日本の「グラウラー」購入検討を評する

 ないよりはあった方が当然いいでしょうけど。

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F-35戦闘機の継続しての購入に続き、日本が今度は「F-22キラー」に目を付ける

中ロ両国のステルス戦闘機に対抗するため、日本はF-15機群のために代替者F-35A戦闘機を選定したが、日本は決してこのために安全感を獲得してはいないようである。日本の「日本経済新聞」ウェブサイト1月1日の報道によれば、日本政府はアメリカのEA-18G「グラウラー」電子戦機の導入を探求しつつあり、かつそれを2018年末に改訂される「中期防衛力整備計画」に書き入れようとしている。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「EA-18G『グラウラー』電子戦機」)

現在日本は電子戦機の購入を研究しており、これは航空自衛隊の戦術機群のために随伴する保障を提供するためである。日本の防衛省調達/技術部門が明らかにするところによれば、購入が計画される電子戦機は作戦範囲が数百kmに達する必要があり、電子戦機は日本の「対介入/区域拒止」戦略を強化することになる。日本の見たところ、電子戦機は中国の軍用機や軍艦が日本の空域海域に「侵入」するのを有効に阻止することができ、また電子戦機はさらに攻撃機群の「海に出ての作戦」の有力な保障である。そして日本政府が最も心を寄せるのは他ならぬアメリカのボーイング社のEA-18G「グラウラー」電子戦機である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「グラウラーの外形はスーパーホーネットFと非常に近い」)

EA-18Gは旧マグダネル社がFA-18F「スーパーホーネット」戦闘機を基礎に研究開発した戦術電子戦機で、目的は高齢なEA-6B「プラウラー」電子戦機に取って代わらせるためである。電子設備技術の急速な進歩のおかげで、元々のEA-6Bの上では4人の機クルーを必要としてやっと作業が完成できたが、EA-18Gでは2人の機クルーしか必要とせずもう任に堪えられる。これだけではなく、EA-18GはさらにF/A-18F戦闘機のずば抜けた機動性と戦闘力を継承しており、それ以前の電子戦機は大多数が空戦能力を具備しなかった。強力な電子戦能力とずば抜けた空戦能力を持つEA-18Gは甚だしきに至っては演習中F-22戦闘機1機を撃墜しており、これはF-22初の演習中の被撃墜で、EA-18Gはこのため「ラプターキラー」とも呼ばれる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「F-22戦闘機の戦績マークを持つEA-18G電子戦機」)

EA-18Gはアメリカ海軍ないし全世界で現在唯一の専任戦術電子戦機で、電子戦機であるEA-18Gは完備された電子偵察、電子対抗、電子攻撃能力を持ち、アメリカ海軍は1機のEA-18Gで大半のアメリカ東海岸の強化されていない民間用電子設備を麻痺させることができると言明しており、その戦闘力の一端をこれにより見ることができる。EA-18Gはアメリカ海軍航空兵体系の中で攻撃機群の護衛任務を担うだけで開く、さらに敵サイドのレーダー、電子設備や防空陣地に対し「硬/軟」の殺傷を行う責任を負う。この戦闘機は高強度の無線パルスを発射して敵サイドのレーダー、通信システムを妨害することができ、さらに「HARM」対輻射ミサイルを搭載して目標に対し破壊を行うことができる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「EA-18Gの電子戦能力は相当な部分がその搭載する電子戦吊り下げポッドから来る。」)

現在アメリカ海軍とオーストラリア空軍だけがEA-18Gを購入済みで、これは一方においては性能が出色でデリケート性が比較的高いからで、もう一方ではこの機の購入コストも非常に高いからである。アメリカ海軍は2007年に第一陣のEA-18Gを受領し始め、2009年に正式に戦闘力を形成した。現在までにアメリカ海軍は全部で85機のEA-18Gを購入済みである。号は2008年には早くも6機のEA-18Gの購入を提示したが、最終的に12機の導入に改め、全部で15億アメリカドルの資金を費やし、単価は1億アメリカドル以上にも達し、F-35戦闘機と比べても全く遜色がない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「オーストラリア空軍のEA-18G電子戦機」)

EA-18Gというこの専用電子戦機はほとんど進攻のために設計されたものだが、日本政府はそれにもかかわらず電子戦機の購入が本国の進攻能力強化のためだということを否認している。日本の防衛大臣小野寺五典は、日本は依然アメリカに頼って敵基地を打撃し、日本は依然「専守防衛」政策を堅持し、進攻性武器の購入は単に未然の防備に過ぎないと弁解する。防衛省の別の当局者は電子戦機の装備の「最終目的は日本の防衛」であると考える。この種の自分で自分を欺く言辞は、おそらく日本政府自らだけが非常に優れたものだと思っている。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「降着を準備するEA-18G」)

情報を受け取った日本メディアはこの件で非常に興奮していることが目立ち、EA-18Gが艦載機であることにかんがみ、日本メディアはすでにそれを「いずも」級ヘリ空母上に配備する可能性を深く検討し始めている。この前日本政府がF-35B戦闘機の購入を明らかにした時、日本メディアはもうひとしきり「高潮」し、日本の空母コンプレックスがやはり非常に重いことが見て取れる。だが、「いずも」級は甲板の条件でも発進方式でもEA-18Gの発着を満足させられず、もし「大手術」しても変更はできず、このため日本メディアのこの討論は純粋に脳洞(頑住吉注:突飛な想像力とかいった意味のスラング)に属する。「いずも」級がEA-18Gを搭載するのはひとりよがりの願望に過ぎないが、EA-18Gの自衛隊加盟の脅威は依然過小評価を許さない。ある好事家は甚だしきに至ってはすでにEA-18GとF-2Aが並んで飛ぶ場面を描いている。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「F-2Aと並んで飛ぶEA-18G(J)」)

賛同と興奮を表明する者があれば、当然憂慮の声もある。これは主にEA-18Gが依然比較的強い対地攻撃能力を保有しているからで、リビア空襲の戦闘中、EA-18Gがリビア政府軍の戦車を攻撃した例がある、このため日本政府のEA-18G購入計画は、日本が敵サイドの基地を攻撃する能力を持つべきか否かをめぐる討論も引き起こしている。現在日本の航空自衛隊は少数の電子偵察機と訓練機を持つが、攻撃能力を持つ電子戦機はない。日本の防衛省はEA-18G「グラウラー」の購入計画を2018年末に制定される中期防衛計画に書き入れ、かつ2019〜2023財務年度に数機を購入することを希望している。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「日本の厚木基地に配備されるEA-18G電子戦機」)


 電子戦機の購入に対する抵抗は対地攻撃能力の高いF-35ステルス戦闘機や巡航ミサイルなどに比べれば低いでしょう。電子戦吊り下げポッドだけ購入して他の機種に搭載する選択肢はないのかなとも思いますが。




















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