インド軍は中国軍に勝てるか

 インドにもいろいろな意見があるようで。

http://military.china.com/important/11132797/20170808/31053394_all.html#page_2


インドメディア:インド軍には武器装備と訓練が欠けている 解放軍に打ち勝つのは不可能

最近、インドの軍事人員が一方では継続して中国の洞朗地域で不法越境し、同時にまたパキスタンとカシミール地域で不断に偶発的な交戦を起こしている。「グローバル時報」8月7日の報道によれば、「インドスタン時報」編集長Shashi Shekharは当日文章を執筆し、インドが作戦の準備を整えているか否かに対し疑問を提出した。

インド軍は準備良しなのか?

この前インド国家主机審計長(頑住吉注:監査機関トップですかね)が議会に向け提出したインド陸軍の状況報告は分析を行って、インド陸軍は装備と補給不足の困った状況に深く陥り、この種の状況は人を不安にさせる、と指摘した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インド軍(資料画像)」)

インドメディアの報道によれば、7月21日、インド国家主机審計長は議会に向けインド陸軍の状況報告を提出した。この報告は2015年5月に行われた報告の補充で、主に2013年〜2016年のインド陸軍の武器の状況を評価している。報告は、この3年の中で、インド陸軍の糧秣が欠乏し弾薬が少ない状況には決して顕著な改善はなかったことをはっきり示している。

報告はインド兵器工場委員会が供給する武器弾薬が、数と質いずれにおいても陸軍の需要を満足させられないことを非難し、同時にその他の軍事安全保障業務部門の規則違反と効果が低い問題をも指摘している。報告は、2013年にはあらゆる170種の武器弾薬の中で、27%しか20日の激烈な作戦を維持できず、しかも2016年9月になると、80%の武器弾薬が揃って基準に達し得なかったことをはっきり示している。

Shekharは、「この種の状況下では、人に疑問を生じさせるのを禁じ得ない。政府には自らの基準があるのか否か? 兵器庫および弾薬庫の備蓄量の最低ラインはどこにあるのか?」と質問している。

国防省はかつて目標を定め、2015年になれば、備蓄は作戦20日に用いる弾薬を支持するのに足り、もって小規模の戦争に直面した中で勝利を取得できることを保証する必要がある、とした。この後、この目標は拡大され、2019年になれば兵器の備蓄は40日の作戦の需要を満足させる必要がある、とされた。

しかし現在まで、2つの計画は決して実行されていない。武器弾薬の不足の他、インド陸軍はさらに物資不足ゆえに訓練を減らす状況に直面しており、資源の欠乏は77〜88%にも達している。

「あなたはある国が武器装備と訓練が欠けた状況下で戦争に勝つことを想像できるか?」とShekharは反問する。評論の中でShekharは、1962年の中印の戦いと1999年のインドとパキスタンのカーギルでの衝突で、すでにインド陸軍の問題は暴露されているが、この問題は現在依然存在している、と考えた。また彼はさらに、インドの政治エリートは現在の陸軍の直面する局面のために責任を負うべきである、と指摘する。

「私はインドは決して準備を整えていないと考える」 復旦大学国際問題研究院教授の杜幼康は澎湃新聞に対し言った。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「杜幼康教授(資料画像)」)

どのレベルから見ても、インドには中国とこの地域で武力行使をする理由はない。作戦はインドの国益に符合せず、インドの現在の発展戦略にも符合しない。モーディも就任以後かつて何度も発展が第一位であると強調した。

インドの軍事は中国より強い?

Shekharの憂慮と逆なのは、「今日のインド」誌ウェブサイトが5日に海陸空3方面から詳細に中印の軍隊を対比し、インドの軍事力が中国に比べより優勢を占めるとの証明を企図したことである。「グローバル時報」は7日評論し、「今日のインド」が列挙したいわゆる「優勢」はまさにインド軍の弱点を暴露している、とした。

文章は、軍隊の規模方面で、解放軍は世界で人数が最も多い部隊だが、中国の軍隊の人数はインド軍に比べての優勢が顕著であるものの、さらにその他の要素が作用を発揮する、とする。しかも、もし予備役人員を加えたら、インド軍の総兵力は逆に中国を超え、中国の軍隊の人数の優勢は削減される、と強調する。

地上装備の上でこの文は、解放軍の地上装備、特に重装備には顕著な優勢があるが、解放軍はインドに比べより広大な国境地域を防衛する必要があるため、こうした紙面上の優勢は決して突出しない、と考える。

しかもインドは装甲車と牽引火砲という2種の重装備で優勢を占めると考える。

またこの文はさらに、インド空軍は主要な戦闘機の数の上で劣勢に立たされるが、「支援システムの規模はそれにもかかわらず優勢を占め」、しかももっとも重要なカギたる点は、中国の戦闘機が防衛する必要がある国土面積はインドの3倍だということで、このため中印の空中力量は実際には同等である、とする。

一方海軍力量の上では、文章は「海上の優勢が戦争の中で中国が勝利を獲得するのを真に助けることはあり得ない」とする。しかも中国海軍は後方勤務基地を遠く離れた状況下でインドとの作戦を行うことができず、中国の潜水艦や駆逐艦は容易にインド洋でインド海軍の妨害を受ける。

これに対し杜幼康は評論し、インドの各種メディアには各様の声があるが、いくつかのメディアは決して状況を掌握していない、とする。真にインドを理解している人は全てインドの実力、長所がどこにあるか、短所がどこにあるかをはっきり分かっており、メディアの騒ぎ立てには意味はない。

「グローバル時報」は分析者の率直な指摘を引用し、この報道は両国の軍隊の統計データを選択する時、「すこぶる工夫を凝らしている」とする。何故なら情報ソースが異なる、異なるシンクタンクの統計データはある時には相互の差が非常に大きいからである。

また、現代の戦争の勝負は軍隊の数だけではなく、より重要なものとしてさらに人員の質がある。このため統計データをもてあそぶことに比べ、人員の質に関するああいった指標はより関心を注ぐに値する。

インドメディアが報道の中でインドは装甲車で優勢だと考えたことに対し、「グローバル時報」の報道は専門家の視点を引用して考えた。中印国境の大部分は高原山地の環境に属し、戦車や装甲車などの陸戦大型装備が作用を発揮するのに不利であり、このためインドメディアが列挙した関連の装備のデータは実際には意味が大きくない。報道の中で中印の空中力量が実際には同等だということに対しては、この基本的軍事常識に反する結論は人を泣き笑いせざるを得なくさせる。

海軍の実力に対し専門家は、インド海軍は数の上で顕著な隔たりがあるだけでなく、さらに老朽化と性能の欠陥など深刻な問題に嫌というほど困らされており、力が意気込みに追いつかないのが目立つ、とする。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「何度も進水したインド海軍の『ヴィクラント』号(資料画像)」)

澎湃新聞がこれまでに報道したところによれば、過去何十年かの中で、弾薬の欠乏はすでにインド陸軍の一種の常態になっており、インド軍の弾薬備蓄の不足の問題は近年来しばしば報道されるのが見られ、その原因を突き詰めると、主なものには予算経費不足、インドの軍事工業が長期的に生産計画を滞らせていること、長期的に対外購入あるいは関連の弾薬の生産計画が欠乏していることなどがある。


 比較論の一部には中日を対比した場合にも当てはまる内容がありそうです。















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