052D型駆逐艦のここが変わった

 いまいちまだ実態がはっきりしない052Dの改良点について解説したページです。

http://military.china.com/critical3/27/20121011/17470435.html


052D駆逐艦、6種の作戦能力を増強

世界の駆逐艦発展の趨勢は、1つ目はトン数の大型化、2つ目は艦体のステルス化、3つ目は機能多様化、4つ目は攻撃の超遠距離化、5つ目は作戦の情報化である。

我が国の052D型駆逐艦はついに世界海軍の発展潮流に追いついた。第1号艦はすでに2012年8月28日に進水している。この艦はステルス設計とステルス材料を採用し、国産ガスタービンエンジンを使用し、トン数を増加させている。全長180m、全幅20m、喫水6.5m、標準排水量7,200トン、満載排水量10,000トンである。052D型は052C型駆逐艦の使用経験に基づいて改良が行われ、主に作戦武器と電子情報設備が改良され、作戦能力が増強された。

052D駆逐艦はどんな作戦能力を増強したのか? 6種である! 対艦、対潜、防空という3種の伝統的作戦能力の他、さらに対ミサイル、対地攻撃、電子戦といいう3種の新たな能力を増強した。

1.対艦

052Dは8発の鷹撃-62対艦ミサイルを装備し、この射程は400〜650kmである。対艦ミサイルは052Cより8発減少しているが、対艦能力は052Cを超え、一躍世界先進レベルとなった。

2.対潜

052Dは2基の3連装324mm魚-7対潜魚雷発射管を装備し、8発の長桜-5対潜ミサイルを搭載し、その射程は30kmである。2機のロシア製Ka-28対潜ヘリを搭載し、近、中、遠3層の対潜能力を持つ(頑住吉注:近距離は魚雷、中距離はミサイル、遠距離はヘリということですね)。これはアメリカの最も先進的な駆逐艦のレベルに達するものである。

3.防空

052Dは汎用の垂直発射システムを採用し、発射ユニットの数は12増え、全部で64発のHQ-9を持つ。ある情報は、052Dは全部で96発のHQ-9を持つとも言う。HQ-9はアクティブレーダー+慣性誘導を採用し、多目標迎撃能力を持つ。射程は120kmに達し、先進的アクティブフェイズドアレイレーダーの誘導下で、艦隊の防空能力と対ミサイル能力が増強できる。

4.対ミサイル

052Dには64発のHQ-9垂直発射ミサイルがあって遠距離防空対ミサイルを執行し、また30mm730型小口径近接防御高射砲をなくしてFL-3000N防空ミサイルシステムを装備し、主に弾道ミサイルを破壊する防御任務を執行する。外国の専門家は、この艦はさらにZM-1戦略レーザー兵器を装備し、射程は13kmで、近距離ミサイルを迎撃し、超遠距離迎撃システム、遠距離迎撃システムとで3層の防御システムを成す、とリークする。

5.対地攻撃

アメリカの駆逐艦は「トマホーク」巡航ミサイルを使用して遠距離の陸地を打撃する。イギリスの駆逐艦はアメリカの「トマホーク」巡航ミサイルを搭載している。052Dはもはや100mm艦砲を採用しておらず、新型の130mmPJ-38艦砲を搭載している。しかし130mm艦砲を使って対地攻撃は行わない。052Dは8発の長剣-12巡航ミサイルを採用し、これで陸地を攻撃するのである。長剣の性能は先進的で、有効射程は2,500kmに達し、通常弾頭も装備できるし、核弾頭も装備でき、核打撃能力を持つ。

6.電子戦

052Dは情報獲得能力、情報処理能力、電子対抗能力を増強している。レーダーシステムは完全にグレードアップされ、1基の改良型多機能大型フェイズドアレイレーダーを装備し、探知計測距離は400kmの極限を突破するかもしれない。同時に2基の改良型「ガイア」EMC遠距離電子探知計測システム、2基のEW改良型電子対抗システム、2基の新たな大出力マルチ周波数帯「円頂」衛星受信通信レーダーを装備している。全自動指揮戦の戦闘能力が非常に大きく増強されている。

信頼できる情報は次のように説明する。052Dはさらに2機の国産WZ-2000無人機を搭載している。WZ-2000の隆起した機首内には衛星通信設備が装備されており、24時間全天候条件下で衛星を通じ、艦上の指揮部にリアルタイムで戦区の画像、電子情報を提供し、偵察、監視、追跡、電子対抗、空中早期警戒任務が達成できる。


 対艦ミサイルが052Cより減っているのに対艦能力が052C以上だという根拠がない、近距離でミサイルを迎撃するレーザーが何故「戦略」兵器なのか、など怪しい記述も多いですね。まあ一番気になるのは核弾頭を搭載した巡航ミサイルを持つことですが。










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