中国海軍新兵器装備の動向

 他の多くのページと少しずつ重複している部分がありますが、中国のいろいろな新兵器の装備状況をまとめた内容です。

http://military.china.com/top01/11053250/20121208/17571454_1.html


メディア、中国の2万トン級081型強襲揚陸艦間もなく建造開始

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「2012年タイのバンコク安全保障業務展の期間、中国の会社が展示した新型ヘリ搭載ドック上陸艦の模型。」)

艦載機発着成功 中国という竜の「牙」さらに鋭利さを加える

「法制文萃報」特別記事 作者:武居玄

11月25日、これまで週末の時期、西側メディアは一般に何の重大ニュースの更新もしなかったがこの日は異なり、西側メディアはまるで鍋に揚げ物を放り込んだような騒ぎだった。何故なら中国の艦載戦闘機殲-15が成功裏に「遼寧」号空母上での発着を完成させたばかりだったからであり、西側の軍事ウォッチャーは、これは中国がすでに空母艦載機を艦に搭載する最後の難関を突破したことを示している、とする。

「アジア軍事評論」誌に掲載された文章は、空母の各方面の技術が徐々に成熟するにつれ、艦載戦闘機が艦に搭載される歩みは日増しにスピードアップし、「中国という竜」の牙はどんどん鋭利になっている、とする。何故なら空母以外にも中国海軍は各種類型の水上戦闘艦、潜水艦の発展においていずれも全速で推進しており、アメリカはすでに日増しに中国の遠洋海軍の圧力を感じるに至っている。

「フライングシャーク」のスムーズな発着、全世界を震撼さす

11月25日、中国国防部は中国国産の殲-15艦載機が近い時期における訓練の中で成功裏に「遼寧」号空母上での発着試験を完成させた、と表明した。フランス新社は当日の報道で、この挙は北京の軍事能力を拡大させることになり、中国は領土をめぐる争いの中で自分の日増しに増強されるこの種の能力をデモンストレーションすることになる可能性がある、とした。

中国当局の資料の説明によれば、初めて「神秘のベール」を脱いだ殲-15戦闘機は中国の初代多用途艦載戦闘機であり、作戦半径が大きい、機動性が良好、弾薬搭載量が多いなどの特徴を持ち、異なる作戦任務に基づき多くのタイプの対艦ミサイル、空対空ミサイル、空対地ミサイルおよび正確制御誘導爆弾などの正確打撃武器を搭載でき、全海域、全空域の打撃作戦能力を実現し、各項目の性能はロシアのスホーイ-33、アメリカのF-18など世界の現役主力艦載戦闘機に匹敵し、このため勇猛果敢な空中の「フライングシャーク」と誉め称えられる。

明るみに出た殲-15艦載機の総設計師は次のように説明する。殲-15艦載戦闘機は中国の第3世代戦闘機の技術を基礎に全く新しい設計、研究開発を行った多用途艦載戦闘機である。この機は2台の大出力エンジンを装備し、主翼の折りたたみを実現し、揚力増加装置、降着装置、制動フックなどのシステムを全く新しく設計し、機に優良な作戦使用性能を保持させる条件の下で着艦が要求する飛行特性を実現した。

国外メディアと軍事専門家の見るところでは、艦載機の発着は空母操縦の最も完成が難しい技術であり、中国の1年の長きにわたる「遼寧」号空母改造の努力が頂点に達したことも意味している(頑住吉注:何で1年なのか分かりませんが)。「遼寧」号は訓練艦となり、より多くの中国空母操作人員と艦載機飛行員を養成することになる。

アメリカの海軍専門家の説明によれば、空母上で艦載機の降着を完成させるのは非常に難しい1つの関門である。何故なら限られた時間内に、非常に高い飛行速度の下、正確に艦載機の尾部フックが制動ケーブルを引っ掛けることを保証する必要があるからである。これは1つの非常な責任を負った「システム工程」であり、これは艦上の多方面の人員と艦載機飛行員の密接なマッチングの達成を必要としてやっと実現できる。さもないと機が壊れ人が死亡する惨劇が起こることになる。アメリカは空母配備の初期、まさにカタパルト発進と着艦の問題ゆえに1,000機以上の飛行機を失い、多くの優秀な飛行員がこのために犠牲となった。このため着艦成功こそ空母の戦闘力実現に象徴的意義を持つ事件なのである。

「アジア軍事評論」誌の文章は、今年4月、殲-15型艦載戦闘機の公式な画像がすでにネット上に公開され、現在殲-15艦載機の飛行員訓練センターは2つあり、1つは西安に位置し、1つは遼寧の葫芦島に位置する、とする。アメリカの海軍専門家は、2014年までに殲-15が正式に就役する可能性は決して高くない、と考える。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「フランスのミストラル級強襲揚陸艦」です。)

初の空母戦闘群は南海に配備されることになる

「ワリヤーグ」号を改良してできた「遼寧」号空母以外に、アメリカ海軍情報人員は中国はさらに国産通常動力空母を開発中であると漏らす。明らかに中国初の国産空母は「ワリヤーグ」号を設計の基礎としている。ある情報は、この国産通常動力空母は2014年に進水することになるとする。この他、ずっと存在する噂は、中国はさらに独立してこの他2隻の空母を建造中だとするが、今までにまだ証拠は得られていない。

アメリカ海軍情報事務室の評価によれば、解放軍海軍が正式に配備する初の空母は南海艦隊に入ることになる。何故なら南海艦隊はすでに近代的な水上航路護衛戦闘艦部隊と原子力潜水艦部隊を持ち、このことは彼らが良好に中国初の空母戦闘群艦隊を組成できることを表しているからである。しかし、この目標を実現し、全面的な空母作戦能力を具備する前に、解放軍海軍は多くの時間を使い、いかにして有効に空母戦闘群を運用するか学習することが必須で、しかも熟練した艦載機部隊を訓練して作り出さねばならない。

「アジア軍事評論」誌の文章は、中国は空母戦闘群建立方面でも準備を整え始めている、とする。解放軍海軍は現在世界で最も大きなディーゼル・電池動力潜水艦部隊を持っている。中国海軍は現段階で60余隻の潜水艦を持ち、しかもこの潜水艦部隊は急速に近代化を完成させつつある。中国の考えの中で、南海がこのように重視される1つの重要な原因は、ここにいる潜水艦がより迅速に深海に進入できることである。より浅い大陸棚の海域に比べ、このことは疑いなく戦略的優勢を持つ。このため、中国は海南島にすでに多くの地下潜水艦基地を建設済みである。この他、095型攻撃型原子力潜水艦は2015年までにきっと就役することになる。アメリカ海軍情報部門は評価して、「その時最多で5隻の095型原子力潜水艦が中国海軍に就役することになる」とする。これと同時に、041型「元」級ディーゼル・電池動力潜水艦は「非空気依存推進システム」を装備する(頑住吉注:AIPシステム)。

しかも、多くの各種類型の先進的戦闘艦が解放軍海軍に加入しつつある。多種のトン数クラスの新世代戦闘艦、例えば052C「中華イージス」防空駆逐艦、052D型グレードアップ版防空駆逐艦、054A型ミサイル護衛艦の現在の配備数はすでに日本の海上自衛隊の新世代戦闘艦の数に近づき、しかも中国が現在新世代戦闘艦を建造する速度は日本をはるかに上回っている。中国は現在すでに自分の第6隻目の052C級防空駆逐艦と、第14隻目の054A級ミサイル護衛艦の建造に着手している(「法制文萃報」注:ある情報はこの2隻の戦闘艦はすでに建造が終わっているとする)。この他、アメリカメディアの情報は、新型の10,000トン級052D級大型防空駆逐艦も建造注であるとする(頑住吉注:これはたぶん052D登場直後の、「これが噂の10,000トン級新型駆逐艦だ」との誤情報のことだと思います。本当の10,000トン級駆逐艦ができれば、当然名称も変わるでしょう)。

今後1年内に、人々はさらに解放軍がより多くの新たな級の056級軽護衛艦を配備し、周辺海域に対しパトロールを行い、かつ東海および南海の領土の主権に対する主張を強化するのを見ることになる。今年6月、第2隻目の056級軽護衛艦がすでに進水し、今少なくとも4隻以上の056級艦艇が依然建造中である。中国はさらにおよそ80隻の022級双胴高速ミサイル攻撃艇からなるミサイル快速部隊を持つ。去年、暴露された1枚の画像が、中国水上戦闘艦がすでに曳航式ソナーアレイを装備し、したがって解放軍海軍の対潜能力を強化したことを初めて証明した。

この他、中国は急速に自分たちの上陸戦闘艦部隊を発展させているところで、現在の重点的作業は排水量が18,000トンに達する071級ドック上陸艦の建造である。第4隻目の071級ドック上陸艦は現在すでに建造が終わっているとされる。また最近、ウクライナによって提供される4隻の「ヨーロッパバイソン」級大型ホバークラフト上陸艇も建造作業が開始されている。最も人の注目を引くのは、中国がすでに排水量22,000トンに達するヘリ空母を開発計画に入れていることで、この「081」級と呼ばれる大型強襲揚陸鑑陸艦は間もなく建造が実現するとされる。

制海権獲得を実現するには、当然海上空域に対するコントロールを実施することも必要である。このため解放軍海軍航空隊の部隊は不断に発展しているところである。イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」の情報によれば、解放軍海軍航空隊の部隊はまさに毎年1個連隊の速度で新型の殲-10A戦闘機と殲-16戦闘機(スホーイ-30MKKを基礎にしたコピー改良型)を受け取り、配備している。同時に2〜3年ごとに殲轟-7A戦闘機1個連隊が配備されている。この他、解放軍海軍航空隊の部隊はすでに去年から新たな殲-11B型戦闘機を引き渡され始め、もって古い殲-8戦闘機と交換している。2011年、ある画像は中国がすでに運-8輸送機を基礎に新型の運-8海上哨戒機を開発していることをはっきり示した。

去年から国際的なメディアのトップニュースにしばしば南海と東海の領土をめぐる争いに関する報道が出現している。これらの争いが日本、フィリピン、ベトナムいずれに関わろうとも、1つの共通の主役は中国に他ならない。黄岩島の争いの中で、フィリピンはすでに中国との対峙を勃発させたことがあり、これと同時に釣魚島は長期間にわたりずっと中日関係の中で最も抜くのが難しい「トゲ」である。イギリスのBBCが、中国艦載機が成功裏に空母上での発着を完成させた後で発した報道は、「これは中国の軍事的筋肉が不断に増強している1つの象徴的なマイルストーンとしての事件である。」とした。何故なら中国は日増しに隣国との領土をめぐる争いの中に巻き込まれているところだからである。


 日本も対応して防衛力を強化しているところではありますが、中国のこの規模とスピードにはとうていついていけませんし、どの程度かはっきりは分かりませんが質的にも向上していることは明らかで、安全保障のためにはやはり他国との連携が重要になってくるでしょう。






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