052D、航海試験を行う

 最新式ですが実際まだ1隻も就役はしていないので憶測を呼んでいます。

http://military.china.com/important/11132797/20130911/18041687.html


ロシア:中国の052Dは全世界で初の冷熱共通架VLSを装備

(頑住吉注:この記事のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

第2世代中華イージス戦闘艦

052Dの驚くべき鮮やかさの航海試験

片手に堅固な盾、片手に投げ槍、「領舞二弟」は全能の名手と呼ぶに堪える (頑住吉注:「領舞二弟」の意味は不明です)

軍事専門家:この艦は中国空母戦闘群の黄金の共演者になる

目下地中海を5隻のアメリカのアーレイ・バーク級駆逐艦が遊弋しており、オバマの命令さえあればシリアに向け200発の「トマホーク」巡航ミサイルを発射する。

事実として、中国にも同様の能力を持つ戦闘艦がある。これが最新式の052D型駆逐艦である。最近、052D第1号艦が上海の黄浦江で海に出て航海試験を行っている一組のクリアな画像がネット上に広まりまくった。8月29日、国防部ニューススポークスマンの楊宇軍は記者会見でこれに対し落ち着いて回答した。「軍艦が大海に出、飛行機が青空に上がる、いずれも非常に正常なことで、大げさに騒ぐに値しない。」として事実上認めたのである。

去年の8月28日の052D第1号艦進水から、軍事マニアたちはとっくにひたすらに待ちこがれている。ちまたの噂の中では、全世界で最も先進的な防空体制を持つ第2世代「中華イージス」がまた我が国初の対地巡航ミサイルを発射できる水上戦闘艦となったため、052Dはまだ「閨房」を出ないうちにすでに「その名世に轟き」、中国の軍備が飛躍的に発展する「後発の優勢」の1つの縮図となっている。このカッコいい戦闘艦は片手に堅固な盾、片手に投げ槍を持ち、多くの「超能力」に頼って「領舞二弟」の美名を獲得した。

超まばゆい性能:あるいは全世界で初の冷熱共通架VLSを装備か

カナダの「漢和安全保障業務評論」の報道によれば、052Dは2003年に進水した052C駆逐艦が重大な改良を経てできたもので、現在すでに3隻が江南造船工場で進水している。

ネット上の画像を見ると、052Dは052Cの艦体レイアウトをそのまま使っており、アーレイ・バーク級に似ている、ということに気付くことができる。最も目立つ変化は、艦橋外周にある四面のフェイズドアレイレーダーアンテナで、052Cの円弧形の外殻がなくなり、平板に改められ、しかも寸法が拡大されていることである。

俯瞰から見た画像の中で、052Dの前後の甲板上にはそれぞれ一組の新型ミサイル垂直発射装置(VLS)があり、その発射筒の外形は052Cの「穴開き練炭」式の円形から「チョコレート」式の四角形に改められ、米軍のイージス戦闘艦上のMK41型VLSシステムに酷似している。この新型VLSは全部で64ユニットあり、052Cの48ユニットに比べやや増加している。

ロシア軍事工業総合体ニュースネットの最近の報道によれば、052DのこのVLSシステムは、中国最新の軍用スタンダード設計に基づいたもので、防空、対潜、対艦、対地巡航ミサイルの共用が実現でき、1つの発射筒に4発の比較的小さいミサイルが装填でき、極めて大きく作戦の柔軟性が向上した。しかも、このVLSはミサイルの冷発射が実現でき、また熱発射ができ、全世界で初の冷熱共通架ミサイル垂直発射システムとなる。

後部のヘリ格納庫の上にあった052Cの730七連装30mm近接防御砲は、「要イ尓命3000」(頑住吉注:ヤオニーミン、「おまえの命をもらう」くらいの意味でしょうか)と俗称される24連装海紅旗-10近距離対空ミサイルによって取って代わられている。この艦の海をかすめるような超低空飛行のミサイルに対応する距離は3kmから10kmに大きく伸びた。

一方艦体前部では、新型の130mmL70単砲身艦砲が人の注目を引く。その前衛的な造形は少なからぬネット仲間の「突っ込み」に遭遇している。

また「週刊ジェーン安全保障業務」の報道によれば、052Dにはさらに中国が自主研究開発したRUB煙幕顆粒妨害システムが装備され、作用距離は5〜12kmで、レーザーを遮ることによってレーザー制御誘導爆弾やミサイルを頭のない青蠅に変えることができる。

(頑住吉注:これより2ページ目)

カギとなる重要な役割:対地打撃距離は空母上の殲ー15を超える

「イージス」システムを搭載するアメリカのタイコンデロガ級巡洋艦やアーレイ・バーク級駆逐艦同様、052Dは防空、対潜、対艦、対地打撃能力を兼備した全能の戦闘艦である。その航海試験は何を意味しているのか?

中央テレビのインタビューを受けた時に著名な軍事専門家尹卓は、052Dは空母と一体で作戦でき、艦隊に入ることが完全にできる、とした。国防大学の李莉教授は、この艦は将来空母艦隊の中で非常に重要な力量としての役割を演じることになる、とした。

予見できるのは、「遼寧」号空母戦闘群の中で、「領舞二弟」が「黄金の共演者」になることである。

本職の任務である艦隊区域防空の執行方面では、アクティブフェイズドアレイレーダーとアクティブレーダー制御誘導遠距離対空ミサイルを配備しているため、052Dは超強力な空中打撃からの防御能力を具備し、空母艦隊のために半径200km余りに達する巨大な傘を広げることができる。全世界に目を向けても、052Dの防空能力は一二を争うものである。

しかも、アメリカメディアは「意外」という言葉を用いて052Dの思想と設計を形容しており、その報道によれば052Dは最新型の指揮作戦システムを装備し、その艦隊指揮能力はこの前改装された「青島」号駆逐艦を大幅に超越している。

さらに特別なのは、052Dの巡航ミサイルを発射する能力である。アメリカのグローバル戦略ネットが明らかにするところによれば、中国が新たに研究開発した東海ー10巡航ミサイルは有効射程が1,500〜2,500kmの間で、破壊力は「トマホーク」巡航ミサイルを超える。これまで、このミサイルは093攻撃型原潜にしか装備されておらず、水上艦艇がこのシステムを装備するのはやはり初のことである。

遼寧号上で発着する殲ー15が搭載する空対地ミサイルの攻撃距離は1,500km前後に過ぎず、このため052D上で青空を真っ直ぐ指す巡航ミサイルの打撃範囲は空母艦載機よりさらに大きいのである。

明らかに、この艦は空母のために対地攻撃の重任を分担し、空母戦闘群の打撃手段を豊富にする。


 明らかにちょっと無理なほめ方をしてますね。艦載戦闘機のミサイルより射程が長いからって「打撃範囲は空母艦載機よりさらに大きい」というのは無茶苦茶で、当然艦載戦闘機の打撃範囲は艦載機自体の行動半径をプラスして考えるべきです。またこの前中国の対艦ミサイルはかなりの確率でイージス艦やアメリカ空母を撃破できる、と誇る記事を紹介しましたが、だとすればイージス艦とせいぜい「大差ない」程度の052Dがアメリカのミサイルを防ぎきれるとは思えません。ただ、実態がよく分からない「RUB煙幕顆粒妨害システム」はやや不気味です。










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