中国が戦略ミサイル原潜を公開したのは何故か

 何だか関連の情報を脈絡なく並べたような変な記事ですが。

http://www.junshi.com/wangshangtanbing/109906/index.html


技術能力がダメ? 中国の原潜、潜水200mで変形が発生

最近、国内メディアは中国海軍初の原潜部隊に関する多くの報道を行い、この中の中国原潜が深海潜航試験で漏水する危険な状況に遭遇したとの報道が人の関心を引いた。

報道の中では、中国第1世代091型原潜が深海潜航試験を行っている際、潜水艦が深さ230mに到達した時、艦内に連続して音が鳴り響き、また漏水が起き、個別の支えのスチール角材が湾曲する状況が生じた、と述べられている。だがその後艦長は冷静沈着で、潜水艦の潜航継続を適切に指揮し、最終的に302mの深海潜航新記録を創造することに成功した(頑住吉注:正直その状態で潜航を続けるって正気の沙汰とも思えませんし、その深度でその状態になったのにさらに70m深く潜って無事というのも解せず、作られた英雄譚ではないかという気もしますが)。

091型原潜は中華人民共和国が研究開発した第1種類目の原潜で、1970年から続々と完成、就役し、全部で5隻が建造され、中国人民解放軍海軍北海艦隊に配備された。現在この型の艦は依然3隻が現役である。2009年4月23日、この型の潜水艦は中国海軍60周年記念閲兵式で公開され明るみに出た。

091型潜水艦は円錐型の尾部、単一の軸と単一のスクリュー、外殻舵と十字型尾部操作面というレイアウトを採用し、2層の艦体殻があり、4つの尾舵を配備する。艦上には7つの水密船室が設けられ、艦上の主要な設備は全て甲板の第2層に位置し、これには潜望鏡、艦載レーダー、通信および衛星ナビゲーション設備などが含まれる。「週刊ジェーン安全保障業務」は、403号艦からこの型の艦の長さは8m延長され、もって潜水艦発射型鷹撃-82対艦ミサイルおよびセットされる火力コントロールシステムの装備に便とした、と考えている。鷹撃-82は533mm魚雷発射管によって発射される。

原潜の最大潜航深度は原潜の重要な作戦指標であり、今回091型原潜が最大潜航深度記録を創造したとの報道は、世界のその他の原潜と比べて中国の原潜の深度潜航能力は一体どうなのか、との連想を禁じ得なくさせた。

(頑住吉注:原ページのここにある1枚目の画像のキャプションです。「中国海軍の原潜」、続いて2枚目「091型原潜」)

原潜の最大潜航深度は潜水艦の艦体殻の材料、構造、厚さなどの要素によって決まり、非常に多くの現代の通常潜水艦は200〜400mの水深まで潜航できる。日本の「おやしお」級は550mの最大潜水深度にさえ到達できる。だが通常原潜のトン数は通常潜水艦より大きく、最大潜水深度も通常やや大きく、一般に400〜500mに到達でき、いくつかのものはさらに600m前後に到達できる。例えばアメリカのシーウルフ級である。またチタン合金の艦体を採用した原潜は700m以下の深海にまで潜ることができ、例えば旧ソ連のセラ級原潜およびM級原潜である(頑住吉注:関係ないですけどマッコウクジラは3,000mも潜れるそうですよ)。

おやしお級潜水艦は日本の海上自衛隊の通常動力潜水艦である。おやしお級潜水艦は日本の三菱重工神戸造船所と川崎造船神戸工場によって、それぞれ1998年3月と2008年3月に11隻の建造工程が完成され、艦体構造には完全複殻式および一部の単殻式が採用され、艦体もそれまでの「涙滴型」から「葉巻型」に改められ、もって船室の内部空間を増加し、より人員の居住に適するよう変えられている。おやしお級潜水艦の最大潜航深度は500mに達し得、これは通常潜水艦の潜水深度の中で比較的少なくしか見られないものである。

(頑住吉注:これより2ページ目。以後は元々別の記事だと思います。)解放軍原潜を秘密解除:アメリカ人、何とこのように落ち着いていられず 

中国が対外的に初の原潜部隊の秘密を明らかにして以後、外界の広範な関心を引き起こしている。

アメリカ国務省は28日、アメリカは中国の軍事力の発展に密接に関心を持ち、かつ継続して中国が軍事能力および意図の上でより高い透明度を見せるようアピールする、とした。

韓国メディアの28日の報道は、いかなる核大国も本国の戦略武器である原潜に関する報道はできる限り回避するもので、中国当局が今回これを披露したことは極めて例外的なことに属する、とした。

報道は、中国の新世代「晋」級094原潜は16発の「巨浪ー2」ミサイルを装備し、射程は8,000kmに到達する、とする。

西側の軍事専門家であるピーター ハウボスは、「巨浪ー2」ミサイルは北太平洋の千島諸島からロサンゼルスを打撃できる、とする。もし中国東海から発射してもグアム島、ハワイ、アラスカを打撃できる。

(頑住吉注:いきなりですが、どうも記者会見で中国の記者がアメリカの当局者に質問した時の問答らしいです)記者:あなたはこのようにすることはアメリカのより透明化せよとのアピールに応えていると思いますか、思いませんか? 中国の最近の大幅な原潜部隊公開を、アメリカはどのように評価しているのですか?

アメリカ国務省スポークスマンPsaki:私にまず、アメリカは依然力を尽くして中国と、安定し、信頼でき、持続可能な軍事関係を建設している、ということを言わせてください。我々は継続して中国の軍事的発展を密接にウォッチしていき、かつ中国が軍事的能力と意図の上でより高い透明度を見せるよう奨励します。アメリカは中国の軍事的実力を尊重します。原潜はどの国でも建造できるものではありません。我々は中国が軍事の発展につき我々と多くの意志疎通と交流をすることを希望します。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国海軍の戦略ミサイル原潜」)

中国初の原潜部隊はすでに海上パトロール任務を展開し、地域の安全に対する心配を引き起こしている、と指摘する分析もある。中国が原潜部隊を公表したまさに当日、日本の首相安倍晋三は、日本は絶対に釣魚島の現状の改変を許容しない、と指摘した。これに対しアメリカ政府は一貫した立場を堅持し、各方に誤解誤判を避けるようアピールしている。

記者:アメリカはより強大な中国海軍を歓迎しますか?

アメリカ国務省スポークスマンPsaki:さっき言ったばかりだと思いますが、我々は中国と軍事的関係の上で協力を継続し、継続して中国の透明化をアピールしていくことになります。中国の軍事的発展は非常に急速であり、我々は中国と接触を保持し、かつ彼らの動機を理解することを希望します。

中国海軍司令呉勝利が最近訪米した時、アメリカサイドは珍しく彼をアメリカのジェファーソンシティ号原潜の視察に招待した。非常に重要な原因は、アメリカが情報を通して中国原潜の技術の発展を理解し、このためアメリカの潜水艦の解放軍に対する秘密保持クラスが非常に大きく下がったことである。また分析者は、今回中国サイドが初の原潜部隊を見せたことに対し、これは透明度を見せただけでなく、さらに中国の国防能力に対する自信を見せたのだ、と指摘する。

アメリカメディアの分析は、中国が公開したのは実際にはまもなく退役する第1世代「夏」級潜水艦であり、このため対外的にこうした潜水艦の威力を顕示することよりも、中国はむしろ新型潜水艦の保有および運用方面で余裕綽々だということを示すことをより望んだようだ、と考える。近代化の推進につれ、中国軍はどんどん自信をはっきり示してきている。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションは上と同じです。)

イギリスメディアは報道の中で、中国が公開したのは北海艦隊に隷属する旧世代の原潜であって、海南島を基地とするより先進的な「晋」級原潜ではないが、このような装備を国内メディアが明らかにしたことは、やはり中国軍の自信がどんどん強まっていることを反映している、とする。

アメリカのマサチューセッツ工科大学の中国に関する安全保障専門家フタイリンは、「何と言ってもこれは中国当局メディアが初めてこのように詳細を尽くして『夏』級潜水艦を語ったものだ。この挙動は極めて尋常ならざるものだ。」とする。


 原潜を公開した「非常に重要な原因が、アメリカが情報を通して中国原潜の技術の発展を理解し、このためアメリカの潜水艦の解放軍に対する秘密保持クラスが非常に大きく下がったことである。」というのがよく分かりませんが、もう技術情報はほとんど知られているので隠しても意味がない、ということでしょうか。















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