中国人民解放軍は脅威ではない‥‥そうです

 「中国が軍備拡張しても誰の脅威でもない」と言うんですが、どういう根拠からでしょうか。

http://mil.huanqiu.com/Forum/2012-05/2777947.html


アメリカ高官が笑った。30年戦争していない中国の解放軍は怖くない

要旨:西側の学者の中国の軍事力に対する評価は偏っているとのそしりを免れ難いが、別の側面から「中国空母脅威論」の嘘を暴いてもいる。報道は、解放軍海軍は6隻の大型上陸艦(現在すでに3隻)建造をを基礎に、さらに4隻の2万トン級ヘリコプター空母を建造し、将来4つの空母戦闘群に参加させることを計画している、としている。

アメリカ高官:解放軍は脅威ではない 30年戦争していない軍隊は怖くない

中国空母、日本の圧力を大きくする

中国艦隊がもし西太平洋に展開すれば、日本列島の防空システムは麻痺

5月23日午前9時、大連に停泊する中国空母が準備を整えて出発し、第7回目の海洋試験を行った。これは1カ月以内における第3回目の海洋試験でもある。密度の高い海洋試験は、このソ連解体のため途中で建造停止された「ワリヤーグ」号空母がすでに旺盛な生命力を付与されたことを意味している。日本の「軍事研究」誌は、「ワリヤーグ」号改造の他に中国はさらにより多くの空母を建造しており、しかもこれが直接日本の防空システムに脅威を与えると明言し、このため中日に「冷戦」さえ勃発する、と推測する。軍事評論員である宋忠平は「世界ニュース報」記者のインタビューを受けた時、中国の後続の空母建造計画を展望し、かつ日本メディアの報道は杞憂であると批判した。

(頑住吉注:原ページのここにある1枚目の画像のキャプションです。「資料画像:中国空母が霧の中大連港に帰投」 続いて2枚目。「改修中の『ワリヤーグ』号空母」)

中国の空母独自建造が視野に入る

中国の空母が日増しに成熟するにつれ、一部の日本および台湾メディアはすでに居ても立ってもいられずその作戦性能と航続の造艦計画を推測し始めている。台湾の「中央社」は日本の「軍事研究」誌の文章を引用し、次のように主張する。「ワリヤーグ」号は解放軍初の空母となり、戦闘機、早期警戒ヘリ、練習機を含む50機の各種艦載機を搭載可能である。具体的に言えば、12〜24機の殲-15艦載機、3機のカ-31あるいは直-6早期警戒ヘリ、およそ6機の直-9C対潜ヘリを搭載する可能性がある。この他、解放軍は運-7輸送機をプラットフォームとした早期警戒機を研究開発中である可能性がある。この輸送機は50の座席が設計されており、機内の空間はアメリカ海軍のE-2C早期警戒機より大きいが、エンジンの馬力はより小さく、滑走距離は長く、「ワリヤーグ」号に装備されることはなさそうで、あるいは将来の大陸の国産空母に用いられるかもしれない。種々の兆しは、中国の空母が日増しに成熟し、装備される艦載機は基本的に一定の水準に達し、正式に就役する日はどんどん近づいていることを示している。

(頑住吉注:これより2ページ目)

だが、「ワリヤーグ」号は結局のところ冷戦時期に設計された舶来品であり、戦闘力は大型の近代的空母とでは大きな隔たりがある。「ワリヤーグ」号の改造は空母があるかないかの問題をできるだけ早く解決し、かつ設計、建造の経験を積むためであり、科研試験と訓練に用いる空母が成熟した後に、血統が純正な国産空母の建造が必ずや日程に上がることになる。

AP通信社は最近アメリカの国防長官パネッタの態度表明を引用して、「発展が急速な軍事近代化建設の組成部分として、中国はすでに初の国産空母の建造作業を始動しているかも知れず、10年以内に若干数の空母を作り出す可能性がある」とした。報道は、中国初の独自建造空母の「一部コンポーネント」は施工中であり、空母は2015年以後に就役する、としている。もしアメリカ軍部の推測が事実に属せば、これは中国はまさに同時平行方式を採用していることを意味する。すなわち一方では不断に既存の空母を完璧化し、他方ではタイムリーに学び取った経験を新建造の国産空母に用いている、というわけである。

(頑住吉注:原ページのここにある1枚目の画像のキャプションです。「5月15日17時頃、中国空母が期間9日の第6回海洋試験を終え遼寧省大連港に帰投、停泊した。画像は遠くから見た帰投する空母。中新社発表、董永君撮影。」 続いて2枚目。「資料画像:4月20日海洋試験に出港した中国空母は10日の試験航海を経て2012年4月30日、大連港に帰投した。」)

軍事評論員の宋忠平は「世界ニュース報」記者のインタビューを受けた時、同時並行的な進め方は空母独自建造の学習時には有利であり、「ワリヤーグ」号にある成功した設計と改造の経験を参考にするのである、と指摘した。

だが宋忠平は、中国が独自建造する空母は旧ソ連の古い道を行くことはなく、超越的発展モデルを採用するべきである、と強調する。アメリカの空母を参考にし、トン数が大きく、総合作戦能力が高く、カタパルトを装備した先進的空母を建造するのである。将来は原子力空母を発展させる可能性も排除されない。

(頑住吉注:これより3ページ目)

日本の防空システムは「廃棄処分」される?

中国が空母の改装あるいは建造を加速させていることは日本を非常に不安にさせているようだ。日本の「軍事研究」誌の文章は、15年以内に中国は1隻の原子力空母、2隻の独自建造による通常動力空母、および「ワリヤーグ」号と、全部で4隻の空母を持つと予測している。文章は、南海、東海という2つの方面で空母を使用する必要があるので、さらに2組を順繰りに配置に着かせる「3空母体制」に考えが至り、解放軍は最終的に6隻の空母を必要とし、これが日本に軍事圧力をもたらすことになる、と指摘している。

文章は、国籍不明機が日本の防空識別圏外100マイル(約161km)に接近した時、日本の自衛隊のレーダーと早期警戒機が戦闘機の離陸、迎撃を誘導する、とする。しかし、この空中早期警戒システムは解放軍の空母上の艦載機に対応することが難しい。解放軍の将来の空母戦闘群には沖縄を通過して太平洋に進入し、伊豆群島付近の公海に展開する能力があり、艦載機はそこから飛び立って、十数秒の飛行しか要さずにもう日本の領空に入ることができる。これは日本の既存の防空システムに深刻な衝撃を与える。文章は、「ワリヤーグ」号が正式に就役すれば、「日中冷戦」もこれによりもたらされる、としている。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ネット仲間が撮影した海上を航行する空母ワリヤーグ」 なお2枚目も同一のキャプションです)

日本メディアの持ち出す「中国空母脅威論」に対し宋忠平は、「中国空母は日本に対しいくらかの戦略的圧力を生むかもしれないが、数年以内に表れることはない。それに日本の空母使用経験は中国より豊富であり、日本メディアのこの種の論調は完全に杞憂である」と表明する(頑住吉注:日本の空母使用経験って67年以上前の経験でしょうか、それとも固定翼機は運用できないヘリ母艦の経験でしょうか。いずれにせよ無理あり過ぎだと思いますが)。宋忠平は、日本のメディアが公言する「中国空母が日本に対し脅威を構成する」というのは完全に軍事力拡充の口実を作っているのであり、さらにアジア太平洋地域に緊張した雰囲気を作り出し、周辺国の中国に対する敵意を引き起こさせる良からぬ企図がある、と考えている(頑住吉注:なんかもう力抜けますね)。

別の分析は次のように指摘する。「そうりゅう」級AIP潜水艦、「あきづき」級駆逐艦など先進的艦艇の続けざまの就役、十式メインバトルタンクの公開デビュー、アメリカ製F-35の次世代主力戦闘機としての選定など一連の動きは、日本に中国が急ぎ軍備の欠けているところを補う前に海空軍力を大幅に高める意図があることを明らかにしている、と指摘する。最近また何度も中国空母の戦力を大げさに言うのは、より攻撃力を持った武器を発展させるため世論操作しようとしている可能性が排除できない。

(頑住吉注:これより4ページ目)

中国の空母は誰の脅威でもない

中国は西側の海上覇権主義の古い道を捨て、新たな道を開いて「和諧海洋」の新理念を提出した。中国が空母を改造あるいは建造するのは覇を唱えるためではなく、国家利益を維持し守ることに着眼するのと同時に地域および世界の平和と安定に貢献するためである。中国軍事科学院研究員の杜文竜大佐はかつて明確に指摘した。「中国がさらに多くの空母を持っても、依然それは周辺およびグローバルな安定の重要な要素であり、中国は数隻の空母を持ったからといって自分の国防戦略を調整することはない。」 杜文竜はさらに、「空母は改装後一連の大規模試験を行う必要があり、停泊試験、航行試験を行った後、さらに航空試験を行う。つまり艦載機と空母の組み合わせであり、このため作戦能力形成の周期はさらに比較的長くなる。」とする。(頑住吉注:この後画像が2枚ありますが、いずれも前のページと同じキャプションです)

また「アメリカのニュースと世界報道」は、かつてクリントン政権の防衛予算を担当していたゴードン・アダムスが、中国人の空母はアメリカに対し脅威を構成しない、と明確に表明したと報道した。アダムスは、「彼らはまだ空母上でいかなる艦載戦闘機も発艦させる能力を持たない。彼らの飛行員もこの種の訓練を行っていない。技術面から考慮して、我々はそれぞれの方面で全て中国人に先んじており、あなたが思い至ることのできるそれぞれの領域において、我々は全て中国人に数十年先んじている。」と語った。

アメリカの遺産基金会のディーン チェンも、アメリカ軍と比べ、中国軍には実験経験が欠乏していると考える。彼は語る。「中国人と我々はいずれも知っていることだが、彼らは1979年以後戦争をしたことがない。実際の状況は、(現在の)中国人民解放軍は真の実戦経験を全く持っていないというものだ。軍にいたことのある人々は、真の戦闘経験より役立つものはない、とあなたに教えてくれるだろう

西側の学者の中国の軍事力に対する評価は偏っているとのそしりを免れ難いが、別の側面から「中国空母脅威論」の嘘を暴いているのである。

(頑住吉注:続いて5ページ目。)

中国の「ヘリコプター空母」間もなく登場

台湾の「中央社」5月24日の報道によれば、解放軍海軍はすでにアメリカの強襲揚陸艦に似た、一種の「ヘリコプター空母」を発展させ、もって各種の挑戦に対応できる「均衡艦隊」を作り出す助けとし、中国の海外利益を防衛することを決定した。報道は、将来の解放軍海軍は攻撃型空母を核心的打撃戦力とし、ヘリコプター空母と多種の艦艇を組み合わせた総合作戦艦隊、巡航ミサイル原子力潜水艦とAIP潜水艦からなる海上突撃戦力、戦略核兵器原子力潜水艦という4つの組成部分からなる、と推測する。

(頑住吉注:原ページのここにある1枚目の画像のキャプションです。「資料画像:2012年、タイのバンコク防務展の期間、中国の会社が展示した新型ヘリコプター搭載上陸艦の模型」 続いて2枚目。「資料画像:中国の071型『崑崙山』号上陸艦を後方から見たところ」 ホバークラフトが積まれてますね)

報道は、解放軍海軍は6隻の大型上陸艦(現在すでに3隻あり)建造をを基礎に、さらに4隻の2万トン級ヘリコプター空母を建造し、将来4つの空母戦闘群に参加させることを計画している、としている。軍事専門家は、中等強度の任務執行時は、2万トン級のヘリコプター空母が出動すれば即OKだと考えている。高強度作戦任務執行時は攻撃型空母艦隊の編成が必要であり、どうしても4万トン級のヘリコプター空母との組み合わせがなければならない。

当然、4万トン級のヘリコプター空母も核心として自ら艦隊を組み、独立して軍事任務を執行できる。報道は、解放軍は全力で大型ヘリコプター空母を研究開発中であり、その設計はアメリカ海軍の「ワスプ」級強襲揚陸艦を参考にしている。報道はさらに、解放軍は垂直/短距離離着陸能力を持つ艦載機も研究開発中である、と推測している。


 中国が最後に行った1979年の戦争というのは中越戦争のことです。30年戦争しておらず、実戦経験皆無だから他国の脅威ではない、と言うなら太平洋戦争以来67年戦争していない日本が新しい兵器を中国よりはるかに小さい規模で調達することに何故過敏に反応するんでしょうか。自分で書いていてこれは矛盾してるなと気付かないんでしょうか。また多くの中国人はこれをなるほどと思って読むんでしょうか。言論の自由がない、ということはそこまで人間の知性をダメにしてしまうんでしょうか。

 世界中の人に「中国と日本で今後周囲の国のより大きな軍事的脅威になると思われるのはどちらか」と質問したら、「日本ってどこ?」レベルの人を除けば間違いなく9割を大きく超える人が中国だと答えるでしょう。中国人は周りを巻き込む大失敗をやらかすまで自分の誤りに気付くことはできないんでしょうか。











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