3月初めに「両会」開幕

 「両会」とは全国人民代表大会、中国人民政治協商会議の略称です。

http://military.china.com/important/11132797/20140217/18344124.html


全国両会開幕時期確定 国家安全委員会の正式成立が有望

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「今年の全国両会は来月初めに行われ、人民代表大会と政治協商会議はそれぞれ3月5日および3日に北京で開幕すると定められた。」)

1年に1度の両会開幕時期確定に直面し、業界内の人物は普遍的に、次の市場のファンダメンタルズの関心の焦点は両会に移る、としている(頑住吉注:どうもこれ元々は証券業界の、両会の影響でどの株が上がるかといった着眼点で書かれた文章のようです)。春節前に開かれた地方両会の縦覧および機構に対する予測の点検により、新エネルギー源、農業、情報産業、環境保護、国営企業改革、医療、養老産業などのテーマが高度の関心を集めている。

出現があり得る両会期間のホットなポイントに関し平安証券は、改革全面深化の勢いを借りて、今年の両会では政府機構改革・簡素化、軍隊の最適化・調整、国家安全委員会の運営始動などの重大問題が討論されると見られる、と考える。また、国防予算、一般民間航空、大型機、航空エンジン特定項目など軍事工業のホットなポイントたる問題も再度熱く議論されることになる。

国防予算10%前後増加

2013年の中国国防予算は7,200億人民元で、世界第2位であるが、依然アメリカ(5,824億アメリカドル)に遠く及ばない(頑住吉注:大体1,186億アメリカドルに相当するようです)。今後5年は依然年平均10%の増加幅を保持すると見られる。中国国防予算の中央財政支出に占める比率は10%前後に安定し、地方に対する転移しての支払い(頑住吉注:日本での地方交付金みたいなもんでしょうか)を除き、各項目の主要な支出の首位にいる。ここ3年、国防予算の年平均増加幅は10%前後の水準を保持し、GDPの増加幅を超えている。だが中国の国防予算のGDPに占める比重(1.4%)はアメリカ、日本、イギリスなどの国よりはるかに低く、甚だしきに至っては世界平均水準(3%)にも達しない(頑住吉注:日本は1%を基準にしてるんですがね。また中国の軍事費は不透明で実際には公称の倍くらいあるとする見方も有力です)。過去20年、軍はずっと「忍耐」し、国防予算の増加は補填性、追跡性、発展性の増加に属した。内部支出構造の上では、国防予算は人数費、事務費の支出を削減し、装備費と訓練費の支出を増加することになる。装備費の中では、赫軍(頑住吉注:たぶん漢字読み取りソフトのエラーでしょうが元々何だったのかは分かりません)、陸軍航空隊、航空宇宙、第二砲兵部隊の高度な新装備支出が増加し、陸軍の普通装備支出が削減されることになる。

比較的大規模な軍隊構造の調整が始動、海軍と防空防宇宙部隊を拡張編成

中国軍の大規模な整理編成行動の間隔は6〜12年と異なり、最近の整理編成は10年前に発生した。改革開放以来全部で3回の軍縮が発生し、全部で170万人が削減された。現在は最も最近の人員整理からすでに11年過ぎている。第一線の作戦力量と高度技術兵種を強化し、軍隊の層、クラスを減少させ、文官の余剰人員を淘汰し、より新しい高度新技術装備装備を買い入れることが今回の軍縮の重要な観点である。報道によれば、海軍三大艦隊はそれぞれ駆逐艦および護衛艦支隊を各1増加編成することが有望で、また各艦隊は上陸艦支隊と補給艦支隊を増設し、原潜部隊の編成を増加し、原潜基地の建設を続行することが有望である。空軍はあるいは輸送機、早期警戒機、爆撃機部隊を拡張編成し、防空防宇宙部隊を設置して宇宙防御を強化するかもしれない。陸軍は陸軍航空隊の規模を拡大し、第二砲兵隊はミサイル巡航部隊の建設を拡大することになる。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「両会が召集、開会され、多くの国家建設と民生に関する大事が討論されることに」です。)

国家安全委員会が運行の許可を獲得

国家安全委員会は両会で正式に成立することが有望である。国家安全委員会は全国人民大会とコンビネーションし、関連の立法を行うと見られ、特に突発状況下で行う「緊急立法」である。中国は釣魚島など歴史問題に対し実力を見せ、同時に東海と南海に対する統制を強化する可能性が高い。このため、国家安全委員会が「安全の盾」として、国内外の安全戦略の統一的計画配案の上で発揮する作用は予想を超えたものになるかもしれない。

エンジンに関する「2つの特定項目」を宣言

現在、航空エンジンとガスタービンという「二機」科学技術重大特定項目はすでにスムーズに国家第20重大技術特定項目となり、宇宙飛行機と極超音速飛行機特定項目と共に国家の航空宇宙領域の重要な突破となっている。「二機特定項目」は国家重点軍用両用エンジン項目の研究開発、現有のエンジンに対する改良および新世代エンジンの探求と事前研究項目を含む。渦扇-15エンジンは2014年に検証機が完成すると見られる。渦扇-10エンジンは2015年に初飛行することになる。長江-1000Aエンジンは2016年に初飛行することになる。宇宙エンジンは2016年に搭載されて飛行することになる。推力:重量比が15の一級の第5世代エンジンは2016年に核心機が完成することになる。

一般民間航空の若干の管理細則が登場

「低空空域管理使用規則」は現在すでに文面ができており、意見を求め、修正、最適化しているところで、両会前後に頒布されることが有望である。全国低空空域画定方案も、急いで準備中の飛行禁止空域というボトルネックがひとたび打破されれば、国内外一般民間航空サービス商と供給商は新たな空中の商機を迎えることになる。

平安証券は、上述の両会の軍に関わる五大ホットなポイントは、軍事工業分野の第一四半期のパフォーマンスの重大な支えを構成する、と考える。主戦装備ジャンルの中では、重点的に中国重工(海軍空母)、航空動力(航空エンジン全体機)、航空宇宙通信(宇宙通信指揮システムと兵個人用ミサイル)が重点的に推薦される。一般民間航空と二、三、四級軍事工業市場化セットジャンルの中では、海特高新(航空機運営、維持修繕、養成訓練、部品製造)、錬石有色(航空エンジンのレニウムを含有する高温合金単一結晶ブレード)、四川九洲(航空管制レーダー)、高徳紅外(第4世代ミサイル赤外線制御誘導)が重点的に推薦される。

(頑住吉注:以下のページのキャプションのほとんどは本文の一部を切り取ったものなので、それ以外のもののみ紹介します。4ページ目)国家主席習近平は国家安全委員会主席を担当する


 航空エンジンと軍艦用ガスタービンへの力の入れ方はここからも分かります。国家安全委員会が具体的にどういうものになるのかも今後詳しい記事が出ると思われます。

















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