韓国関連4題

 まず南北の撃ち合い事件関連です。

http://military.china.com/news2/569/20141011/18846919.html


北朝鮮の高射機関銃の弾丸が韓国国境内に落下 韓国、40発余りの弾丸を撃ち返す

韓国連合通信社の報道によれば、10日に韓国は韓国の団体が北朝鮮に対し放つ、反北朝鮮宣伝ビラを搭載した気球に向け北朝鮮が砲弾を発射したとし(編者注:高射機関銃弾のはず。以下同じ)、韓国サイドは砲弾は韓国サイドの国境内に落下し、韓国軍も撃ち返した、とした。

北朝鮮は現地時間10日午後、14.5mm高射機関銃を利用して韓国市民団体がばらまく北朝鮮に対する宣伝ビラに向け発砲し、数発の弾丸が韓国国境内に落下し、韓国軍はその後K-6機関銃を利用して40発余り撃ち返した。

現在韓国サイドの損失の状況はまだはっきりしていない。

関連の報道:

10月10日、北朝鮮は14.5mm高射機関銃を利用して韓国市民団体がばらまく北朝鮮に対する宣伝ビラに向け発砲し、数発の弾丸が韓国国境内に落下し、韓国軍はその後K-6機関銃を利用して40発余り撃ち返し、韓国サイドの人員は今回の事件の中で死傷していない。

10月9日、北朝鮮の祖国平和統一委員会(祖平統)書記局は文章を発表し、韓国民間団体が10日再度行う北朝鮮に対する宣伝ビラばらまき活動を非難した。北朝鮮サイドは、韓国が宣伝ビラをばらまくことは最近の得難い北朝鮮・韓国関係改善の兆しを破壊した、とする。朝鮮人民軍総政治局長一行が仁川を訪問した後ほどなく、もう宣伝ビラばらまき活動が行われ、北朝鮮に驚愕を感じさせている。北朝鮮は、韓国サイドはすべての責任を負うべきである、とする。

9月23日、朝鮮中央通信社は文章を発表し、韓国は自らの北朝鮮・韓国関係の発展を阻害する過ちを反省し、実際の措置をとって再び類似の挙が発生しないことを確保するべきであり、特に宣伝ビラばらまきなどの「反北朝鮮心理戦」を直ちに停止する必要がある、とした。これは北朝鮮・韓国関係改善の主要な要求で、北朝鮮・韓国対話ムードを作り出す主要な問題である。朝鮮中央通信社は、その時、北朝鮮・韓国対話の門戸は自ずから開け放されるだろう、とする。

9月19日、韓国政府は民間団体が北朝鮮に向け宣伝ビラをばらまく件につき現有の立場を重ねて言明し、政府が法律に依拠して彼らの行為を阻止することは決してできない、とした。報道によれば、韓国統一省スポークスマン林炳哲は定例記者会見で、民間団体が北朝鮮に向け宣伝ビラをばらまくのは彼らが自身の判断に照らして行う行為で、韓国政府はこれにつき立場の変化は決してなく、今後もこの立場を堅持するだろう、とした。


 これだけなら韓国の言い分を支持したくなりますが、宣伝ビラには金正恩の批判も書かれており、韓国は他国の元首を批判するのは犯罪だとして日本のマスコミ関係者を起訴しているので筋が通りません。案の定この点は北朝鮮にも突かれたそうで、あの事件は中国式の表現をすれば「オウンゴール」になりそうです。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-10-11/226614_2553122.htm

 この事件関連の画像集です。1ページ目は北朝鮮の14.5mm高射機関銃で、べつにこの女性兵士らが撃ったということではないと思われます。2ページ目は韓国のK-6機関銃で、見て分かる通りM2重機関銃のコピー品です。3、4ページ目は宣伝ビラをつけた「気球」ですが、これを見ると「風船」という方がぴったりな感じです。5、6ページ目は着弾した場所の画像ですが、さすが12.7mmx99より格段に威力が大きい14.5mmx114弾薬だなという感じがします。

 後の3つは韓国海洋警察による中国漁民射殺事件関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20141011/18845763.html


韓国海警が中国漁民を射殺した録画が消失 韓国メディア、あるいは規則に違反して発砲か、とする

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「外交部:韓国サイドが中国船長死亡を厳粛に処理するよう要求」)

【グローバル時報総合報道】 韓国紐西斯通信社が韓国海警の話を引用したところによれば、今月16日に中国黄海禁漁期が間もなく解禁になるにつれ、韓国西海(すなわち黄海)地方の海洋警察庁所属の木浦および泰安海警は合同で「非合法な漁」をする中国漁船に対し打撃を行う。10日午前7時45分前後、泰安海警署に属する「1507」艦が1隻の中国漁船を拿捕し、8時7分前後、木浦海警署に属する「1508」艦がもう1隻の中国漁船を拿捕した。この時周辺の「魯栄漁50987」号を含む4隻の中国漁船が湧くようにやって来て、拿捕された漁船を救い出そうと企図した。

この報道は説明し、数十名の中国漁民が船上で押し合いへし合いし、20名余りの韓国海警と身体の衝突が発生した、とする。中国船員は「各種凶器を振るって集団で抵抗を行い」、かつ一部の韓国海警は安全帽を叩き落とされるか、「首を中国漁民に抑えられるか」だった。韓国海警が実弾を発射した後、中国漁民は撤退し、激烈な抵抗に遭遇した韓国海警は元々拿捕した中国漁船を放棄して帰航しようとした。だが午前8時55分前後、すでに逃走した「魯栄漁50987」号が無線連絡電話をかけてきて、船上に患者がいるとして救援を要求し、実際船長の宋某が弾丸の命中を受けていた。その後宋某はヘリで木浦病院に緊急搬送された。

その後木浦海警署長崔昌三は10日午後記者会見を開き、中国漁民の死亡をもたらした原因を徹底調査し、同時にその他の中国船員に対しては公務執行妨害の罪名をもって司法処理を行う必要がある、とした。拿捕された中国漁船は11日午前に木浦市に位置する海警専用埠頭に到着する。20名の中国船員の中で、すでに2人が木浦で調査を受け、残る18人は漁船と共に木浦に到着することになる。

韓国海警は極力中国漁民に責任を押しつけようとしているが、彼らの言い方に決してボロがないわけではない。韓国SBSテレビ局の報道によれば、韓国海警は当日今回の状況を説明する時、中国漁船を拿捕した録画を使用していたが、海警が銃器を使用した録画はそれにもかかわらず跡形もなかった。海警サイドの説明は、「ヘルメット上のビデオカメラの電池に漏電事故が発生したため」当時の発砲時の映像が決して明確に録画できなかった、というものである(頑住吉注:あまりに苦しい言い訳ですね)。海警関係者は「自信を持って」銃器使用の録画はないかもしれないが、拿捕過程の録画に頼って事故原因を「説明できるに足りる」とする。

「韓国日報」の報道によれば、今回海警が銃器を使用した外部条件は「具備されているようだ」が、問題は使用過程にある。「銃器使用規則」第3条は、発砲は相手方の太腿以下の部位を狙って射撃し、できる限り傷害を減少すべし、と明確に規定している。だが今回中国の船長が受けたのは背後からの下から上への体の貫通銃創で、このため当時このように発砲したのが偶発事件なのかそれとも当時まさに中国船長の身体に対し発砲したのかを調査により明らかにする必要がある。また、当時誰が発砲したのか、警告性の射撃後に間があったのか直接実弾射撃したのかなど容易に論争を引き起こす部分は全て調査を行うべきである。

(頑住吉注:2ページ目)「中韓漁業協定」の部分的図示

(頑住吉注:3ページ目)韓国の病院が10日発表したCTスキャン画像は、死亡した中国船長の左腹部に弾丸が命中した銃創があることをはっきり示している。

(頑住吉注:4ページ目)中国の駐韓国大使館領事部は10日新華社記者に対し、1隻の中国漁船が韓国海警の取り調べに遭った過程で、不幸にも船長に弾丸が命中し死亡した、と事実確認した。中国大使館はすでにこれにつき韓国サイドに向け厳正な交渉を提出している。

(頑住吉注:5ページ目)10日午前、1人の中国漁民が韓国海警に銃撃されて死亡した。韓国海警は記者会見を開き、状況を説明した。

(頑住吉注:6〜8ページ目)資料画像:中国漁民が韓国海警の乗船しての検査に抵抗

(頑住吉注:9ページ目)2012年10月16日、韓国海警は全羅南道西北方向90kmの海域で、30隻余りの中国から来た「非合法に作業」する漁船を発見した。衝突の中で1名の中国船員が韓国海警が発射したゴム弾の命中を受け死亡した。「非合法の漁」に関わった嫌疑により抑留された「魯営漁」号など2隻の中国漁船は17日午前木浦海警専用埠頭に到着した。画像は17日、韓国海警によって逮捕された中国漁民が木浦埠頭に到着したところ。AP通信社


http://news.china.com/international/1000/20141011/18845898.html


韓国メディア:中国漁船はどんどん凶暴残虐に 法執行は随時命を失う戦争

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「事件が発生した大体の位置」)

【グローバル時報総合報道】 韓国メディアの報道によれば、事件発生後、韓国外交通商省は中国サイドに向け説明を行い、かつ今回「事故」が発生したことにつき中国サイドに向け遺憾の意を表明し、難に遭った者の家族に向け弔意を表明した。中国駐韓国光州領事館のある業務人員は10日「グローバル時報」記者に対し、領事館人員はすでに事件発生地に向かい、かつ韓国サイドに向け交渉を提出し、同時に船上のその他の船員の人身の安全と合法な権益の確保を要求した、と語った。

「中国サイドは韓国がこの暴力による法執行行為を取り中国漁民の死亡をもたらしたことに対し非常な驚愕を感じており、かつ強烈な不満を表明し、韓国サイドが直ちに真剣に徹底して事件を調査し、厳粛に責任者を処理し、中国サイドに向け遅れず関連の調査および処理結果を通報するよう要求する。」と中国外交部スポークスマン洪磊は10日記者会見で語った。彼はさらに、中国外交部領事局責任者はすでに韓国駐中国大使館に向け厳正な交渉を提出している、とした。外交部と中国駐韓国大使館は継続して密接に事件の進展に関心を注ぎ、韓国サイドに厳粛、真剣、妥当に善後の事柄を処理するよう懇切に促す。

暴力による法執行を批判されたことに対し、韓国サイドは決してこれを認めていないようだ。中国政府は各種の方式を通じて韓国サイドに対し厳正な抗議を提出しているが、韓国外交通商省は10日夜、今回の事件には一点明確なことがあり、それはすなわちこの事件が韓国海警の「正当な法執行過程の中で中国漁民が暴力で抵抗する」中で発生したことだ、とした。双方のこの問題での立場の隔たりは顕著なため、この事件は中韓外交摩擦に発展変化する可能性がある、と考える憂慮の声がある。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「中国漁民が韓国海警の乗船しての検査に抵抗。資料画像」です。)

韓国世論は故意に中国漁船の「横暴」を誇大宣伝している。韓国の「NEWS Y」テレビ局は10日、中国漁船が「どんどん凶悪残忍化および組織化」するにつれ、中国漁船に対する打撃は「まるで随時命を失う戦争のように危険きわまりない」ものになっている、とした。去年5月、韓国海警はかつて「特殊公務執行妨害」の名義をもって2隻の中国漁船を没収した。だが韓国海警の強硬な方針に対し「鼻で笑うような」中国漁船はかえって「より横暴さを加え」、「海警の人身の安全はまさに脅威を受けている」、という。

「ソウル経済」は10日、海警は「危急の状況が一触即発」の状況下でやっと発砲して中国船長を射殺したのであって、これは1つの悲劇だが、事件が中国漁船の「非合法の漁」によって引き起こされたことを考慮すれば、ある視点は韓国が中国サイドに対策を出すよう要求すべきだと考えている、とした。

「私は、この種の暴力による法執行はどんな条件の下でも許されないと考える。」 遼寧社会科学院北朝鮮・韓国研究センター主任の呂超は10日「グローバル時報」記者のインタビューを受けた時、発砲し中国漁船船長を死に至らしめたのは非常に深刻な事件で、韓国政府は中国漁民に対し謝罪を表明しまた損害賠償すべきだ、と語った。特に現在は中韓両国は蜜月期にあり、韓国海警のこの種のやり方は中韓両国関係にマイナス面の影響をもたらす。「グローバル時報」記者はこの前山東省などの地の何人かの漁民をインタビューしたが、彼らは韓国海警の法執行の粗暴さと重罰に対しすこぶる恨み言があった。【グローバル時報駐韓国特約記者 李大明 グローバル時報記者 鄭一真 郭芳 王会聡】


http://military.china.com/important/11132797/20141011/18846498.html


韓国メディア、中国船長殺しを弁解;韓国もかつて中国が韓国の麻薬販売犯を死刑に処すのを尊重した

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「韓国海警の暴力による法執行に遭い殺された船長の救助の画面が明るみに」)

【グローバル軍事報道】 中国漁民と韓国海警はすでに何度も衝突を発生させており、甚だしきに至っては人員が死傷する事件がもたらされている。2010年12月、1隻の韓国巡視艦が中国漁船に体当たりし、1人の死亡、1人の負傷がもたらされた。2012年10月、韓国海警が中国船員の反抗を鎮圧するためゴム弾を発射し、張という姓の船員の左胸に命中し、その死亡をもたらした。一方2011年12月12日、1人の韓国海警が「非合法に漁をする」中国漁船を拿捕する時、中国船員によって刺し殺された。

ロイター社は10日、韓国海警はしばしば中国漁船をその西部海域から追い出し、かつ時として暴力事件が発生する、とした。ある海警当局者は「見たところ、今の状況はすでにこれまでに比べより厳しさが加わっている。」と語る。韓国連合通信社は10日、「非合法の漁をし、かつ激烈に抵抗」する中国漁船を打撃する時、船長に弾丸が命中して死亡する不幸な事件が発生した、とした。これは2012年10月に中国船員が海警の弾丸によって射殺されてから2年しか経っていない。報道はさらに、中国が今年8月に3名の麻薬販売に関わった嫌疑のある韓国人に対し死刑を実施した時、韓国政府もかつて抗議を提出したが、最終的に韓国政府はやはり中国の国内法を尊重した、とする。今回も両国が意志疎通を通じてできる限り早く力を合わせて類似の事件が再度上演されることを防止する措置を制定することを希望する、とした。

いかにすればこそ悲劇の再演を避けられるのか? 中央党学校国際戦略研究所教授の張l瑰は10日「グローバル時報」に対し次のように語った。中韓の海上境界画定はごくはっきりしたものではなく、中国のこのあたりの漁業資源は枯渇し、生計を立てることから一部の漁民が境界を越えて漁をする時もあるだろう。中韓の間で真剣に談判すべきであり、関連の法執行部門は協議して具体的な措置を出し、この問題を解決すべきである。

呂超は「グローバル時報」記者に対し、ある時には中国漁民が越境して非合法に漁をしているとは非常に言い難く、中国漁民には先祖代々漁をしている伝統的漁場がある。また「中韓漁業協定」が2001年に正式に効力を発生させるにつれ、一部の伝統的漁場が中韓共同管理あるいは韓国サイドによる管理に画定されている。だがもし中国漁民が漁業許可を申請すれば、進入することもできる。近年来の中国漁民と韓国海警の衝突が多くの惨劇を引き起こしていることにかんがみれば、両国の漁政、海岸警備などの部門は充分に協議すべきである。韓国海警はきっと暴力による法執行を途絶させるべきである。一方中国漁民は規律に従い法を守り、韓国海警の巡視に遭遇したらできるだけ衝突を避けるべきであり、もし衝突が発生しても両国政府の関連部門の協議によって解決することを選択すべきである。【グローバル時報駐韓国特約記者 李大明 本報記者 鄭一真 郭芳 王会聡】

(頑住吉注:2〜5ページ目)中国漁民は尊重されるべきである

(頑住吉注:6〜8ページ目)


 この事件は一見すると昨年のフィリピン沿岸警備隊による台湾漁民射殺事件に似ており、結果としてフィリピンは謝罪し関係者を処罰することになりました。しかし今回の事件が大きく異なるのは、1、去年の事件は論争ある海域で起き、一方今回の事件は発生場所が韓国サイドの管轄であることは中国も争っていないこと、そして2、去年の事件では無抵抗で逃げる漁船を明らかな規則違反で面白半分に撃ったのに対し、今回の事件は中国漁民が暴力的に抵抗する中で起きたこと、そして3、本来ならば法的な評価には影響しないはず、というかそうあるべきなんですが台湾と中国大陸では決定的に総合的な影響力に差があることです。1、2は明らかに韓国に有利ですが、3は中国に有利です。しかし去年のゴム弾による死亡事故でも中国は発生直後は強硬なことを言っていましたが結局尻すぼみに終わり、今回もそうなるのでは、という感じがします。記事でも中国漁民の問題に触れられており、また中国の漁民が凶器を振りかざして抵抗する画像も「資料画像」として添えられ、これも中国側の事件が過度に拡大することを避けたいというスタンスを示すものの1つでしょう。





















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