中国の兵器貿易関連2題

 1つは輸入、1つは輸出関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/10/13/017860917.shtml


ロシア、中国がまたロシアの新型装備を気に入り双方すでに談判、とする

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「旧ソ連の『カスピ海の怪物』地面効果飛行艇」)

中新ネット10月13日電 中国国防科技情報ネットの報道によれば、最近ロシアのアレクセイイェフ中央水中翼船設計局は、同設計局は新型地面効果翼船「A-050」の設計方案を完成させ、ロシアサイドはすでにいくつかの潜在的買い手と談判を行っており、これにはこれに対し非常に興味を感じている中国の顧客が含まれる、とした。

新型地面効果翼船はロシアが設計する近代化された航空電子設備やナビゲーション装置を採用することになり、このうち全く新しい電子およびナビゲーション設備はロシア無線電子技術連合集団(KRET)傘下の航空設備科学研究院(NIIAO)の参加により研究開発される、とされる。

アレクセイイェフ中央水中翼船設計局スポークスマンが明らかにするところによれば、「A-050」新型地面効果翼船の離陸重量は54トンで、搭載能力は9トン、100名の乗客が搭載でき、巡航速度は350〜450km/h、最大航続距離5,000kmであると明らかにした。この船はR-195ジェットエンジン(このエンジンはスホーイー25攻撃機にも用いられる)を配備し、地面効果エアクッション揚力を用い、TV7-117SMターボプロップエンジン(このエンジンはイリューシン-114旅客機にも用いられる)を配備して推進に用いる。

「A-050」地面効果翼船は良好な空力性能を持ち、設計サイドはすでに成功裏に風洞および模型試験、水道試験を完成させている。この船はロシア連邦安全保障局、緊急業務部、沿岸警備隊の理想の選択である。アレクセイイェフ中央水中翼船設計局はすでにいくつかの潜在的買い手と談判を行っており、これにはこれに対し非常に興味を感じている中国の顧客が含まれる。

地面効果翼船は地面効果原理を利用して地上と水上を航行する船舶で、水面あるいは地面に貼り付くような時、船底の空気が圧迫され、流動抵抗を受ける圧力が増大し付加的な揚力を発生させる。地面効果翼船は飛行機ではなく、船舶の範疇に属する(国際的な規定によれば、飛行高度が海面から150mを超えない、地面効果を利用する航行器は船舶であり、150mより高いのが飛行機と定義される)。1950年代には早くも、旧ソ連の設計局がもう地面効果翼船の軍事応用問題の研究を開始し、研究開発されたKM-1は大型地面効果翼船の始祖で、「カスピ海の怪物」と呼ばれた。「A-050」地面効果翼船はKM-1地面効果翼船を原型にして設計が行われたものである。


 浮くためのエンジンと推進のためのエンジンが別に必要という点がややスマートさを欠くような印象を受け、飛行機とホバークラフトの中間というのは中途半端な感じもしますが、主に南シナ海などで使用するつもりなんでしょうかね。

http://military.china.com/important/11132797/20151013/20551325.html


中国、史上最大の単一の兵器輸出交易を完成させる:一度に8隻を建造!

パキスタン国防生産長官のフセインは先日、中国がパキスタン向けに8隻の通常動力潜水艦を販売する協議はすでに最終決定された、とした。分析は、このことはパキスタンの海上力量を改変し得るだけでなく、しかも中国の兵器輸出に対してもベンチマークの意義があると言える、と指摘する。

中国・パキスタンが締結したこの兵器販売協定は総額が40〜50億アメリカドルにも達し、潜水艦建造は中国とパキスタンで同時に行われ、そのうち4隻はカラチで建造されることになる、とされる。パキスタン国防生産長官のフセインは、この他に中国はさらにパキスタンに向け潜水艦の建造技術を移転することになる、とした。パキスタンサイドは潜水艦建造の具体的時期を決して説明していないが、フセインは建造計画はすぐに開始されることになるだろう、とした。このため、パキスタン軍はさらにカラチに潜水艦訓練センターを建設する。専門家は、中国はずっとパキスタンに向け軍事核心技術の移転を行いつつあり、今回の潜水艦に関する兵器販売も例外ではない、とする。

パキスタンの国防分析家スーダン ハーリは「やや早い時期中国はもうすでにパキスタン向けに飛行機を提供し、すぐ続けて中国はまた我々に向けヘリを提供した。これと同時にさらに我々に向け多くの関連技術を提供し、梟竜戦闘機はまさしく1つの実例だ。」とする。

パキスタンサイドは販売される潜水艦の具体的機種を決して明らかにしていないが、メディアは次々に推測しており、それはあるいはS-20型元級通常動力潜水艦かもしれない。パキスタンメディアの報道は、中国がパキスタンのために潜水艦を建造することは、パキスタンの潜水艦に関する実力を向上させることになる、とする。現在パキスタン海軍は全部で8隻の潜水艦を持ち、3隻の「アゴスタ-90B」フランス式潜水艦と2隻の「アゴスタ-70B」潜水艦は主要な作戦の核心である。だがこうした潜水艦の多くは全面検査修理あるいは老化の問題に直面している。このため新型潜水艦の建造あるいは購入もパキスタン海軍の当務の急となる。パキスタン元海軍総参謀長のアイハマイデは、中国の潜水艦兵器販売の主旨はパキスタンに核心技術と国防の実力を獲得させることにある、と指摘する。

パキスタン元海軍総参謀長のアイハマイデは、「中国政府と人民が我々に(武器を)与えるのは、疑いなく我々に独立(した技術)を与えるためであって、このようにすれば我々は自主研究開発と自主生産の能力を具備し得る。」とした。

分析は次のように指摘する。インド・パキスタン両国の緊張した二国間関係にかんがみ、インドが重点的に海軍を発展させる挙動はパキスタンを非常に緊張させている。いかにしてインドに対する海軍の劣勢を縮小あるいは改善するかは、パキスタン軍が優先して解決する問題となる。パキスタンは中国の助けを通じて潜水艦を発展させ、このことはパキスタンがインド海軍のパキスタン海岸に対する封鎖を打破する助けになり、同時にインド空母に対する深刻な脅威を構成することにもなる。

フェニックステレビ張霆鋒 パキスタン・イスラマバード報道(頑住吉注:変な位置にありますが原文通りです)

またパキスタンメディアの以前の報道によれば、分析者はパキスタン政府が批准したこの中国から8隻の潜水艦を購入する協定は、両国間最大の兵器販売契約で、中国の今まで最大の武器輸出交易でもある、としている。


 あるいはインドが購入した日本のUS-2がパキスタンが購入した中国の潜水艦を追跡するなんていうシーンも?
















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