中国、李登輝訪日を評する

 なんだかんだ言ってもダライ ラマがらみに比べれば反応がソフトのようですけど。

http://military.china.com/important/11132797/20150724/20070571.html


李登輝、訪日し安倍を盛んに賞賛 台湾人は日本の統治に感謝していると称する

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

台湾元「総統」で、かつての「台湾精神の領袖」李登輝は最近日本訪問に赴き、23日日本の首相安倍晋三と1時間半密会したとされる。李登輝は訪日期間に演説を発表し、安倍を盛んに賞賛し、さらに台湾人は日本の統治に感謝していると称し、かつ再度『釣魚島は日本に属する』などの日本に媚びる言い方に言及した。李登輝のこうした「こびへつらい」のパフォーマンスに対し、中国社会科学院台湾研究所の研究員である王建民は23日「グローバル時報」に対し、李登輝は徹頭徹尾、正真正銘の「媚日台独」(頑住吉注:日本に媚び台湾独立を目指す)分子であり、今年すでに92歳の彼は自らの健康をかえりみず日本まで「栄達を求め」に行き、これは彼が政治的影響力の拡大を願う一種の断末魔のあがきであるが、全ては過去のことで、すでに彼の時代ではなくなっており、彼がこのようにすることは非常に恥ずべきで、同時に非常に悲しむべきことでもある、とした。

台湾の中時電子報は23日に東京のテレビ局の独占報道を引用し、安倍は23日午前李登輝が東京で滞在するホテルにやってきて、李登輝と1時間半の会談を行った後で去った、とした。報道は、台湾と関係が深い日本の自民党議員はすでに安倍と李登輝の会談の事実を認めている、とする。李登輝も当日午前ホテルから出発する時、東京のテレビ局の記者のインタビューに対し、確かにこのようなことがあったと認めた。ある日本の記者は、安倍と李登輝は23日午前、JR東海の名誉会長である葛西敬之の手配の下に共に朝食を食べた、と明らかにした。東京のテレビ局は、日本の現任の首相と台湾元「総統」の会談は依然稀に見る特例であり、中国大陸を刺激する可能性があり、大陸の反撃を引き起こすだろう、とする。

23日に東京の日本外国特派員協会で演説を発表した後、李登輝は安倍と会ったのか否かと質問された。彼は「この件に関しては、私は何も話せない。私が言えるのは1つのことだけで、私は非常に安倍の日本に対する貢献を肯定している。」としただけだった。ある香港のテレビ局記者は、日本の国会はまさに新安保法案により大騒ぎであるが、李登輝がこの時に日本を訪問した意図および目的はどこにあるのか、安倍の招待を受けて来たのか否か、と問うた。李登輝は大声で回答し、今回は日本の国会議員の招待を受けてのことで、「安倍政権とは関係はない」と語った。彼はさらに、日本の経済、景気が好転することは全アジアにとってよいことである、と語った。今回は靖国神社参拝に行くのか否かと問われ、李登輝は「行かない」とした。

中国社会科学院の学者である王建民は23日「グローバル時報」に対し分析して次のように語った。李登輝は彼と安倍との会談の内容を公開したがらないが、彼らはきっと2つの議題を含めて討論したと推測できる。1つ目はどのように大陸に対抗するか、もう1つはいかにしてアメリカにより深く台湾海、南海、東海などの問題に介入させるかである。また安倍と李登輝は持ちつ持たれつ、相互に慰め合う関係でもある。「台湾独立」分子である李登輝の島内での声望は下がりつつあり、旬の時期を過ぎた政治人物に属する。そして同時に、日本民衆の新安保法案反対の声の高まりの中で、日本の右翼分子は李登輝の中から心理的慰めを探し出すことができる。

ある島内の分析は、安倍は明らかに台湾を利用して大陸を刺激しており、民進党が政権についた後はこの種の活動はきっとどんどん多くなるだろう、とする。台湾は慎重である必要があり、雲をつかむような政治的利益のために経済的利益に重い傷を負わせてはならない。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

李登輝は21日午後東京に到着し、これは「総統」就任後第7回目の訪日で、22日彼は日本国会議員会館で演説し、「中国の法律制度の拘束から離脱」する必要を言明した。報道は、李登輝は23日に日本の外国特派員協会で日本語を用いて演説原稿を読み上げ、題名は「台湾の主体性建立の道」だった。彼は、台湾と日本は良好な関係を維持しかつ交流を強化し、相互に援助すべきであるとした。彼は同時に安倍が力を入れて推進する「アベノミクス」および「新安保法案」を盛んに賞賛した。彼はさらに、日本の歴代首相にはいずれにも安倍の胆力はなく、安倍のアジアおよび世界の平和に対してなす貢献に対し、自分は高く評価する、とした。

日本ニュースネット24日の報道によれば、演説後の記者の質問の段階で、李登輝は釣魚島に対する立場を問われた時、「この問題に対し、私はすでに何度も語ったことがあるが、尖閣諸島は日本の領土に属し、台湾には属さない。」とした。ある人の、当時の日本の台湾に対する植民統治をいかに扱うかとの質問に対し李登輝は、当時の日本の台湾に対する統治は、清朝政府が台湾を廃棄する土地として日本に与えたからだ、とした。彼は、「日本は近代化された管理を実行し、司法と行政の管理の分離を実現し、台湾が近代化された管理体制を建立するのを助け、農業、インフラ建設方面でも大量の財力を投入した。」と語った。彼は、東日本大地震発生後、こんなにも多くの人が日本のために寄付したことは、台湾人が日本に感謝していることを説明できる、と考える。自らが当時何故「国家統一綱領」を制定したのかに対し李登輝は、当時台湾「総統」の任にある時制定した「国家統一綱領」は、決して本心での大陸との統一の実現のためではなく、国民党内保守勢力をなだめるためだった、と説明した。

ある島内のネット仲間の評論は次のように言った。李登輝のいわゆる「釣魚島は日本の領土」はその一貫したトーンで、時代遅れの理屈の蒸し返しであり、荒唐無稽で可笑しい。李登輝は日本が当時台湾で推進した日本文化教育の毒の果実であり、「皇民」意識はすでに頭の中に根を張っている。だが歴史の巨大な車輪は回り、彼が「幸いにも生存することが不可能な蟷螂」となると信じる。

王建民は23日「グローバル時報」記者に次のように教えた。李登輝というこの種の極端な「台湾独立」分子は自らを日本人と見なし、かつこれをもって光栄とし、中華民族の罪人および屑である。彼は日本の植民統治を称賛し、これは全人類の正義の価値観にもとるものである。独善的に親日で、日本に媚び、日本に迎合、日本にすり寄り、日本の右翼勢力から温暖を得ることを望み、これは李登輝本人の悲劇的退場を運命づける。彼は本来台湾の政治に非常に良い歴史的地位を残すはずだったが、思いもよらず最後にはこの状態に達し、今このように老いても目が覚めず、まだ身を落とし、これは李登輝の人生の悲劇であり、この種の人は最終的には歴史のゴミ箱に片づけられるしかないだろう。


 まあ李登輝の影響力がそんなに期待できるものではないということは本当でしょうが、現在の与党国民党に比べ相対的に独立色が強い民進党が政権につくことはすでに決定事項のように言われており、その後大陸との関係がどうなるかは日本にも間接的に大きく関係してくるでしょう。















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