今後の中国原潜の実力は

 非常に進歩が大きい、まだまだだという異なる見方がありますが。

http://military.china.com/critical3/27/20150304/19344007.html


アメリカ・ロシア、中国の原潜の実力は想像を超えると驚愕 096、致命的切り札となる

ロシア軍事視察ネット3月2日の報道によれば、21世紀初期、中国は094型新型弾道ミサイル原潜建造プロジェクトを始動させた。すでに掌握されている情報によれば、中国は過去5隻あるいは6隻のこのタイプの原潜の建造を計画した。こうした潜水艦の水中排水量は約1.1万トンで、12あるいは16発の弾道ミサイルを搭載するべきことになっている。ここ何年か、人々は中国の新型弾道ミサイル原潜についての話を始め、それは096型とのコードネームで名が聞かれている。この将来潜水艦のサイズは現役の潜水艦より大きいはずである。また096型潜水艦は24発の大陸間弾道ミサイルを搭載することになると考える理由がある。現在096型戦略ミサイル原潜研究開発プロジェクトの現状に関してはまだはっきりしていない。しばらくのところはまだこのタイプの潜水艦の建造、あるいは使用開始に関する公式な報道は伝えられていない。しかしある噂は、第1隻目の096型潜水艦はすでに完成し、現在試験を行っているところであるとする。

現在論争が最大なのは094型戦略ミサイル原潜で、具体的な論争の焦点はこの艦が一体12発の巨浪ー2型弾道ミサイルを搭載するのか、それとも16発かである。西側の普遍的な説によれば、094型は092の簡単なグレードアップ版で、その非常に大きな騒音を継承しているだけでなくミサイルの数の上でも同様で、巨浪ー1型弾道ミサイルを巨浪ー2型弾道ミサイルに換え、このため打撃距離がある程度増強されているだけに過ぎないという。一方ロシアの一貫した見方によれば、全体の上での進歩は非常に大きなものではないが、094型は減震フローティング構造と消音スレートを応用しており、静音性能は092型に比べずっと強く、特に潜水艦発射弾道ミサイルの数の上では、すでに以前の12発から16発にまで高まり、しかも巨浪ー2型弾道ミサイルは多弾頭搭載能力を持つ他、ミサイルの射程の上でも進歩が小さくない、という。

一体アメリカの説が正しいのか? それともロシアの推測が正確なのか? 我々がロシアの推測を支持することははっきりしている。現在までにその説を証拠付けるいかなる実物写真もないが、それでもそのために一定の証拠を提供し得るある模型がある。実際には、非常に多くの094型原潜だと称される画像を含め、全て092G型原潜なのであるが、それが巨浪ー2型弾道ミサイルに改装されているため、外観上はっきり区別することが非常に難しい。しかも、094型原潜は間違いなく非常に多くの方面で092型原潜といくらも差がなく、唯一区別できるのはその艦橋が異なることだが、一般の人にはそれでもはっきり区別することは難しい。次のように言うことができる。094型原潜の092型に対する最大の進歩には2つがある。1つは改装されて巨浪ー2型弾道ミサイルを搭載していること。2つ目はミサイルの数が12から16にまで増加していることで、これはその打撃能力を1/3向上させている。

この種の状況が出現したのは、中国軍の厳格な秘密保持制度と関係がある。何故なら現在まで、西側は依然として中国が一体どのくらいの原潜を有しているか正確に掌握できないではないか? それぞれの型の原潜の具体的な作戦能力は、どのくらいのミサイルを搭載するのか? 原潜はどのようにして北海艦隊と南海艦隊の間で守備交代をするのか? 中国の原潜の毎年の遠距離航行パトロールの回数は、また具体的なパトロール海域はどこなのか? まさに正確に掌握できないから、大部分が推測に頼り、このため混乱した、甚だしきに至っては完全に間違った報道が出現するのも奇とするに足りないのである。現在、西側は中国の094型原潜の就役数はすでに5隻に達し、すでに2014年末にミサイルを搭載しての巡航を開始したと推測しているが、実はこれも誤判である。試しに問うが、ただ単に海南島の亜竜湾基地に1回、少なくとも3隻の094型潜水艦が発見されたら(我々はひとまずそれをこの機種だとする)、それらはいつこの基地に到達したのか? まさか3隻同時に基地内に停泊していたら直ちにこの数しかないと証明されるのか? この基地に集中する前、それらは全てどこにいたのか?

明らかに、中国が海南島に配備する原潜の数はこの数に留まるにはほど遠い。しかも、094型原潜の他に、さらに少なくとも同じような数の093G1/G2攻撃型原潜で航路護衛する必要がある。一方最近西側のスパイ衛星が撮影した画像によれば、葫芦島造船工場の埠頭に、3隻の093G2が改装グレードアップを行っていることが証明される。ならば問題が生じる。上述の攻撃型原潜の改装の期間、戦術の需要に照らせば094型潜水艦はパトロールの期間、1隻の093型攻撃原潜がいて航路護衛を行うことが必須であるが、まさか093が改装を行う期間、094は単独の艦で航路護衛なく巡航したのだろうか? それとも093型艦が改装を行う期間、094型艦は全部巡航を停止して休暇を行ったのか? もしいずれでもないなら、中国の原潜艦隊の規模の予測に問題が出ることを説明しはしないだろうか?

(頑住吉注:これより2ページ目。)

当然、まだもう1種の状況の可能性もある。それは中国が同時に093型艦と094型艦に対し技術グレードアップを行っており、いずれも095の技術を利用して近代化改造を行っている、というものである。だがこうなると規模が大き過ぎになり、あらゆる人の予測をはるかに超える。しかも必要とされる軍事費も天文学的数字になる。だがこの種の可能性は決して小さくない。何故ならこれまでの習慣に照らせば、中国の原潜建造はいつも秘密の洞窟倉庫内で行われ、外界に非常に発見され難く、一方今093G2がすでに改装されているかあるいはまだ改装が終わっていないかいずれにしても同時に西側の衛星によって露天の船台あるいは埠頭の上で発見され、いずれも洞窟倉庫内で行われてはいない。このことはある問題を説明する。ああした洞窟倉庫内では096型戦略原潜が建造されているのではなく、094型艦が改装されているか、あるいはこの両者が同時に行われているかである。

最も人に興奮を感じさせるのは、すでにどんどん多くの情報が096型艦の存在を証明していることである。不思議なのは、この型の艦に対するアメリカとロシアの言い方が逆に驚くほど一致していることである。すなわち、096型「唐」級戦略原潜は24発の射程が1.1万km以上の巨浪ー3潜水艦発射弾道ミサイルが搭載でき、中国大陸近海から発射して直接アメリカ本土が打撃できる、というものである。この型の艦が採用するのはダブル殻体構造で、潜水深度は600mに達し得、性能は094型最新原潜に比べさらにずっと先進的だろう。専門家は5年以内、つまり2020年までに、中国海軍は少なくとも6隻の094型および4隻の096型弾道ミサイル原潜を持ち、それらは全部で176発の潜水艦発射大陸間ミサイルを搭載し、中国の潜水艦基地戦略核弾頭の総数を240+288発の能力に到達させ得る、と推測する。

もしロシアの専門家の分析に照らし、現在095攻撃原潜がすでに大量建造段階に入っており、第1隻目の096型戦略原潜もすでに完成し、現在試験を行っているならば、すでに第3世代減震消音フローティング技術、第3世代艦殻消音スレート技術、完全電動推進技術、ポンプ噴射推進技術、第3世代艦用小体積大出力核反応炉発電技術、第3世代パイプライン騒音低下連結技術、第3世代潜水艦発射遠距離ミサイル技術、新型非平面舷側ソナーアレイ技術および新世代潜水艦総合作戦指揮システムなどの先進技術を採用した096型艦が、すでに中国の原潜技術を世界先進グループ入りさせ始めていることを説明する。このような速度に照らして発展していけば、2020年前後に中国海軍は原潜艦隊の規模の大幅拡充を達成するだけでなく、技術性能上ももはや西側との隔たりが非常に大きくはなくなると見られる。まさに中米の原潜の隔たりがどんどん小さくなるのを見ているところかもしれないが、最近米軍が1,390億アメリカドルの資金を費やして次世代原潜を作るとのニュースが伝えられ、これは火のないところに立った煙ではないはずである!


 一部論理展開が理解できないんですが、今後も中国の原潜の技術が進歩を続けていくことは間違いないはずです。アメリカも進歩を続けるというのは救いですが。非常に高性能と評価される日本の通常潜水艦はどうなんですかね。
















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