中国、韓国旅行を全面停止?

 ここまでやるとは多くの人が予想しなかったと思いますが。

http://military.china.com/important/11132797/20170317/30335084_all.html#page_2


中国、15日から韓国に赴く旅行を全面停止? 我々は旅行社に問うてみた

韓国は「THAAD」ミサイル防衛システムを配備し、全東北アジア情勢に深刻に影響している。だが、最初に「THAAD」に累を及ぼされるのは韓国自身のようである。

まず何枚かの画像を見よう

ソウルで、中国の旅行客がこれまでずっと頻繁に訪れていた韓国の故宮景福宮はずっと閑散としている。(韓国連合通信社)

中国が正式に「THAADへの報復」を開始した3月15日午前、かつては旅行客で混雑していた済州国際空港線出国ロビーは元々あった活力を失い、ひっそり閑とした様子を見せている。(韓国連合通信社)

第2枚目のソースは韓国の「韓民族日報」である。この韓国の「堂々たる大新聞」は16日慌てふためいて、中国のあらゆる旅行社は昨日あらゆる韓国の旅行商品の販売をやめたと言明し、かつ中国政府が直接命令を下したとしている。だが、これは本当なのだろうか?

「韓民族日報」は、その記者は当日北京の多くの旅行社に電話し中国語を用いて韓国の旅行商品に関し質問したが、「国家旅行局の関連の指示に基づき、今日から韓国の関連商品は全部中断で、いつ回復するかは分からない」というような回答のみを得た、とする。記者は「まさか韓国旅行に行く方法は完全になくなったのか?」と問うたが、旅行社は「もしどうしても行きたければ、自ら航空機チケットと宿を予約するしかなく、中国全体どこでも同じだ」と回答した。

この報道はさらに、中国最大のオンライン旅行社である携程のウェブページ上で、もし販売される旅行商品の目的地を「韓国」と選択すると、結果が表示されない、とする。中国国内大型旅行会社は最近業務調整により、韓国の業務を担当する人員を減らし、大部分のマンパワーを日本および東南アジア方向に調整し直しているとされる。業界内関係者は、「最近もし中国の旅行社に向け韓国旅行の件を質問すると、多くはなぜ行きたいのか問い返され、しかる後にその他の目的地に行くよう説得される」、「聞くところによるとより多くはフィリピン、ベトナムなど東南アジアの国に行くよう説得される」とする。

確かに、視察者ネットは調査して、国内最大の旅行ウェブサイトである携程があらゆる韓国の旅行商品の販売をやめ、ウェブサイト上で韓国を捜索して得られるのは空白なことに気づいた。携程のウェブサイト上で、韓国を捜索してもすでにいかなる情報も捜し当てられない。

確認のため視察者ネットは旅行客の名目で携程の顧客サービス部門に電話した。

視察者ネットは携程の顧客サービス部門に韓国旅行の販売をやめた問題を質問し、かつわざわざ販売をやめた原因を質問した。携程の顧客サービス部門は回答し、現在半島情勢が不穏で、このため携程はあらゆる商品の販売をやめたのだ、と語った。

その後視察者ネットは、15日以前に予定していた旅行は有効か否かと追加質問した。携程の顧客サービス部門は回答し、現在15日前に予定されていた韓国旅行はまだ正常に行われており、甚だしきに至っては行く期日が15日以後の韓国旅行も使用できるが、新たな注文はすでに全部やめている。もし最終的に韓国に行こうとするなら、携程は旅行客に慎重に行くよう注意を促す、と語った。

だが、国家旅行局は韓国メディアが言ういわゆる「旅行禁止令」を決して発表していない。国家旅行局は今月3日その公式ウェブサイトで公告を発表し、国の人に注意を促し、韓国旅行は慎重に行く必要がある、とした。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「国家旅行局が発した唯一の公式文書は、国の人に注意を促し、韓国旅行は慎重に行く必要があると注意を促すものである」)

実際、単に携程だけでなく、途牛、同程などの旅行企業も次々と韓国の商品の販売を止めている。

3月3日、同程旅行の創始者である同程国際旅行社(集団)総裁の呉剣は同程旅行第321旅行節で式典を始める時、同程旅行は韓国方面が「THAAD」ミサイル防衛システムを配備することおよび楽天グループの行為に対し強烈な憤慨を表明し、我々は継続して国家利益は一切より大きいとの原則通り業務を展開し、「THAAD」事件は中国人民の感情を深刻に害し、我々はすでに措置を採って旅行商品のルートを調整し販売を止めた、とした。

視察者ネットは同程Appを調べて、確かに現在あらゆる韓国旅行商品がすでに購入できず、商品はすでに期限切れとなっていることが表示されることを発見した。

また、もう1社のOTA(Online Travel Agent オンライン旅行社)の巨頭である途牛もすでにあらゆる韓国旅行商品の販売を止めている。

視察者ネットは成功裏に途牛の公報部に連絡したが、業務人員の王女史は視察者ネットに、途牛が韓国旅行の販売を止めたのは完全に自発的で、「途牛は韓国が『THAAD』システムを配備することおよび楽天グループが『THAAD』のために配備地を提供したことに強烈に抗議する。即日、途牛は韓国方向の団体旅行、自由旅行商品をすでに全部棚から下ろし、販売を止めた。」と教えた。

「韓民族日報」はさらに、今月から韓国駐中国大使館などの機構は次々と個人ビザの増加などを提出し、もって解決方案の探求を図る、とする。だが依然低下の趨勢を防ぎ止めることは難しい。北京の大使館関係者は、「元々のビザ申請量は毎日800〜1,000名前後だったが、2日以後500件以下まで減少した」、「このうち大部分は旅行社を通じて申請する団体ビザで、個人のビザ申請は100件前後だ」とする。

以前韓国国内に中国人が入った人数は毎日1.5万人前後だったが、最近の1週間では9,000人前後にまで減少している。韓国国内の航空会社は今月15日、16日に始まり中国ルートを減らしている。

韓国人は泣いたが、もう1つの国は笑った。ロイター社3月14日の報道によれば、タイのある旅行機構の責任者は、最近タイが中国の旅行客を迎える数は上昇中だ、とした。しかも韓国が「THAAD」を配備することが原因で中韓関係の緊張がもたらされるのに伴い、タイの旅行業はその中から益を得、より多くの中国の旅行客を吸引している。

タイ旅行協会主席のRonnarong Chewinsiriamnuaiは、最近韓国が「THAAD」ミサイル防衛システムを配備することが原因で、中韓関係の緊張がもたらされ、このため将来より多くの中国の旅行客がタイ旅行を選択するだろう、とする。「これはタイにとって非常に良いチャンスと言え、中国の旅行客の増加と共に、タイの旅行業は改めて活発になってくるだろう。」


(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「3月13日、多くの中国の旅行客が韓国の免税店に群がり買い物をする」)

最後に、両会の期間、外交部長の王毅は次のように強調した。現在中韓関係に影響する最大の問題は、米韓がかたくなに韓国に論争に満ちた「THAAD」ミサイル防衛システムを配備しようとしていることに他ならない。我々は最初からもう断固反対している。何故なら「THAAD」ミサイル防衛システムの監視測定、早期警戒範囲は半島をはるかに超え、その中国の戦略的安全に危害を及ぼす企図はすでに世の人皆知っている。

このため「THAAD」の導入は明らかに間違った選択で、隣国としての道に反するだけでなく、しかも韓国をより安全でない状態に陥れる可能性が高い。

このため我々は韓国国内の某いくつかの勢力がもはや独断専行しないようご忠告申し上げる、さもないと結果は人に損をさせまた己を害することにしかなり得ない。中国サイドは韓国サイドに崖っぷちで踏みとどまり、配備を中止し、間違った道の上をどんどん遠くに行かないよう懇切に促す。


 タイの業界はこの動きが長期化すると見ているようですが、私はせいぜい何ヶ月かのことではないかと思います。韓国の大統領選挙の結果がどう影響するかも重要でしょうね。













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