空警ー500登場?

 新型の早期警戒機が登場するようです。私レーダーのこと全く分からないんで関連の説明は意味不明ですが。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-10-12/219913_2411793.htm


空警ー500は世界最新技術を採用 中国の新たな早期警戒機、世界の潮流をリード

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「空警ー500早期警戒機の3Dモデル」)

すでに空警ー2000、空警ー200およびZDK-03早期警戒機を持つという基礎の上に、中国空軍は近く最新型の空警ー500早期警戒機を受領する。最近、ネットが中航工業陜西飛行機工業集団が研究開発した新世代早期警戒機である空警ー500があらゆる試験飛行作業を終え、正式に量産段階に入ると伝えた。画像は、空警ー500が搭載するレーダーは決して従来の円形のレーダーカバーではなく、水滴型レーダーカバーを採用し、非常に大きく飛行抵抗を低下させることができることをはっきり示している。理解されているところによれば、空警ー500早期警戒機はすでにデジタルアレイ技術を採用しており、これは世界初のこの技術の採用で、デジタルアレイ技術は現在世界の最新技術であり、早期警戒機の未来の発展方向とされている。画像は空警ー500早期警戒機の3Dモデルで、このうち水滴型レーダーカバーがその外的な最大の特徴となっている。

(頑住吉注:2ページ目)ネット仲間が撮影した空警ー500の初期のテストの画像

いわゆるデジタルアレイレーダー(DAR)とは、レーダーが直接デジタル合成デバイスを利用して信号の生成、発射、受信、移相、幅の加権(頑住吉注:英語ではamplitude weightingと言うようです)を行い、したがって波束の空間におけるスキャンを実現し、受信時は再度デジタル波束の形成を用いて受信を行い、デジタル式信号、データ処理システムを利用して処理を行い、したがってレーダーの性能が向上する。普通のアクティブフェイズドアレイレーダーと比べ、デジタルアレイレーダーには以下の優勢がある。幅相(頑住吉注:instax wide?)のコントロール精度が高く、瞬間的な動態範囲が広く、空間の自由度が高く、波束の成形が敏捷(頑住吉注:この語には「柔軟性がある」というような意味もあります)で、相応にその探知計測能力はより強く、複雑(頑住吉注:「困難」に近い?)な目標を探知計測する能力が強い。デジタルアレイレーダーシステムは瞬間的な動態範囲が大きく、損失なく強い雑電波の背景下の小目標の情報が留保でき、小目標探知計測能力向上のための条件が提供されている。

(頑住吉注:3ページ目)空警ー500早期警戒機の初期テスト機

またデジタルアレイレーダーの空間自由度は高く、STAP最適化処理のために充分な自由度が提供され、径向の低い目標(頑住吉注:low radial velocity target)の探知計測能力向上のために条件が提供されている。そして、デジタルアレイレーダーのSN比を損失しない状況下での敏捷な同時多波束特性を利用し、レーダーの空域カバー性能を向上させ、高空、低空目標を同時に探知計測する需要を満足させることができる。このため、デジタルアレイレーダーは複雑な目標を探知計測する需要を満足させることができる。デジタルアレイレーダーの幅相コントロール精度は高く、アクティブ超低サイドローブアンテナ実現のための条件が提供される。超低サイドローブアンテナはレーダーの抗妨害性能を向上させるのに有利である。画像は機格納庫の中に置かれた空警ー500早期警戒機の初期テスト機で、信じられているところによればこの早期警戒機は就役後運ー9輸送機の機体を採用することになる。

(頑住吉注:4ページ目)試験飛行中の空警ー500早期警戒機

デジタルアレイレーダーの瞬間的な動態範囲は、メインローブの強い雑電波の探知計測に対する影響を減少させた。デジタルアレイレーダーの高い空間自由度は雑電波抑制のアルゴリズムを最適化し、複雑な特性の雑電波に対する抑制を向上させることができる。このため、デジタルアレイレーダーは複雑な地形環境下での目標探知計測性能がよく、複雑な地形環境下での作動の需要を満足させる。

(頑住吉注:5ページ目)試験飛行テスト中の空警ー500早期警戒機

中国の新世代中型早期警戒機が採用するのは「小さい搭載機、大きな早期警戒能力」の概念で、国産中型飛行機を用いて背負い式大円盤を実現し、アメリカのE-3Aに性能が類似した早期警戒機を作ることができるか否かを思考し、もって「小さなプラットフォーム、大きな早期警戒能力」技術を検証し、大型早期警戒機の搭載機国産化の難題を解決し、かつ研究開発工程の延伸を通じて早期警戒機技術の隊伍を継続して鍛錬培養する。

(頑住吉注:6ページ目)画像は以前出現した空警ー500早期警戒機の模型

(頑住吉注:7ページ目)画像は米軍が早い時期に研究開発したE-1早期警戒機。そのレーダーカバーもまた水滴型を採用している。

(頑住吉注:8ページ目)画像は中国の空警ー200早期警戒機

理解されているところによれば、空警ー200と同じく、空警ー500が用いるレーダーも中電38所(頑住吉注:中国電子科技集団社第38研究所)によって主に研究開発された。

(頑住吉注:9ページ目)画像はZDK-03早期警戒機

パキスタンはかつてこの早期警戒機を多数導入した。その搭載プラットフォームは運ー9中型輸送機で、空警ー500が採用する機体と同じである。

(頑住吉注:10ページ目)画像は空警ー2000大型早期警戒機

理解されているところによれば、空警ー2000はフェイズドアレイレーダー技術を採用しているが、空警ー500が採用するデジタルアレイレーダー技術はさらに先進的である。

(頑住吉注:11〜13ページ目)空警ー2000の内部設備が明るみに

(頑住吉注:14ページ目以降は早期警戒機の一般論に関する別の記事になっているので省略します。)


 中国はまだ大型機が量産できず、これが空警ー2000の数がなかなか増やせない原因の1つになっており、中型の国産輸送機ベースの早期警戒機が高性能化できたら好都合だということのようです。レーダーのことは分かりませんけど、空気抵抗は速度と共に増大し、例えば時速300km台くらいまでだと引き込み脚のメリットがあまりはっきりしたものにならないわけですが、このプロペラ機の場合、この程度水滴型にしても「非常に大きく飛行抵抗を低下させることができる」というほどの効果があるのかなと疑問を感じますが。



















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