中国の移動式大陸間弾道ミサイルはアメリカにとっての大きな脅威?

 アメリカが中国との対決を避けざるを得なくなることは当然日本にも大きく影響します。

http://military.china.com/important/11132797/20150313/19378042.html


ロシアメディア、アメリカがひどく脅される、とする:中国の移動式大陸間弾道ミサイルは探知計測できない

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「核による威嚇の前提はまず核兵器の搭載具が強大な戦場生存能力を持つ必要があるということである」)

参考情報ネット3月13日の報道 ロシアの紅星テレビ局ウェブサイトは3月11日に「中国のミサイル、ワシントンをひどく脅す:中国、核の牙をむき出す」という題の報道を発表して、北京は初の移動式大陸間弾道ミサイルを試射し、この発射が極めて発見され難いミサイルは完全にアメリカまで打撃できる、とした。分析家は、中国はもうすぐフランスを超え、米ロに次ぐ世界第3位の核大国になる、と見積もる。

東風-31Bの性能は卓越している

アメリカ戦略司令部の司令セシル ヘイニーは、中国の核戦力は歴史上初めて第一波の核による打撃を逃れる能力を持った、とする。この評価はペンタゴンを恐怖させ、かつ中国の核計画に対するアメリカの態度を完全に変えた。彼が下院軍事委員会でコメントを発表した時、中国は初の移動式分離誘導多弾頭固体燃料大陸間弾道ミサイルを試射した、と語ったのである。

報道は、このアメリカの将軍が指すのは射程が1.12万kmに達する新型の東風-31B大陸間弾道ミサイルである可能性が高く、それは2014年9月25日に試射を完成させた、とする。今年2月19日、中国のインターネット上に今度はミサイル発射装置の画像が出現した。すなわち、16輪の牽引車で、車体にはミサイル発射ボックスが搭載されている。これはロシアの「白楊」-Mおよび「アース」ミサイルシステムと同様である。中国の消息筋の人物は、発射車は泰安社が生産したものだとする。同社はさらにより大型の大陸間弾道ミサイルである東風-41(射程1.1万〜1.2万m)のために発射車を生産している。ミサイルは中国航空宇宙科学技術集団社によるものである。

ロシア国防省で核兵器の発展、運用を研究する第4科研所の元所長ウラジミール デヴォーキンは、「中国は力を尽くして真の三位一体の核戦力を建立している。北京はすでにロシアとアメリカの核戦略の覇権を破壊する能力を持つ状態に近づいている。」と語る。

東風-31Bに関する情報は多くない。専門家は、その作戦性能はソ連のRT-2PM「白楊」弾道ミサイルと同等に優れていると考える。東風-31Bの特徴は、その発射速度が大多数のその他の大陸間弾道ミサイルに比べ速いことにある。ある資料は、このミサイルの軌道加速器は発射から弾道放物線に進入するまでの時間が5分間を超えないことをはっきり示している。こんなに短い時間内には、衛星を用いてミサイル発射を発見し難いだけでなく、しかも迎撃し難い。また、このミサイルには何十もの補助エンジンが装備され、古典的な弾道放物線通り飛行するのではなく、「蛇行して飛行」するのである。このことはその正確な位置の確定および対ミサイルミサイルの目標ロックオンの難度を増加させている。

移動プラットフォームは発見が極めて難しい

報道は、東風-31Bミサイルの2014年9月における初の発射はワシントンでひとしきりの騒ぎを引き起こした、とする。アメリカの分析家は今回の試射を評価する時、北京は初めてロシア、アメリカと核の実力を対等にする志向を見せたが、最も重要なのは、この目標が全く新しいレベルにまで高められていることだ、と指摘した。1.1万kmの射程はアメリカ本土を打撃するに足りる。さらに危険なのは、これが中国初の移動式大陸間弾道ミサイルで、その発射プラットフォームが発見されることはほとんどあり得ない、ということである。

ロシアの元戦略ロケット軍参謀長ヴィクター イエシンは、「危険な時期、移動式ミサイルシステムは広大な地域に分散することができ、それらが発見されることは全くあり得ない。この種のシステム行進中いかなる地点でも核による反撃が実施できる。」と語る。

冷戦の時期、移動式発射装置のソ連における出現は極めて大きくソ連・アメリカの戦力バランスを変えた。ワシントンはすでにグローバル全天候で移動式ミサイルシステムを監視する計画の実施を企図して第1年目ではない。アメリカは2015〜2020年に21の衛星からなる軌道グループを発射する予定である。だがそれらも移動式発射装置の移動配置に対する全面監視コントロールを保証することはできない。

宇宙レーダーの下には目標を探知計測できない「天底洞」がある(頑住吉注:意味不明。死角でしょうか)。いくつかの自然あるいは人工の物体もその機能を妨害するだろう。また、もし目標の半径方向速度が遅ぎても、レーダーは発見することができない。この種の状況下で、衛星は目標が制止していると考えるが、事実として発射車はとっくにこの地点を離れているのである。

(頑住吉注:これより2ページ目。)

大山への隠蔽がアメリカの頭を痛ませる

少し前、移動式戦略ミサイルシステムはロシアにしかなかった。RT-2PM「白楊」、RT-2PM「白楊」-M、RS-24「アース」ミサイルは核威嚇戦力集群の1/3を占める。ロシアの戦略核兵器ネットの資料は、2014年1月1日までに、ロシア戦略ロケット軍は全部で108セットの「白楊」、18セットの「白楊」-M、33セットの「アース」ミサイルシステムを有していることをはっきり示している。

イエシンは、「中国の移動式ミサイルシステム建造計画は核による反撃戦略の一部分である。移動式システムは北京が万一事が起きた時ワシントンに反撃し得ることを確保する。中国は大山の中に何千kmものトンネルを掘っており、それらは移動式発射装置を隠すのに用いることができる。」と語る。

アメリカの週刊「ディフェンスニュース」は、アメリカは中国のトンネルの長さと核弾頭の数をはっきりさせることを企図しつつある、とする。オバマは少し前、新たな国家安全保障構想を起草するよう命令し、かつ米軍戦略司令部にレポートを提出し、中国の地下トンネル網と、アメリカが通常および核兵器を用いてこうしたトンネルを破壊する能力を分析するよう指示した。

報道は、現在中国の核の実力はまだロシアやアメリカに及ばない、とする。中国は60セットの東風-21移動式中距離弾道ミサイルシステム、20〜30セットの東風-31/31A大陸間弾道ミサイルシステムを持つ。東風-31Bの試射成功後、2015年に中国の移動式ミサイルシステムの数は130〜140セットに達すると見られる。近い将来のうちに、東風-41システムも加わってくる可能性があり、この改良型ミサイルは1.4万km飛行し、6〜10発の分離誘導核弾頭を搭載できる。中国の核武器庫は全部で200〜240発の核弾頭を持つことになる。


 先日外国のスパイ機関が中国の若者に中国海軍の秘密を探らせたといった記事を紹介しましたが、それがもし本当なら国産空母などよりもずっと大きな力を入れてこうした秘密を探ろうとしているはずですね。
















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