中国の新型武装ヘリ登場?

 新型武装ヘリ武直-10が装備されたばかりですが、さらに次の機種が登場しそうだという情報です。

http://military.china.com/important/11132797/20130406/17762751.html


ロシア:中国最新武装ヘリ直-12/16が明るみに コマンチに類似

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国当局メディアの報道の中で、ある武装ヘリの模型が風洞試験を受ける画面が一瞬映った。画像は武直-10」)

ロシアの週刊「軍工信使」は、解放軍の多機能結氷風洞はすでに運用が開始され、このことは中国の空力研究・発展センターの科研試験の新領域が実質的建設段階に入ったことを示している、と推測する。中国当局メディアの報道の中で、ある武装ヘリの模型が風洞試験を受ける画面が一瞬映った。報道は、これは解放軍の最新型武装ヘリで、これが明るみに出たことは、中国の新世代武装ヘリがすでにテスト段階に入っていることを表している、と推測する。

報道は、解放軍は現在すでに直-9および直-10ヘリを装備済みで、この2機種のヘリの設計の重点はいずれも対地攻撃にある、とする。複雑な作戦形勢に直面する可能性があるため、中国陸軍航空隊はさらに空中格闘を行うのに長けた武装ヘリを必要としている。報道は、解放軍はすでにこのヘリの開発を開始している可能性があり、この機はデジタル化武器管理システムを追加装備し、しかも各種空戦武器と対地攻撃武器を搭載可能であるかもしれない。この機はさらに先進的レーダーを採用し、空中機動性と作戦能力が非常に出色である可能性がある、と推測する。

「中国版コマンチ」

ロシアの週刊「軍工信使」は、解放軍のこの新型ヘリはアメリカの有名なコマンチ武装ヘリと類似していると推測する。

アメリカの「グローバルセキュリティ」の報道によれば、アメリカ軍は経費などの要素によりコマンチ武装ヘリの調達計画を取り消したが、それでもこのヘリが出色の陸軍航空隊用空中作戦プラットフォームであることに違いはない。報道は、コマンチヘリの武器配置は非常に強力であるとする。この機は異なる組み合わせ方式によって重量864kgにも達する武器を搭載できる。その回転砲塔は20mm口径ダブルバレル機関砲を搭載し、空中目標に対し打撃を実施する時、その発射速度は毎分1,500発に達し得る。最も重要なのは、その補給時間が非常に短く、3名の兵士が13分未満の時間でもうコマンチヘリの装弾と給油作業を完成でき、したがってこの機を迅速に「2次攻撃」に投入し得る。コマンチヘリはさらに先進的航空電子設備を装備し、劣悪な環境条件下で偵察作戦を実施する能力を持つ。他の武装ヘリとの交戦において、この機は率先して目標を発見し、かつ相手方が発砲する前に先んじて火蓋を切ることができる。

アメリカ軍の有名なアパッチ攻撃ヘリに比べ、コマンチヘリは先んじて目標を発見する最遠距離が40%延長し、その作戦反応時間は95%短縮されている。このことから、このヘリの空中格闘能力が異常に出色であることが見て取れる。

「軍工信使」は、もしこのような武装ヘリが解放軍陸軍航空隊の戦闘序列に加入し得たら、その格闘ヘリの空白を埋め、したがって陸軍航空隊の空中殺傷力を大幅に向上させることになる、と指摘する。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「報道は中国の新世代武装ヘリはすでにテスト段階に入っていると推測する。画像は中国の武直-10」です。)

直-Xは次々現れて尽きず

週刊「軍工信使」は、中国のこの新型ヘリの機種名は直-16だと考えているがより多くのメディアはその機種名は直-12であると考えている。

「グローバルセキュリティ」は、解放軍はずっと大きな力を入れて小型および中型ヘリを開発しており、これには偵察ヘリ、輸送ヘリ、武装ヘリが含まれ、西側はこれを直-X系列ヘリと呼んでいる、と指摘する。

報道は、直-8、直-9という2機種の後、中国はさらに直-11および直-15ヘリを登場させた、とする。このうち直-11は、昌河飛行機工業集団社と中国ヘリ設計研究所が共同研究開発した軍民両用小型ヘリである。

その原型はユーロコプター社のフランス分社が研究開発したAS350「エキュレイユ」多用途小型ヘリである。直-15は中国とフランスが共同研究開発した中型汎用ヘリで、この機はすでに2009年末に初飛行している。

「グローバルセキュリティ」は上述のいくつかの機種の他、解放軍はさらにいくつかの直-Xプロジェクトを推進中であり、これにはすでに外界の知るところとなっている武直-10が含まれる、と考える。これは解放軍が初めて開発した専用武装ヘリである。「グローバルセキュリティ」は、武直-10に比べ直-12、直-13、、直-14はさらに秘密性の高いプロジェクトであるとする。このうち直-13と直-14に関しては、外界はそれらの存在を決して確認できていないが、直-12プロジェクトは発展中のはずである。

また「パキスタン安全保障業務」誌の報道によれば、ヘリは中国飛行機開発領域の弱点だが、近年中国はこの方面において不断に努力し、かつ成果を挙げている。報道は、中国のヘリ工業の重点は中型汎用ヘリを開発し、もって軍用と民間用の需要を満足させることにある、とする。この方案の主旨は、1つの汎用動力システムを建立し、その後異なる用途に基づき各種のヘリを開発することにある。

「パキスタン安全保障業務」は、このプロジェクトは3つの発展方向に分かれる、と考える。すなわち、解放軍の新世代武装ヘリ、陸軍航空隊の輸送ヘリ、商用輸送ヘリである。報道は、輸送ヘリに比べ、武装ヘリは解放軍陸軍航空隊にとってより重要であると言える、とする。このうち武直-10専用武装ヘリはすでに2012年に公開されてデビューし、現在このプロジェクトは依然推進されているところである。

また、武直-10と同歩調で推進されているものとしてさらに1つ、外界に知られていない武装ヘリプロジェクトがあり、現在その機種名が直-12かもしれないとだけ知られている。このヘリは武直-10同様、解放軍陸軍航空隊の武装ヘリとして装備される計画である。

「上海訳報」より抜粋

(頑住吉注:以下のページは画像とキャプションだけで、内容は本文の繰り返しばかりなので省略します。)


 武直-10は民間用と嘘をついてプラット&ホイットニー製エンジンを輸入しようとしたがバレてダメになり、低性能の国産エンジンを使うことになりましたが、この新型ヘリはどうするつもりなんでしょうか。まあ途中で変更するより最初から出力の低いエンジンに最適に設計した方が高性能なものになりやすいはずですし、対地攻撃用より空戦用の方が搭載重量はいくらか少なくて済むかもしれませんが。



















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