの固定に役立ち、コーデュラ布地で作られている。鞘と携帯要素は1個のホックで互いに結合され、ナイフ込みで約550gである。

 保持具の付属したKM2000は自由に購入でき、価格は99.90ユーロからである。


 ドイツ国内では約100ユーロから、つまり15,000円くらいで買えるということです。日本国内に入ってきているかどうかは知りませんが、「KM2000 ドイツ ナイフ」等で検索してもそれらしい情報には行き当たりませんでした。G36C等の特殊部隊装備に合いそうなカッコいいナイフなのでちょっと欲しいところですが。

http://www.lbainternational.com/eickhorn/mk_km2000.htm

これはメーカーによる公式紹介ページですが、このメーカーは他にも面白いデザインのナイフを作っているので興味のある方は見てください。他に、

http://www.deutschesheer.de/portal/a/heer/kcxml/04_Sj9SPykssy0xPLMnMz0vM0Y_QjzKLd4838wsCSYGZ7ub6kTCxoJRUfV-P_NxUfW_9AP2C3IhyR0dFRQAV1zRM/delta/base64xml/L3dJdyEvd0ZNQUFzQUMvNElVRS82X0dfNk9W

http://www.survival-abenteuer.de/survivaltraining/survival_themen/messer.htm

こんなページもありました。後者はテストレポートで、面白い内容なら後で内容を紹介しようと思います。



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