中国の誘導爆弾はロシアを超えている?

 軍事技術全体的にはもちろんまだロシアのほうが上のはずですが。

http://military.china.com/important/11132797/20160415/22440870.html


雷神の鎚:中国の機載空対地正確制御誘導武器はロシアを超越

簡単な紹介:中国の機載空対地正確制御誘導武器はすでにロシアを超越し、かつ正確制御誘導システム技術はすでにロシアに輸出されている

21世紀の飛行機、第二次世界大戦時期の爆弾


最近ロシアはPAK-FA/T-50戦闘機の試験の画面を公開し、画像の中でPAK-FA/T-50は何と古い普通の高阻爆弾(頑住吉注:機内の弾薬庫に多数収納しやすいように太短く作られているから空気抵抗が大きい、という意味のようですが、ここでは単に旧式な爆弾と理解すればよさそうです)を搭載し、ある人がこれは新世紀の戦闘機に第二次世界大戦時期の爆弾を搭載したものだと語る結果をもたらした。

この画面は実際上、ロシアの機載空対地武器方面に薄弱な部分が存在することを示しており、アメリカとの隔たりが引き離されただけでなく、中国にも立ち後れ、明らかにロシア空軍の作戦能力に影響しており、この領域はロシアが次の一歩で大きな力を入れて強化する必要がある場所のはずである。

周知のように、PAK-FA/T-50のような第4世代作戦機のステルス性能は良く、防御突破能力が強い。だが価格が非常に高く、遠距離空対地武器を搭載して防衛区域外打撃任務を執行するのにしか適さない。抵抗の大きい爆弾の投下距離は短く、精度は劣り、搭載機の生存能力に対し不利な影響をもたらすだろう。またその体積は比較的大きいので、PAK-FA/T-50の弾薬コンパートメントでも何発かしか搭載できないと見積もられ、その弾薬搭載量に影響する。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「PAK-FA/T-50には新たな空対地正確制御誘導武器がないようだ」です。)

アメリカのF-22機から見ると、この機が当初配備したのはJDAMのような衛星制御誘導爆弾で、高空で投下した時、射程は20kmを超えることができる。だがJDAMの体積は比較的大きく、F-22の弾薬コンパートメントの容量は限られ、2発のJDAMしか搭載できず、F-22が1回の出撃で攻撃できる目標は限られる。しかもロシアはすでにパーンツィリ防空システムを研究開発しており、その射程も20kmを超え、このためF-22最新の改良はSDBを運用する能力の増加に他ならない。SDBの重量と体積はより小さく、F-22は最多で8発搭載でき、1発のAIM-120を搭載する状況下で、まだ4発搭載できる。ダイヤモンドバック射程延長キットを採用しているため、SDBの投下距離は90kmに近づくことができ、しかもアメリカはさらにより先進的なSDB-2を研究開発しており、これは3模式複合制御誘導システムを採用しており、より高い打撃精度を持つ。またアメリカは機載正確制御誘導武器の小型化、ミニ化方面でも突破に成功し、現在アメリカはすでに数十kg級の正確制御誘導武器を研究開発しており、偵察・打撃一体化無人機に配備しており、かつさらにkg級に向けて邁進している。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「F-22、JDAMを投下」)

(頑住吉注:3ページ目は画像と次のキャプションだけです。)

F-22、SDBを連続投下

SDBはステルス機の主要な武器である

3模式制御誘導システムを採用したSDB-2

(頑住吉注:4ページ目にはまず次のキャプションが付属した画像4枚があります)

ロシアのKAB-500S衛星制御誘導爆弾

シリア戦争の中でスホーイー34がKAB-500Sを投下

工場が公表する性能から見て、KAB-500S-Eの性能は低すぎる(小さな画像はKAB-500S-Eの改装)

KAB-250はSDBスキーと呼ばれるが、性能はSDBとの隔たりが比較的大きく、SDB-2はなおさら言うまでもない

正確制御誘導爆弾の立ち後れはロシアの機載空対地武器の立ち後れの1つの縮図でしかない。ロシアが「シビレエイ」ステルス無人機を展示した当時、外界はすぐにそれとセットになる武器が依然として旧式武器であることに注意した。実際ロシアはこれまで何度もの国内外の航空展および安全保障業務展で、新型空対地武器をお目見えさせるのが見られることは少なく、PAK-FA/T-50が配備するものでもKH-31といったような旧式ミサイルである。またロシアは偵察・打撃一体化無人機も登場させておらず、外界はロシアには機載正確制御誘導武器方面に欠陥が存在するに違いないと推測している。このためPAK-FA/T-50は比較的古い作戦を採用せざるを得ない可能性があり、このことはこの機の作戦性能に対し明らかに非常に大きな影響があると言える。この機がロシアの未来の主力作戦機であることを考慮すれば、相応にロシア空軍の作戦能力にも影響する。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。)

中国の初期の飛騰-1衛星制御誘導爆弾

飛騰-1の性能はすでにKAB-500S-Eを超えている

(頑住吉注:これより5ページ目。画像のキャプションは「国産の飛騰-7小直径正確制御誘導爆弾」です。)

比較すると、中国は空対地正確制御誘導武器方面の進展が急速で、2006年には早くも珠海航空展で関連機関がもうFT-1衛星制御誘導爆弾を公開した。これは1万mの高空から投下でき、射程は18kmに達し得、すでにKAB-500S-Eを超えている。2014年の珠海航空展で、中国の関連機関はまたアメリカのSDBに相当するFT-7小直径爆弾を展示し、これはSDB同様のダイヤモンドバック射程延長キットを配備しており、投下距離は90kmに達し得る。指摘しておくことが必要なのは、中国の関連機関がすでに赤外線/ミリ波/レーザーを含む3模式複合制御誘導システムの研究開発に成功していることである。このため中国はすでにSDB-2に相当する正確制御誘導武器を研究開発することができる。正確制御誘導武器のミニ化方面では、国内の正確制御誘導武器はすでに数十kg級まで突破している。珠海航空展ではかつて25kg衛星制御誘導爆弾と天雷2号ミニ型多用途ミサイルが公開展示された。まさに優秀な国産機載正確制御誘導武器に頼り、中国の偵察・打撃一体化無人機は中東でよく売れ、この本来はアメリカやイギリスなどの西側諸国によって独占されていた市場に参入できている。同時に中国が機載空対地正確制御誘導武器ですでにロシアを超えたことを示している。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。)

国産の50kg級衛星制御誘導爆弾

国産の25kg衛星制御誘導爆弾

(頑住吉注:これより6ページ目。画像のキャプションは「国産の25kgTL-2ミニ型多用途空対地ミサイル」です。ただ画像は表示されず「この画像は許可を経ておらず引用不可」と表示されてます。)

この方面の最も有力な例は、中国がすでにロシアに向け正確制御誘導武器に用いる赤外線/ミリ波複合制御誘導システムを販売していることに他ならない。この前中国はかつてロシアの自己鍛造弾を導入したが、それが配備する提線列(頑住吉注:意味不明で検索しても全くヒットせず)センサーは、探知計測能力、抗妨害能力が比較的低く、中国の関連機関は努力を経て、赤外線/ミリ波複合制御誘導システムを研究開発し、新世代自己鍛造弾に配備し、ロシア方面はこのため中国の関連部門に手紙を出してこの技術の導入を希望した。このことは、中国が正確制御誘導領域ですでにロシアの前を行っていることを説明する。これは中国の機載空対地正確制御誘導武器方面でロシアを超える重要なカギである。


 現にロシアは中東で実戦での戦果を上げているようですし、中国はスホーイー35の導入を希望しているわけですし、中国がロシアを超えている分野が例外的なのではないかと思われます。中国の制御誘導爆弾の中には明らかにアメリカ製を模倣したと思われるものが多いですが、たしかにこの方面ではロシアが遅れているためスホーイー35導入でも中国が自国のシステムの搭載を望み、それが交渉を遅らせた面はある感じです。
















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