ロシアの軍事競技関連2題

 「戦車両項目」関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20160801/23189052.html


軍メディア、中国の96B型戦車がロシアに赴き競技に参加することを事実確認 ロシアサイドは注視

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像は競技に参加する中国陸軍の96B型戦車」 なおこの記事のキャプションは全てこれと同じです。)

国際軍事競技、いかに勝ち負けを見るか

7月30日から8月13日、「国際軍事競技-2016」がロシアとカザフスタンで行われる。我が軍代表団は招待に応じ陸海空23の競技種目の中の22に参加する。このうち「戦車両項目」競技は特に人の関心を引く。これは中国代表チーム第3回めのロシアに赴いての「戦車両項目」競技への参加である。2014年と2015年の競技の中で、中国軍代表チームはロシアに負け、それぞれ団体第3位および第2位を獲得した。今年、中国軍は性能がより先進的な96B型戦車を派遣するので、広大な中国軍事マニアの期待は比較的高く、中国代表チームがロシアを打ち負かし、一挙に優勝することを希望している。

中国軍は今回競技に参加する96B型戦車のためにより強力な「心臓」を装備し、機動能力には前の2回の競技に参加した戦車に比べ比較的大きな向上があるが、第一位を手にできるか否かは、単に装備の性能、乗員の質だけによって決まるのではなく、さらに競技ルールの公平性および予測できない意外な状況によって決まる。筆者は、もし中国代表チームが第一位を奪うことができたら、当然栄誉であると考える。だが某種の意味から言って、もし再度ロシア軍に敗れても必ずしも悪いことではない。失敗は成功の母で、暴露された問題を根拠に、目的性を持って武器装備および訓練を改善し、不断に兵個人の質および共同作戦能力を向上させる、これも我軍が競技に参加する着眼点である。

我軍が競技に参加する初志は、一方においては実戦環境に近い中で将兵の沈着冷静、奮起して全力で戦い、勇敢に第一位を奪う精神を養成するためである。もう一方では、国際軍事競技を通じ、武器装備の性能、部隊や兵個人の訓練の効果を検証し、その中から教訓を吸収し、問題を解決し、もって我が軍の武器装備を改良し、軍事訓練の目的性を増強する。一方ロシアが「戦車両項目」競技を開催する初志は優秀な兵士を選抜し、ロシア軍の士気を高めることである。

まさに着眼点の差異により、競技結果に一連の影響をもたらす。ロシアは「戦車両項目」競技の主催国および競技ルールの制定者であり、ロシアの戦車兵が競技の中で第一位を手にできるようにさせるため、主催者は競技種目の設置の上で、ロシア式戦車が長じる機動性能を特別に強調し、このため「戦車両項目」競技はまた外界からふざけて「走り回り大会」と呼ばれる。

2014年の「戦車両項目」競技の中で、志が優勝にあるロシア軍が使用した競技用戦車は動力が強大なT72B3Mだった。一方中国を除くその他の競技参加国チームの競技用戦車は普通のT-72BVだった。このため、ロシア戦車は競技の中でぶっちぎりの強さだった。一方中国の96Aは機動性が比較的劣るため競技の中でしてやられ、射撃は正確だったが、総得点は高くなく、最終的にはやはり中国戦車兵の超越的に強い身体能力に頼って、決勝戦に参入することができた。

(頑住吉注:これより3ページ目)

だが、失敗でも収穫はあった。我が軍の競技に参加した96A戦車は競技中信頼性が比較的低い問題を暴露し、例えば2015年の競技の中に参加した806号戦車は2回立ち往生した。前の2回の競技で暴露された問題から、今回我が軍は改良型の96B戦車を派遣し、ロシアサイドはより注視するかもしれない(頑住吉注:マークがきつくなる、みたいな意味でしょう)。

このため、中国軍代表チームが直面する困難と挑戦は必ずや前の2回に比べずっと多くなる。しかし、隘路で出逢えば勇者が勝つというやつで、中国代表チームが恐れを知らず、困難を押して進み、平時の訓練水準を充分に発揮しさえすれば、必ずや好成績を取得するだろう。同時に、中国の広大な軍事マニアに対して言えば、競技の出発点を明確にし、「敵に勝って喜び、負けてまた喜ぶべし」の心的態度を保持する必要がある。なぜなら、競技の中から中国戦車の性能の不断の完備、兵士の実戦訓練水準の不断の向上を見ることこそがもっとも重要だからである。


 この手の負けた場合のショックを和らげようとする予防的評論は確か去年もありました。今年の結果は果たしてどうなるでしょうか。

http://military.china.com/news/568/20160802/23196522.html


ロシアメディア:国際軍事競技開幕 中国、18カ国と同じ場で競技

【グローバル軍事8月1日の報道】 ロシアニュース社7月30日の報道は、ロシア国防省ニュース情報局は通報し、2万人以上が7月30日モスクワ州の愛国者公園で2016年国際軍事競技の開幕式と戦車現代両項目の最初の競技を見た、とした。第2回国際軍事競技開幕式は愛国者公園会議展覧センターで行われ、その後戦車現代両項目の最初のグループの競技がアラビノ標的場で開幕した。全部で17の国の代表チームが戦車競技に参加する。

ロシア国防大臣のショイグは30日愛国者公園で第2回国際軍事競技の正式な開幕を宣言した。ヨーロッパ、アジア、アフリカ、ラテンアメリカから来た19カ国の代表チーム約3,000名の軍人が競技に参加する。今回の競技は全部で23種目設けられ、この内10種目は新たに増えた種目で、「砲兵射撃名手」および「狙撃境界」という2つの競技はカザフスタンで行われる。

23種目の競技は、範囲が陸海空をカバーする。7月30日から8月13日までの間に同時に20の標的場で行われ、この内19は西部、南部、中央軍区の境界のところに位置し、シベリアからカリーニングラード、サンクトペテルブルクからセバストポリまでである。海上の競技はバルト海、黒海、カスピ海水域で行われる。

またロシアニュース社7月30日の報道によれば、戦車現代両項目の初の競技は第2回国際軍事競技開幕当日アラビノ標的場で行われる。

国防省ニュース情報局は、「4つの戦車チームが30日に行われる個体競技最初の競技に参加した。成績最優秀の4つの代表チームは8月13日閉幕式当日のリレー競技で決勝戦を行う。今回の競技は全部で51の個別車両チームが参加する(それぞれの国が3つの車両チームを派遣する)」とする。

全部で17の国の代表チームが今回の戦車現代両項目競技に参加する。

中国代表チームが国産戦車を選択使用し、またベラルーシ代表チームが本国企業の改良を経た後のT-72戦車に搭乗するのを除き、あらゆるその他の代表チームは揃ってロシアが提供するT-72B3メインバトルタンクを使用する。

今回の競技は標的の数が5個から8個に増え、準決勝に参加する隊伍の数も8チームから12チームまで増え、ひとたびこのようになるや、より多くの車両チームがデモンストレーションを行える。

ニュース情報局は、「個体競技は勝負して3つの車両チームを選出し、かつあらゆる競技参加車両チームの成績に対しランキングを行う。これにより決勝戦に進む12の国の代表チームを確定する。準決勝の中でパフォーマンスが最も突出した4つの代表チームがリレー競技の決勝に参加することになる。」と強調する。

ロシア衛星ネット7月30日の報道によれば、ロシア国防省ニュース情報局は、2016年国際軍事競技に参加する各国代表チームは本国の飲食物を用いることができる、とした。

国防省は、「調理人はアジアの国の代表チームのために甘酸っぱいタレを配した肉や野菜、煮込んだ鶏、炒め野菜や米の飯を準備した。ムスリム国家代表チームに対しては、彼らの飲食の伝統もすでに配慮されている。」とする。

アラブ諸国代表チームはハラール食を与えられることになる。各競技参加隊伍の食品は20の固定の食堂と野戦食堂、公共飲食企業および軍艦上の厨房によって準備される。それぞれの食事は3あるいは4つの料理からなる。

国防省は、あらゆる競技参加選手はビュッフェを選択し、もっていかなる味の前菜も食べることができる、と指摘する。

国防省は、「2016年国際軍事競技メニューの中には当然さらにロシア料理や西洋料理があり、来賓たちにロシアの飲食の特徴を体験させる。」とする。


 どうでもいいですけど飲食に関しても過去トラブルがあった経験から改良されたっぽいですね。













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