M1900ピストル より詳しい説明


 

左右。後のガバメントよりグリップ角度が垂直に近く、やや短い。頑住吉の手にはちょうどいい長さだが、当時の米軍におけるテストでは「平均的手には小さすぎる」と批判された。バレルは6インチもあり、マズルヘビーでバランスが悪いともされた。後のガバメントのようなスライドストップ、サムセーフティがないのでエジェクションポート以外ほとんど左右対称だ。


 

マズルには6条のライフリングを再現した。スライドが後退するとマズルも下降する。


  

リアサイトがセーフティを兼ねる独特のシステムを再現した。実銃ではリアサイトを押し下げるとファイアリングピンとかみ合って前進を阻止するがトリガーメカには関係ないので通常通りトリガーを引けばハンマーは落ちる。製品では単に上下するだけで機能はない。押し下げているとサイトが正常に見えず、狙えないので気付くはずだと考えたのだろうが、実戦ではサイトなど見ずに発射しようとすることも多いはず。また片手では解除が非常に難しい点も批判された。




マガジンキャッチはグリップ後下部にあるが通常とは逆に前進させて解除となる。マガジンは実際には実物の3/4程度の長さがあるのだが非常に短い印象を与えてしまう。上部にダミーカートは装着できない(これでもギリギリの長さにしてあり、加工して装着しても内部メカに干渉する)。




従来品と違ってホールドオープンしないのでスライドを後退させ、手で抑えながらエジェクションポートにダミーカートを入れなければならない。ダミーカートはMGC製.38スーパーACPと薬莢部が同寸にしてあるので一応使用できるが作動保証はできないし、エキストラクターが折れる可能性があるので自分で調整でき、最悪エキストラクターを自作できるという人以外には使用はお勧めしない。


 

ガバメントでリコイルプラグにあたる部分を押し込み、後方の「かんぬき」を左に抜くとスライドが後方に抜ける。スライドがストレートに後方に抜けるオートピストルは非常に珍しい。










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