中国の戦闘機輸出関連2題

 まず、「梟竜」関連です。

http://military.china.com/news2/569/20160503/22567514.html


スリランカの新聞:梟竜は高すぎLCAはダメすぎ ロシアの戦闘機購入に改めることを考慮

スリランカの「歯に衣着せぬ」ことで有名な新聞「サンデーヘラルド」5月2日発表の文章は、中間商が要求するリベートが高すぎるため、スリランカが中国・パキスタン合同研究開発の「梟竜」戦闘機を購入する価格はすでに2,900万アメリカドルまで上がっており、このことはスリランカ空軍に受け入れられなくさせる、とした。同時にインドが積極的にセールスするLCA機の評判は悪すぎ、これも人を尻込みさせる。ジレンマの下、同国の軍の主要な指導者は最近ロシアに行き、2,000〜2,500万アメリカドルの価格でロシア製の飛行機を購入することを希望している。この刊行物はある匿名のスリランカ空軍空軍当局者の話を引用した。「もし我々がロシアの飛行機を買ったら、インドとパキスタンはいずれも我々に対し怒ることができなくなる。」

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「パキスタン空軍のJF-17戦闘機」)

報道は、ある匿名のスリランカ空軍当局者は、JF-17「梟竜」戦闘機の単価は現在すでに2,900万アメリカドルに到達している、とした。

彼は、「この中国・パキスタン合同研究開発の戦闘機が現在まだ世界の他の国の空軍で使用されていないことはごくはっきり知っているが、こうした中間商は依然価格の吊り上げを堅持し、1機あたり400万アメリカドルの手数料を儲けようとしている。」と語る。

彼は、JF-17戦闘機は現在まだ実戦を経ておらず、生産数もまだ300〜400機の水準に達しておらず、このためスリランカはそれに対する信用が満ち足りているわけではない、と語る。彼は、「これはパキスタン国産戦闘機で、我々のような国はこのような『実証を経ていない』戦闘機のために巨額の外貨を投入することはできない。中間商たちがJF-17の価格を懸命に吊り上げているのと同時に、インド政府は不快を表明し、かつ我々が彼らのLCA戦闘機を購入することを希望している。この飛行機はインドスタン航空によって製造されるもので、もしスリランカがインド製の飛行機を購入しようとしたら、我々は永遠に適した飛行機を得られないかもしれず、何故ならインドは決して我々が良い飛行機を持つことを希望しないからである。これに止まらず、この飛行機の現在のパフォーマンスも実にまずい。」

この匿名の当局者は、スリランカが名声あるメーカーのところから飛行機を買わない限り、現役の飛行機の改良はスリランカにとって面倒なことになる、とした。

「現在空軍の飛行機購入の興味は非常に大きいが、我々の飛行員たちはそれにもかかわらず手持ち無沙汰である。内戦終結以来、我々の空軍飛行員と将校たちはすでに事務室職員に変わっている。スリランカ空軍は新たな飛行機を買う時、飛行員に事務室内で人生を無駄に過ごさせるのではなく、彼らの訓練を改めて重視すべきである。」

この情報源は、これまでスリランカ空軍の飛行機調達ルートには非常に問題があり、明らかにある人はその中から利益を得ていた、と語る。「もし我々が当初名声ある供給商のところから正常なルートで飛行機を買っていたら、我々は全く困難なく我々の戦闘機を外国の会社のところで寿命延長および改装させることができた。それぞれの飛行機の改装にはおよそ300万アメリカドルを費やす必要があるが、これは新しい飛行機を買うのに比べずっと安い。」

報道は、2つの主要な隣国による争奪と本国の腐敗した官僚という三重の板挟みの下、スリランカは止むを得ず別の道を探し出した、とする。スリランカ空軍現任空軍司令、陸軍司令、海軍総参謀長、およびスリランカ軍後方勤務部代表は現在共同でロシアに行き、もってスリランカがロシアから戦闘機を購入する可能性を討論している。

「もし我々がロシアと協議を達成できたら、インドとパキスタンはいずれも我々に対し怒ることはできなくなる。ロシアの戦闘機はパキスタンのオファー価格に比べさらに安いだろう。しかも我々が現在接触しているのは名声の非常に良いメーカーであり、このためもはや第三者を捜して我々の飛行機を改装する必要もない。」と匿名の当局者は言う。

(頑住吉注:これより2ページ目。)

同時に彼は、ロシアから戦闘機を購入する決定はすでに中間商を激怒させている、ともした。「元空軍総長の他、もう1人の重要な中間商はかつてラージャパクサ政権の『エリートリスト』の中にいた大物である。この中間商は現在すでに憤怒しており、何故なら彼の巨額のリベートが水の泡となったからである。」

スリランカ空軍司令はかつてJF-17の模型を自らの事務室内に置いたが、惜しいことに最終的にはやはり交渉は成立できていない。このことは人に、当初パキスタンが照準を合わせたが同様に梟竜と「すれ違った」アルゼンチンの話を想起させる。「それはおまえの損失だ。」

「梟竜」を拒絶したアルゼンチン空軍は全世界の廉価な中古市場を一回りしたが、やはり何も買えないことに気づき、最終的にプロペラ式攻撃機しか使用できるものとして残らなかった。

スリランカ空軍大隊長のChandima Alwisは、「スリランカ空軍は現在ロシア製のミグー27とイスラエル製の『クフィル』戦闘機を装備している。我々はインドおよびパキスタンと戦闘機購入の談判を行ったことは全くない。我々の大多数の戦闘機はすでに30年を超える年齢があるが、まだ継続して飛行でき、何故ならそれらはすでに改装を経ているからだ。だが我々はこうした飛行機を継続して改装するために巨額の資金を支払わざるを得ない。もし全く新しい戦闘機が購入できたら当然古い飛行機を継続してグレードアップするのに比べより良く、何故なら1回また1回とグレードアップを迫られるからで、このことはスリランカ空軍にとって枠外のコストと言える。」と語る。

視察者ネット評論員は次のように言う。スリランカ空軍は2009年になった時、12機の殲ー7および殲教ー7機、12機のイスラエルの「クフィル」機、7機のロシア製ミグー27、1機のミグー23UB練習機を持っていた。後にこの国は飛行事故の中でまた1、2機の飛行機を損失したが、その主力は依然殲ー7、「クフィル」、ミグー27である。

この前のある噂は、スリランカは8機のJF-17「雷電」(FC-1「梟竜」)戦闘機を用いて現役のあらゆる戦闘機と交換する可能性があるとしたが、現在見たところこの交易はすでに非常に重い圧力の下で失敗している。

パキスタン方面はかつてファーンバラ航空展で、自分たちはJF-17を対外販売する価格を1機あたり1,500〜2,000万アメリカドルにできる、とした。これはすでに国際市場で最も廉価な近代化された戦闘機である。この前、ナイジェリアの新聞はかつて、同国が来年3機のJF-17機のために2,500万アメリカドルを支払うことになると報道した。価格はほとんど不可思議なほど低く、当然これは初期の支払いで、完全な価格ではない可能性がある。


 ルーブルの下落も手伝ってかもしれませんが、「梟竜」の対スリランカ輸出はなくなったようです。しかし小国の立場は難しいもんで、また途上国への航空機のような高額なものの販売では往々にして腐敗がつきまとうようです。

 次は「鶻鷹」関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20160503/22566987.html


中国の殲ー31鶻鷹2.0戦闘機、初飛行へ 最も喜ぶのは何とトルコ

2015年(頑住吉注:2016年でしょう)4月30日、中国沈陽飛行機工業社が研究開発する鶻鷹2.0戦闘機が初の試験滑走を行った。この機は初期の殲ー31「鶻鷹」双発中型ステルス戦闘機の改良版で、第2機目の鶻鷹戦闘機の原型機でもあり、その最大の外観のハイライトは機首下方にダイヤモンド型断面の光学窓があることで、殲ー20の先進的な光電子システムに似ている。

殲ー31鶻鷹機(FC-31)は中航集団沈陽飛行機工業集団社が国際市場の需要に照準を合わせて研究開発した第4世代中型多用途戦闘機で、その総合作戦効能はずば抜け、自主知的財産権を持つ。単座、双発、外側に傾いたダブル垂直尾翼、全体が動く水平尾翼の正常式レイアウトを採用し、両側には大きなS字型に湾曲した空気取り入れルートが配置される。機全体はステルス設計で、内部埋め込み式武器コンパートメントを配置し、2台のロシアが生産したRD-93アフターバーナー式ターボファンエンジンを採用し、これはFC-1「梟竜」戦闘機の標準動力でもある。

2012年10月31日午前10時32分、殲ー31は成功裏に初飛行し、中国を地球上で第2の同時に2種の第4世代戦闘機を研究開発、試験飛行させる国とさせた。2014年11月、殲ー31の原型機はさらに初めて第10回中国珠海航空展にお目見えし、かつ飛行デモンストレーションを行った。

鶻鷹戦闘機は2015年から第2機目の正式サンプル原型機の研究開発に入り、4月30日の滑走試験はこの機がすでに初飛行に非常に近いことを表明し、5月初めには初の試験飛行を行うと見られる。中航社のドバイ航空展に赴いた展示参加人員の説明によれば、殲ー31鶻鷹2.0の機体の複合材料の比率は30%以上に達し、第2機目の原型機のエンジンには中国製品が使用されることになっており、ロシア製のRD-93ではない。将来の量産型FC-31も中国のエンジンを使用することになる。中航が発した公開の文書によれば、FC-1梟竜戦闘機と殲ー31鶻鷹戦闘機に配備される国産の渦扇-13エンジンは、2012年8月になってやっと長期試運転鑑定が開始され、2013年にやっと10億の資金を募集して第3世代中等推力航空エンジン生産ラインの建設に用いた。つまり、鶻鷹戦闘機に配備されるWS-13エンジンは、定型試験を行っただけで、まだ生産に投入されておらず、このため今回の試験飛行ではまだロシアのRD-93エンジンを配備する可能性が高い。

(頑住吉注:これより2ページ目)

ドバイ航空展での説明によれば、FC-31鶻鷹戦闘機の基本性能データは次の通りである。全長16.8m、全幅11.5m、全高4.8m、最大離陸重量25トン、最大速度マッハ1.8、実用過負荷マイナス3〜9G、最短離陸距離400m。鶻鷹戦闘機は超音速巡航が行えないが、中国国産のアクティブフェイズドアレイレーダーと総合航空電子モニターシステムを装備し、内蔵式弾薬庫は4発の霹靂-12空対空ミサイルと各種正確制御誘導空対地弾薬が搭載できる。もし殲ー31がひとたび輸出を実現すれば、第3世代機と共に中等の途上国以下の市場の中で極めて競争力を持つ製品となる。計画によれば、鶻鷹の試験飛行は2019年まで持続し、2022年から少量生産が開始されかつ対外販売され、初歩的な作戦能力を持ち、2025年には顧客の空軍に全面装備できる。

「漢和安全保障業務評論」が中航工業集団の情報を引用したところによれば、中国はトルコが殲ー31鶻鷹戦闘機を発注することを非常に希望しているが、このことは平可夫個人の推断に違いない。どんどん多くの情報は、中国航空工業がトルコに向け非公式に殲ー31鶻鷹戦闘機を紹介したことがあるだけで、競争入札を提出したりプロジェクトに参加しては決していないことを示している。トルコ航空宇宙社(TAI)は、2014年から、トルコと中国航空集団は一般的な性質の接触を行ったことがあり、鶻鷹戦闘機の技術を導入する可能性を深く討論した、と事実確認した。

2013年5月、トルコ航空宇宙社(TAI)は初めて国産次世代先進戦闘機(TF-X)の3種の方案を公開し、すなわち通常レイアウトの双発型、単発型、およびエンテ翼レイアウトの単発型方案である。トルコ国防工業局は2016年に競争に参加する国外の会社に向けTF-Xプロジェクト入札申請書を発する計画である。この機は2023年に就役する見込みである。だが人を不思議がらせるのは、トルコがアメリカ製F-16戦闘機の生産ラインを持ち、しかもアメリカの技術を使用してF-16の改装が行えるにもかかわらず、その自ら第4世代機を研究開発する計画があることで、やはりいささか身の程知らずの高望みである。

(頑住吉注:これより3ページ目)

トルコ人は国防武器システム開発領域において人を驚嘆させる壮大な志を持つ。彼らは甚だしきに至っては2023年のトルコ建国100周年慶祝の時、多数の満足いく形での成功を取得する大型国防プロジェクトを提出する。これらの重点プロジェクトは2023年までの総投資が700億アメリカドル近く、主に次のものを包括する。160億アメリカドルの資金を費やして100機のアメリカ製F-35連合攻撃戦闘機を購入し、100億アメリカドルの資金を費やして国産新世代戦闘機TF-Xの研究開発に用い、同時に200億アメリカドルの資金を費やしてTF-X戦闘機の調達と生産に用いる。45億アメリカドルをの資金を費やして現役のF-16戦闘機の改装とグレードアップに用いる。40億アメリカドルの資金を費やして6機のドイツ製U214型ディーゼル・電池潜水艦の購入に用いる。残るアメリカドルは遠距離対空ミサイルシステム、攻撃ヘリ、国産の「Altay」メインバトルタンク、MILGEM級護衛艦、早期警戒機、国産汎用ヘリ、A400M軍用輸送機、ドック上陸艦、国産偵察衛星等々を自ら研究開発および生産するのに用いる。

上述の計画を聞くと、中国が1958年の大躍進の時、県政府諸在地の小さな溶鉱炉が原潜の耐圧殻体の鋼材を精錬しようとしたことと大差ない。


 軍が全面バックアップするかしないかの差は大きいでしょうけど出力の小さいエンジンを積み技術的にも比較的保守的とされる殲ー31が「試験飛行は2019年まで持続し、2022年から少量生産が開始されかつ対外販売され、初歩的な作戦能力を持ち、2025年には顧客の空軍に全面装備できる」という見込みなら、より意欲的な殲ー20がそれより大幅に先行するとはちょっと考えにくい気もしますが。
















戻るボタン