中ロ海軍合同演習開始

 当然重複部分もありますが、昨日に引き続き関連記事を3つ紹介します。

http://military.china.com/important/11132797/20140518/18508133.html


ロシアの「ワリヤーグ」号などの艦が上海に到着 東海艦隊の水兵が隊列を組んで歓迎

「中国の声 国防時空」の最新情報による:2014中ロ海上合同演習に参加する6隻のロシアサイドの艦艇はすでに全部港に入り、中国サイドの海軍将兵はすでに埠頭で隊列を組んで歓迎準備を整えていた。東海艦隊の水兵は輝く勇姿で隊列を組み、ロシア軍軍艦が岸に接近するのを歓迎した。軍楽隊は歓迎の楽曲「ロシア前進中」を演奏した。

演習に参加するロシアサイドの艦艇が港に到着

演習に参加するロシアの艦が到着し始め、ロシアの「パンジェリェイェフ海軍上将」号大型対潜艦が港に入った。「パンジェリェイェフ海軍上将」号大型対潜艦の艦ナンバーは548で、全長163m、全幅19m、満載排水量7,480トン、最大航行速度29.5ノット、航続力は14ノットで6,882海里、編成人数293人である。その使命は空母あるいは攻撃型巡洋艦を主力とする遠洋艦隊の中で専門に対潜作戦任務を担当することである。平時は単一の艦で周囲12万平方kmの海域の対潜作戦任務を基本的に完成できる。2011年6月、「パンジェリェイェフ海軍上将」号大型対潜艦は上海に対し期間3日の訪問を行ったことがある。さらに2003年9月には青島を訪問したことがある。

「イリムー」号中型海洋タンカーはすでに港に入っている。全長106.14m、全幅15.4m、満載排水量7,228トン、最高航行速度13.6ノット、航続力8,600海里、編成人数39人である。

ロシアの「Bystry」号ミサイル駆逐艦が埠頭に入った。「Bystry」号ミサイル駆逐艦の艦ナンバーは715で、全長156.5m、全幅17.2m、満載排水量7,904トン、最高航行速度33.4ノット、航続力4,500海里、編成人数296人である。現代級駆逐艦である「Bystry」号最大の特徴は4連装のSS-N-22「サンバーン」超音速巡航ミサイル発射器2基を装備していることである。SS-N-22「サンバーン」超音速巡航ミサイルは、全過程超音速+末端機動の能力を持ち、高速で低空飛行し、射程90kmのところに到達するまでたった2分しかかからず、「空母キラー」と呼ばれている。「Bystry」号ミサイル駆逐艦は去年「海上連合-2013」中ロ海上合同演習に参加している。

ロシアの「ニェウェイリスキー海軍上将」号大型上陸艦(「Ropucha」級)が港に入った。「ニェウェイリスキー海軍上将」号大型上陸艦の艦ナンバーは055、全長112.5m、全幅15m、満載排水量4,080トン、最大航行速度18ノット、航続力6,000海里、編成人数87人である。「Ropucha」級は旧ソ連が1965年に建造を開始した初の大型上陸艦「アリゲーター」級を基礎に発展させた戦車上陸艦である。この級の艦と「イワン ルオゲフ」級ドック上陸艦は共に、旧ソ連上陸艦艇が先進グループ入りした印と考えられている。現在ロシア海軍はなお18隻の「Ropucha」級を就役させている。

「カラール」号海洋タグボートの艦ナンバーはCБ-522で、全長81.5m、全幅16.3m、満載排水量2,800トン、喫水4.5m、最大航行速度15ノットである。今回演習に参加するタグボートは1984年に就役し、編成人数は25人である。

ロシアの「ワリヤーグ」号ミサイル巡洋艦は中国サイドのタグボートの援助の下に埠頭への接近を準備した。「ワリヤーグ」号の艦ナンバーは011、全長186.4m、全幅20.8m、満載排水量11,490トン、最高航行速度32ノット、航続力7,500海里、編成人数480人で、ロシアのスラヴァ級巡洋艦の第3号艦である。ロシア海軍太平洋艦隊の旗艦であり、すでに連続3年中ロ海上合同演習に参加している。「ワリヤーグ」号ミサイル巡洋艦は2009年4月に青島に来て中国人民解放軍海軍成立60周年記念活動に参加し、かつ海上閲兵に参加した。2012年4月、この艦は再度青島に来て、黄海海域で行われた中ロ「海上連合-2012」軍事演習に参加した。


 タンカーやタグボートのような裏方の艦は知りませんが、実戦用の艦はかなり古いものばかりのようです。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-05-19/224040_2494811.htm

 これはスラヴァ級巡洋艦のディテールが分かる画像集です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-05-19/224035_2494660.htm#pic


中ロ演習のハイライトを詳解:殲ー10、スホーイー30戦闘機が演習に初参加

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「多くの型の先進武器装備が初めて演習に参加」)

中ロ「海上連合-2014」軍事演習は5月20日から26日まで、長江河口以東の東海北部海空域で行われる。海軍軍事学術研究所の張軍社研究員は18日インタビューを受け、演習のハイライトを詳解した。

張軍社は、今回の演習の目的は両国、両軍の戦略的協力の発展を強固にし、両国海軍が共同で海上の安全の脅威に対応する能力を向上させることであり、年度計画内の定例の割り振りであり、いかなる特定の国や目標に照準を合わせたものでもない、と語る。

画像:東海艦隊の殲ー10戦闘機

(頑住吉注:2ページ目)

「今回の演習のハイライトの1つは、海上合同交通保護行動の指揮の協同と保障を重点的に演習することにある。」 張軍社は、いわゆる「交通保護」とは海上交通ラインの防衛のことである、と語る。合同演習の中で、中ロ海軍は合同交通保護行動に関わる指揮の協同、保障および各種戦術行動をめぐって重点的に演習を行うことになる。演習の戦術行動課目には、合同航路護衛、合同でのシージャックされた船の救出、合同での捜索救援、合同での防空、合同での対潜、合同での対艦突撃などが含まれる。

画像:スホーイー30戦闘機

(頑住吉注:3ページ目)

張軍社は「中ロ海軍は合同での調査確認、識別、合同防空課目を初めて演習することになる。」と語る。「調査確認、識別」は海上防空実施に必要な手順と行動であり、艦艇の防空でも区域防空でも、常にまず空中目標の調査確認、識別が必要であり、その後やっと適当な防御行動が取れるのである。

画像:烟台号ミサイル護衛艦(頑住吉注:054A)

(頑住吉注:4ページ目)

「今回の演習の中で、中国サイドは多くの先進武器装備を中ロ合同軍事演習に初参加させ、ミサイル駆逐艦寧波艦、鄭州艦など多くの艦艇の他、さらにスホーイー30型、殲ー10戦闘機などがある。」 張軍社は、スホーイー30機は多用途重戦闘機で、中距離空対空ミサイルや対艦ミサイルを搭載でき、主に制空と水上目標に対する攻撃任務を担当し、比較的強い防空および対艦攻撃能力を持つ、と説明する。殲ー10戦闘機は我が国が自主的に研究開発した新世代戦闘機で、中型、多機能、超音速、全天候の制空戦闘機である。

画像:柳州号ミサイル護衛艦(頑住吉注:054A)

(頑住吉注:5ページ目)

張軍社は次のように語る。「今回の演習の課目設置はより実務的で、これまでの中ロ海上合同演習に比べると、双方の初めて演習に参加する艦艇が全部混成されて演習し、初めて水上艦艇の艦隊を組織して超視距離攻防演習を行い、初めて潜水艦と水上艦艇の自主対抗が手配され、演習の連合性、実戦性が顕著に増強される。」(頑住吉注:「混成」は原文では「混編」で、中国側とロシア側に分かれず一緒に艦隊を組むといったことでしょうか。「自主対抗」はシナリオを定めずに対抗演習するといったことですかね。)

画像:寧波号ミサイル護衛艦(頑住吉注:053H1)

(頑住吉注:6ページ目)

張軍社の説明によれば、今回の演習内容は伝統的および非伝統的な安全に対する脅威への対応など多くの領域をカバーしている。合同での防空、対潜、対艦突撃などの課目の演習の中で、双方の軍艦および機の多種のレーダー、ソナー、光電子、通信など電子設備は全てONにして使用する必要があり、ゆえに双方の武器装備の戦術的特徴、技術性能、データが全て相手方に向け明らかにされる。こうしたことは、両軍に非常に高い戦略的相互信頼レベルがある状況下でのみやっと実現され得る。このため、中ロ海軍合同演習は中ロ両国の全面的な戦略的パートナーシップと、両軍の戦略的相互信頼の高い水準をも体現しているのである。

画像:千島湖号総合補給艦

(頑住吉注:7ページ目)ハルビン号ミサイル駆逐艦(頑住吉注:052)

(頑住吉注:8ページ目)鄭州号ミサイル駆逐艦(頑住吉注:052C)

(頑住吉注:9ページ目)Bystry号ミサイル駆逐艦

(頑住吉注:10ページ目)ワリヤーグ号ミサイル巡洋艦


 今回の演習に防空作戦の前提としての「調査確認、識別」が含まれていることをもって、ロシアが中国の防空識別圏画定を支持していることを示すものだ、という意見もあります。

http://military.china.com/news/568/20140519/18508445.html


中ロ東海軍事演習、初めて艦艇を混成 海上交通ラインの防衛を演習

新京報の情報 昨日(頑住吉注:記事は19日付)午後、中ロ「海上連合-2014」演習に参加するロシアサイドの艦艇が全て上海の某軍港の埠頭に到着し、ここに至り中ロ「海上連合-2014」軍事演習に参加する兵力はすでに集結を終えた。

理解されているところによれば、今回の中ロ軍事演習に双方は全部で14隻の水上艦艇、2隻の潜水艦、9機の固定翼機および2個特戦分隊と6機の艦載ヘリを派遣して演習に参加させる。5月20日から26日、中ロ双方の演習参加兵力は長江河口以東の東海北部海空域で、合同行動の統一的計画配案、準備に照らし、合同で行動を実施し、演習は3つの段階の共同組織演習を総括する。

演習の主要な課目には停泊地防御、合同での対艦突撃、合同での対潜、合同での航路護衛、合同での調査確認、識別、合同での防空、合同でのシージャックされた船の救出、合同での捜索救援および海上での実際の武器使用などが含まれる。

中国サイドの演習参加兵力は東海艦隊がメインである。

海軍軍事学術研究所の研究員張軍社は、中ロ海軍合同演習はすでに3年目であり、基本的に海上交通ルートの維持保護の課題をめぐって行われ、今回はさらに海上合同交通保護行動の指揮の協同と保障が突出している、と語る。

海上連合軍事演習はすでに中ロ両国海軍の常態化、メカニズム化された協力の形式となっている。これまでに中ロ両国海軍は2012年および2013年に2回の海上合同の枠組みの下での軍事演習を行ったことがある。今後、中ロ双方は継続して多国間の場と2国間のルートを通じて意志疎通と協調を強化し、合同軍事演習の挙行など深化され実務的な安全協力の具体的措置を深く検討することになる。

中国海軍ニューススポークスマンの梁陽は、今回の合同演習は中ロ両国海軍が両国元首の共通認識を実行し、両国の政治的相互信頼、両軍の友好的、実務的協力を強化する重要な措置であり、第三者に照準を合わせたものではない、とする。

解読

演習に参加する艦船

中ロの主力戦闘艦が集結


今回演習に参加する中国サイドの水上艦艇はそれぞれ鄭州艦、寧波艦、千島湖艦、ハルビン艦、烟台艦、柳州艦、2隻のミサイル快速艇および2隻の通常動力潜水艦である(頑住吉注:快速艇は重要性が低いからかもしれませんが、潜水艦の機種や名称が明らかにされないのは機密性が高いからでしょうね)。

理解されているところによれば、中国サイドの演習参加艦艇の中で、ハルビン艦の将兵は100項目余りの重大訓練、演習任務に参加したことがあり、アメリカ、ロシアなど11カ国の13の港を訪問したことがあり、人民海軍遠距離航行、太平洋横断など多項目の歴史的突破を実現している。烟台艦は就役したばかりで即、列島線に出ての実兵対抗研究訓練に参加し、成功裏に異なる方向からの多数の来襲するミサイルを迎撃し、かつ多項目の海軍訓練記録を創造した。

ロシアサイドの派遣する6隻の水上艦艇にはワリヤーグ号ミサイル巡洋艦、パンジェリェイェフ海軍上将号大型対潜艦、Bystry号駆逐艦、ニェウェイリスキー海軍上将号大型上陸艦、イリムー号中型海洋タンカー、カラール号海洋タグボートが含まれる。このうちタンカーとタグボート各1隻を除き、その他の4隻はいずれも太平洋艦隊の主力戦闘艦である。

今年の演習の中で、中ロ双方は全部で16隻の軍艦を派遣するが、去年の合同演習では双方が出動させた艦艇の数は19隻だった。中央テレビの報道によれば、去年に比べ、中ロ双方が今回の合同演習に参加させる艦艇の数はやや減少しているものの、専業特性の艦艇が相対的に集中し、例えばロシアが派遣するワリヤーグ号ミサイル巡洋艦は太平洋艦隊の旗艦であり、中国サイドも先進的な駆逐艦、護衛艦を派遣し、全体規模はいずれも艦隊級で、高性能の作戦艦艇である。

演習の方式

艦艇が初めて全て混成


中国海軍副司令員田中は、今回の演習は3つの顕著な特徴となるポイントを持つ、と語る。1つ目は演習に参加する艦艇が全て混成を行うこと。2つ目は初めて水上艦艇艦隊が互いに条件付きで超視距離攻防演習を組織すること。3つ目は初めて潜水艦と水上艦艇艦隊が組織され自主対抗を行うこと。

海軍軍事学術研究所研究員の張軍社は、演習は主に水上艦艇戦闘群、潜水艦戦闘群、航空隊突撃群の3つの戦闘群に分かれ、今回演習に参加する中ロの軍艦は混成を行い、これは中ロ海上軍事演習初の、海上艦艇に対する混成の実行である、と語る。


艦艇から言うと、鄭州艦と寧波艦は我が方の主要なミサイル駆逐艦で、主に防空、対潜、対艦突撃などの内容に参加することになる。ロシアのパンジェリェイェフ海軍上将号大型対潜艦は主に合同での対潜に参加し、Bystry号駆逐艦は主に対海突撃、合同での防空などに参加することになる。ワリヤーグ号巡洋艦は主に対艦突撃に参加する。上陸艦は主に合同での対誘拐、シージャックされた船舶の救出などを担当する。快速艇は合同での突撃に参加し、対誘拐の中では海賊を演じることができる。

張群社は、今回の演習の中で、中国サイドの多くの先進的な武器装備は中ロ合同軍事演習初参加であり、ミサイル駆逐艦寧波艦、鄭州艦など多くの艦船の他、さらにスホーイー30、殲ー10戦闘機などがある、と語る。それらの演習参加は中ロ海軍の合同軍事演習の中での合同防空や合同対艦突撃課目をより真に迫ったものにし、より実戦に近づけることになる。

本報取材レポート/新京報記者 ヤンシンユー


 実際の演習の状況についても今後明らかになってくると思います。
















戻るボタン