「神雕」無人機の意義とは

 まだ実際のところはほとんど正体不明なんですが。

http://military.china.com/critical3/27/20150612/19833445.html


「神雕」対ステルス無人早期警戒機の対空母作戦の中での作用は大きい

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:最近試験飛行した中国の『神雕』無人機」)

「魔高一尺、道高一丈」(頑住吉注:困難を乗り越えるとそれ以上の困難がやってくる、といった意味らしいです)。我が国力、軍事力の急速な勃興につれ、中米のゲームの素晴らしい大劇が、いつも対抗と再対抗の闘争の中で不断に上演されている。

米軍がP8を利用してハイテンションで南海情勢を騒ぎ立てるカギとなる重要な時、ネット上に突然沈陽飛行機が研究開発中の「神雕」高空対ステルス無人機の画像と情報が明るみに出た。我天朝威懾示強(頑住吉注:言葉がどこで切れているのかさえ分かりませんが、ここではたぶんアメリカに対し力を示し威嚇する、でしょうか)の意味が非常に濃い!

「神雕」高空長航続時間対ステルス無人機の主な機能は戦略/戦役対ステルス早期警戒である。「神雕」の機体、主翼の主な材料は高強度カーボンファイバーで、巡航高度は20,000m以上、巡航時間は24時間、「高空、長航続時間、ステルスおよび対ステルス」の突出した特徴を持ち、初めて採用した「機体と一体化されたフェイズドアレイデシメートル/メートル波および合成開口早期警戒偵察レーダー技術」は唯一無二で、背負い式大型レーダーアンテナがなくなっているため、機載レーダーの体積、重量、目標としての反射面積がいずれも大幅に減少しており、空気抵抗と飛行コントロール設計の難度も低下し、対ステルス早期警戒レーダー技術は少なくとも米軍に1世代先んじている。20,000m以上の巡航高度は、米軍の現役艦載機の攻撃を有効に避け、脅威度の高い環境の中での巡航を確保することができる。米軍のB-2、F-22、F-35Aステルス実戦機を有効に探知計測でき、特に米軍のX-47Bステルス無人艦載機に有効に対抗できる。「神雕」の突然の出現は、我が対空母作戦体系にまた1つの利器を増やした! 国土防空作戦の中で、B-2、F-22、F-35A、X-47Bに対する遠距離早期警戒、リアルタイム位置決定は、我が殲ー10、11、15、16、20、31および地上/艦載HQ系列ミサイルの適時の迎撃、打撃を確保する。

我々がDF-21D対艦ミサイルを装備した後、マッハ10で真上から打撃する弾頭に直面し、有効な対抗手段を欠いているため、米軍は一度ひどくパニックに陥った。何故なら日本本土および沖縄の基地に配備するF-22、F-35Aは、戦時その飛行場が我がDF-15、16、21、25、長剣-10系列ミサイルや各種電磁パルス弾、対滑走路/機格納庫バンカー専用集束鑽地弾(頑住吉注:地面を貫通する弾)、空気燃料温圧弾などの弾頭の壊滅的打撃に遭い、高強度衝突の中での生存確率は高くなく、持続的で有効な攻撃を確保し難いからである。グアム島は遠すぎ、F-22やF-35Aは往復にいずれも空中給油を必要とし、保障体系は非常に脆弱なものに変わる。大型給油機はステルス性がなく、目標として大きすぎ、極めて攻撃に遭いやすい。F-22、F-35Aがもし飛来できても、帰れない可能性がある(太平洋に落ちて魚の餌になるわけには全くいかないではないか?!)。しかもグアム島も現在我がH-6Kが空中発射する長剣-10(1機あたり6発)の打撃範囲内にあり、我が航空師団が1時間以内にのべ60機、360発の飽和攻撃をすれば、グアム島の飛行場はもはや存在しなくなる! 米軍のB-2ステルス爆撃機が制空権のない状況下で、我が大陸の防空打撃区に強引に闖入するのは疑いなく飛んで火に入る夏の虫である! これにより、戦時米軍が頼れるのは全世界に機動配備される空母戦闘群だけだということが見て取れる。

現在の米軍艦載機は、F-18B/Cであろうと2017年に正式に艦に搭載され配備されると見られるF-35B/Cだろうと、給油なしの作戦半径は1,500km未満である。我がDF-21D、長剣-10の打撃距離はいずれも3,000kmで、もし我が大陸の300〜500kmの縦深内に配備したら、戦時米軍空母戦闘群は少なくとも我が海岸線から2,500km以上離れることを必要としてやっとかろうじて自身の安全を保障することができる。この距離はすでにF-18B/C/D、F-35Bの作戦半径を非常に大きく超えている。F-18B/C/Dはパートナー給油を使用して航続距離を2,300kmに延長することができるが、F-35Bはかろうじて1,800kmまでしか延長できず、依然我が海岸線に接近することはできず、増してや我が内陸地区への侵入は論外である。パートナー給油を使用すると、艦載機の出動率が50%近く急減し、空母の作戦効率が非常に大きく低下し、高強度の海空の対抗に対応できないからなおさらである。DF-21Dに直面し、米軍がずっと前から全世界に覇を唱えるのに頼ってきた空母戦闘群は元々あった威嚇作用を失うことになる。この***(頑住吉注:何故か伏字です)強盗はドアから入って押し込みをはたらく時突然手中の拳銃が不発になったのであり、そのパニックの心理は推して知るべしである。

(頑住吉注:これより2ページ目)

DF-21Dに対応するため、米軍は航続距離4,000km、給油を経ての航続距離が6,000kmに達し得るX-47B艦載ステルス無人機を登場させた。

米軍は次のように考えている。現在世界の現役の各種早期警戒機の対ステルス能力はいずれも不足で、高速低空のステルス小目標を遅れず発見するには不足である。X-47B無人機の機体は扁平で垂直尾翼がなく、ステルス性能がより良く、航続距離はより長く、また無人操縦であり、戦時に「ドアを蹴破る者」として我が防空体系を突破し、我が大陸の縦深に侵入する確率がより高い。もし撃墜されても、飛行員の損失はなく、心理的受け入れ度は有人操縦実戦機よりはるかに高い。このため米軍の現在の仮想は、艦載X-47B無人機を使用して我がDF-21Dに対抗し、戦時に我が大陸の縦深に深く入り、DF-21D、長剣-10対艦ミサイルの指揮コントロールシステムと発射搭載具に対し偵察調査、位置決定、奇襲を行い、ミサイル発射前の破壊を勝ち取り、もってDF-21Dの脅威を解除し、空母戦闘群がほしいままに我が海岸線に接近し、「ドアの蹴破り」後F-18B/C/D、F-35Bを出動させて我が内陸の縦深目標に対し持続的打撃を行う、というものである!

「魔高一尺、道高一丈」。我が国力、軍事力の急速な勃興につれ、中米のゲームの素晴らしい大劇が、いつも対抗と再対抗の闘争の中で不断に上演されている(頑住吉注:二度出てくるということは前のは元々キャプションまたはリードだったのかもしれません。)。

我が軍の対応措置の1つが「神雕」高空長航続時間無人早期警戒機の研究開発に他ならない。我が対空母作戦の中で、DF-21D、長剣-10は現有の空母早期警戒位置決定システムの支持の下、主に空母移動プラットフォームの打撃に用いられる。「神雕」は主に空母早期警戒体系の中の対ステルス早期警戒の弱点を埋め、戦時には宇宙レーダー/光学早期警戒衛星、KJ-2000、KJ-200、KJ-500早期警戒機、地上および海上の各種対ステルスレーダーとコンビネーションし、高・中・低、遠・中・近三層の立体対ステルス早期警戒ネットワークを形成する。DF-21Dと「神雕」は、我が対空母作戦体系の中でそれぞれに分業があり、相互にコンビネーションし、前者は移動プラットフォームに対応し、後者はステルス艦載機に対応し、X-47Bに対する遠距離早期警戒の問題を有効に解決し、X-47BのDF-21Dに対する非常に大きな脅威を打破できる。

KJ-2000、KJ-200、KJ-500の高い技術水準および研究開発周期がどんどん短くなる趨勢から見て、我が高空無人機と早期警戒機の事前研究の蓄えは充足し、高空長航続時間戦略偵察無人機の技術は成熟し、フェイズドアレイ早期警戒レーダー、小さな搭載機の大きな早期警戒技術は独領風騒(頑住吉注:検索しても同じタイトルのマンガばかりヒットして意味を説明したページは全くヒットしません)。参考としてKJ-500がネット上に明るみに出てから2年未満に即就役した現実があり、「神雕」が明るみに出てから正式就役までは2年を超えないだろう。振り返ってX-47Bはと見れば、使用するのは全く新しい空母移動プラットフォーム飛行コントロール/発着技術で、現在まだ空母発着および空中給油技術の検証段階にある。正式に艦に搭載され就役するのは2020年より早くはないだろうし、大規模に成熟して作戦に応用されるのはおそらく2025年を待つ必要がある。2020年までに使用できる艦載ステルス戦闘機はF-35B/Cだけで、我が「神雕」対ステルス無人早期警戒機の研究開発進度ははるかに先んじ、敵に一歩先んじて就役することができる。米軍がX-47Bに頼って我がDF-21D対艦ミサイルに対応するという美しい夢は、おそらくまた破壊されるだろう!!

また、第二砲兵隊指揮学院の孫明甫教授が「二弾一星」ネットに掲載した署名入りの文章「『二弾一星』工程と第二砲兵隊の連動しての発展」との文章は次のように説明している。近年来我々が実施する遠距離ミサイル通常化工程は、理論上対艦弾道ミサイルの射程を将来的に5,000〜8,000kmという射程、甚だしきに至っては10,000km以上の大陸間射程に到達させることができ、全世界高精度衛星ナビゲーション位置決定問題の解決後は、もしWU-14極超音速跳躍滑空弾頭を使用しなくとも、同様に「1時間で全世界をあまねく打撃する」を達成できる! 我が戦略原潜は現在すでに対地攻撃遠距離巡航ミサイルの装備を開始しており、アメリカ本土に対する通常戦略打撃能力を具備している。何年も用いずに、米軍空母戦闘群が世界の大洋のどの片隅にいようとも、我が通常戦略ミサイルは必ず有効に威嚇、打撃ができ、我が国はもはや米軍の一方的な威嚇は受けなくなる。アメリカ本土、米軍の太平洋、大西洋両岸の海空軍基地は一様に我が通常戦略武器の威嚇の下に置かれ、戦時には米軍の西海岸サンディエゴに位置する空母母港を完全に破壊することができる。戦時でも平時でも、核による威嚇の他、我が手中には敵に勝ち勝利を制する利剣が増えたのである。アメリカの2世紀前からの、広大な2つの大洋に頼って本土が戦争の脅威を受けなかった幸運はこれにより終わり、米軍が空母戦闘群に頼ってほしいままに我が祖国統一と領土の完備に干渉した美しい夢は完全に破壊されることになるのである!

そちらがP-8を寄越せば、我々は「神雕」で対応する。「竜の爪対虎の爪」ではどちらが怖いのか? 続いて米帝はさらにどんな手に出るか? 我々を刮目して待たせる!


 アメリカがX-47Bを開発する意図などの分析はもっともらしいですけど合っているんですかね。少なくとも空警ー500がネットに登場してから2年未満で就役したから「神雕」も2年未満に就役する、というのは楽観的過ぎると思います。旧式機を改良した早期警戒機と早期警戒無人機という新ジャンルを同列には語れないでしょう。現に「利剣」ステルス無人機は2013年11月に初飛行したという報道があったきり新たな情報はないですしね。



















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