「生産再開?」関連2題

 無理やりのくくりですが。まず「ラプター」関連です。

http://www.cnqiang.com/2017/06/28090.shtml


殲ー20、米軍がF-22生産ライン再始動を欲するよう迫る ラプターの夢を砕く

中央テレビが殲ー20戦闘機がすでに正式に我が国空軍に正式就役していることを事実確認した後、中国航空報が明らかにしたところによれば殲ー20の生産ラインはすでに元々の2本から3本にまで増やされ、大量生産段階に入っている。最近の第15号量産型殲ー20および5機編隊の情報からは、殲ー20がすでに大量生産開始されていることが実証され得る。

殲ー20の量産速度は何故このように速いのか、これは「飛机多站位式総装工藝流程構建」というこの設備のおかげで、この設備は脈動生産ラインと俗称される。

中国の多くの脈動生産ラインのフルパワーでの生産と共に、量産される殲ー20はどんどん多く不断に中国空軍に就役し、アメリカのF-35を大規模配置して中国を抑止する野心夢想を打破することになる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:中国空軍の殲ー20戦闘機」)

現役のF-22の数は現在の各種任務を担うには不足で、アメリカ空軍はこの優勢を失いつつある。アメリカはF-22の生産ラインを再始動する可能性を研究しているところで、もし計画が実行されれば、194機のF-22が継続して生産され、現有のF-22機隊は180機から370機前後にまで拡充されることになるだろう。

だがF-22の生産ラインを再始動させたいというのは決してそんなに容易なことではない。数十億アメリカドルを投入する必要があるかもしれず、またF-22自体さらに改良グレードアップを必要とし、こうした全ては投資を必要とする。たとえF-22の電子システムに対しグレードアップを行わず、新たな部品を用いて現有の古い部品に取って代わらせるだけでも、現有の電気ケーブルを用いた1553Bデータバスは光ファイバーを用いた1773データバスに簡単にグレードアップされるが、このようなグレードアップ後の航空電子システムの性能はきっと(頑住吉注:F-35の)Pave Paleシステムに及ばず、分布式光学口径システムを装備することは難しく、明らかに再始動後のF-22の作戦能力に影響するだろう。

(頑住吉注:これより2ページ目)

だが今日の情報はラプターの夢を破綻させた。アメリカ空軍のコストパフォーマンス評価によれば、F-22ラプター戦闘機の再始動は決してそろばんに合わず、アメリカ空軍は資金をF-35の追加購入あるいは第6世代戦闘機の研究開発に用いた方がよい。これは広大なラプター支持の人々にとって極めて大きな悪い情報である。

アメリカ空軍当局者の明らかにするところによれば、議会に提出されたF-22再始動レポートの中では、追加で194機F-22を生産する費用は約500億アメリカドルで、平均1機F-22を新造すると2.06億アメリカドルから2.16億アメリカドルにも達し、このうち生産ライン再始動には99億アメリカドル必要とし、一方飛行機の購入コストは404億アメリカドルである。要するにこの金額の高さの並はずれ方は、現在のF-35の単価である8千万アメリカドルをはるかに超える。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:米軍のF-22ラプター戦闘機」)

アメリカ空軍女性スポークスマンのエミリー ゲラボスキーはレポートに依拠した結論を語った。F-22はすでに「追加購入してはならない」ことが確定している。「F-22再始動には決してコストパフォーマンスや切迫した需要はなく、このためアメリカ空軍はF-22の生産ラインを再始動しないことを確定し」資源は「2030年後の空中優勢発展評価計画」、つまり第6世代戦闘機計画に用いるべきである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ネット仲間が作図した中国の第6世代機のCG画像」)

いわゆる第6世代機であるが、中米ロのうち第6世代戦闘機に対する企てをしていない国はない。事実、第5世代戦闘機を具備するいくつかの国の他、さらに少なからぬ軍事工業強国が第5世代機を飛び越え、直接第6世代戦闘機へのカーブしての追い越しを実現しようとしている。

中航工業副社長の李玉海が報道の中で言及した「新世代機」とは国外の言う「第6世代機」に違いない。その重要な講話の中から分析して得られた結論は、中国第6世代機プロジェクトは2015年前に立ち上げられていた、というものである。現在の関連のデータが実証するところによれば、中国の第6世代機の研究開発作業はすでに一定程度まで進行している。


 次世代戦闘機なんてまだどうなるか全く不明なので、現在の技術でF-22を最大限グレードアップすることと並行して進め、できた機を日本にも販売してくれればいいんでしょうが、金がなくてはどうしようもないということでしょうか。次は何度も関連記事を紹介してますがツポレフ-160関連です。

http://news.ifeng.com/a/20170623/51305009_0.shtml


専門家:ロシアがツポレフ-160の生産を再開するのは非現実的 部品が探し難く製造コストが高い

央広網北京6月21日の情報(記者 朱梁文軒) 中国の声「晩高峰観軍情」の報道による:最近アメリカメディアは、NATOから「ブラックジャック」と呼ばれるロシアのツポレフ-160爆撃機が2021年に大量生産を回復する、とした。ならば、何故生産停止の25年後、ロシアは改めてこの戦略爆撃機の生産を始動するのか? 近年来ロシア経済は不景気で、国防支出は低下し、ロシアがツポレフ-160を大量生産するのは順風満帆か否か? 関連の問題につき、記者は軍事視察員の傅前哨をインタビューした。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシアのツポレフ-160戦略爆撃機」)

ロシアのツポレフ-160の数は非常に大きな不足に直面している

ツポレフ-160はソ連が研究開発した超音速戦略爆撃機で、遠距離通常巡航ミサイル、遠距離核巡航ミサイルが搭載できる。軍事視察員の傅前哨は、ロシアの新世代遠距離戦略爆撃機が戦闘力を形成する前、ツポレフ-160は依然重要な役割を演じることになるが、ロシアに現存するツポレフ-160の数は依然少なすぎる、と指摘する。

ツポレフ-160はソ連が1970年代に研究開発を開始した遠距離大型戦略爆撃機で、1981年12月に初飛行し、今まですでに30年あまりになっている。ツポレフ-160生産投入後の生産量は決して非常に高いものではなく、元々は計画通り100機以上生産しようとしていたが、ソ連解体ゆえに生産はすぐ停止された。しかもロシアに留まったツポレフ-160戦略爆撃機の数は非常に少なかった。アメリカの同類型の戦略爆撃機、例えばB-1Bに比べ、その生産量は非常に少なく、装備数はさらに少なかった。

ある情報は、2017年の年初、ロシア国防省はすでに新世代の遠距離戦略爆撃機の研究開発開始を確定し、これはPAK-DAと呼び、計画では2025年あるいは2026年、このステルス能力を持つ新型遠距離戦略爆撃機は初飛行を開始し、したがってアメリカのB-2ステルス戦略爆撃機を追うことになる、とする。

2025年の前、ロシアの現在の戦略爆撃力量を維持するのに用いるロシアが生産できる戦略爆撃機はおそらくツポレフ-160しかないとも言うべきである。今世紀30年代以後になって、ツポレフ-160戦略爆撃機を含む旧式戦略爆撃機はやっと新世代ステルス戦略爆撃機によって取って代わられ得るかもしれない。

ツポレフ-160は依然出色の作戦能力を持つ

モスクワは1970年代にツポレフ-160の生産を開始し、アメリカの当時の戦略爆撃機B-1への対抗に用いた。軍事視察員の傅前哨は、ツポレフ-160はアメリカのB-2など新型戦略爆撃機に比べれば世代差があるが、それでも出色の作戦能力を持つ戦略武器である、と考える。

ロシアには現在まで第4世代戦略爆撃機はないが、何が第4世代戦略爆撃機なのか? それはアメリカのB-2ステルス戦略爆撃機で、このため技術水準から言って、ツポレフ-160と現在最も先進的な戦略爆撃機を比べると1世代の世代差があり、何故ならそれはステルス能力を持たないからである。

この機は比較的古いが、現在までツポレフ-160は依然世界最大の作戦機で、離陸重量は275トンにも達し、最大弾薬搭載量は40トンに達し得る。その飛行速度は爆撃機の中で最高で、最大水平飛行速度はマッハ2.1を超えることができ、最長航続距離は12,300kmあまりに到達でき、作戦半径は5,500kmあまりある。特に搭載する遠距離空中発射巡航ミサイルは、依然アメリカに対し比較的大きな脅威を構成する。

ツポレフ-160量産回復の可能性は高くない

経済の形勢が不景気のため、ロシア大統領プーチンは先日、今後3年ロシアの国防支出は国内総生産の2.7〜2.8%に低下する、とした。軍事視察員の傅前哨は、国防支出の低下、部品不足など多種の原因に制限され、ツポレフ-160の改めての量産は依然非常に大きな試練に直面する、と考える。

1つ目は現在の部品、特に大型部品は現在基本的にすでに使い終わり、しかもこうした部品の少なからぬものはソ連の各加盟共和国から来ており、これにはウクライナが含まれ、こうした工場の非常に多くはすでにロシアに管理されていない。今回ロシアはまた改めてツポレフ-160の生産を開始しようとし、明らかに決心をし、いくつかの重要部品もロシア国内で生産を行おうとしているが、こうした部品を新たに生産するのに、技術図面は完備されているのか否か、さもないとそれには改めて設計、計算および相応の試験を行う必要があり、これには一定の期間を必要とする。

2つ目はロシア経済がここ何年か重傷を負い、軍事費の低下が装備の研究開発および生産に対し比較的大きな影響を構成するだろうことである。特にツポレフ-160のような大型作戦機は、そのコストが相当に高く、現在のロシアが発表している情報によれば、1機あたりの製造価格はすでに2億アメリカドル前後に達し、ロシア航空宇宙軍は高い価格を負担して大型機を購入できるのか否か、現在クエスチョンマークをつける必要があるかもしれない。


 およそ2億ドルという価格はF-22とおおよそ同じということでしょうか。アメリカすら生産再開を断念するようなら増してやロシアはやりそうもない気がしますな。














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