東南アジア関連2題

 例によって直接の関連はありません。まずミャンマー関連ですが、韓国、北朝鮮と深いつながりのある問題です。

http://military.china.com/news2/569/20140106/18267280.html


ミャンマー、不法に韓国の砲弾製造技術を獲得したと指摘される あるいはすでに北朝鮮に流入か

韓国メディア1月6日の報道によれば、韓国のある貿易企業の代表および多数の幹部が先日起訴され、その原因は彼らがずっと北朝鮮と武器貿易が存在するミャンマー軍に向け、秘密のうちに韓国の砲弾の原料と製造技術を提供した嫌疑がかかっていることである。

報道は、韓国のソウル中央地方検察庁先端犯罪調査第一部部長金栄文は1月5日、すでに「対外貿易法」および「防衛事業法」違反の嫌疑をもって、事に関わった貿易企業の代表任某に対する拘留、基礎を行ったとした、とする。また、検察はさらにこの会社の技術顧問姜某、現地工場の責任者呉某、およびこの貿易企業の法人に対し不拘留起訴を行った。

説明によれば、任某らには2010年9月から2013年12月の間に、持続的にミャンマー国防産業のために価格760億ウォンの韓国軍需技術を提供した嫌疑がかかっている。彼らは相次いで8回の契約を締結し、実際の交易の金額は324億ウォン余りにも達した。韓国検察が掌握した資料は、任某らがミャンマー向けに漏洩した砲弾には105mm曲射砲用砲弾、対戦車砲弾、高射砲弾、煙幕弾、双目標弾、訓練弾といった6種の砲弾が含まれることをはっきり示している。しかも、任某らはミャンマー向けに図面と工程図を提供しただけでなく、さらに現地で砲弾の製造設備を建造するために原材料を提供し、直接サンプル品を生産した。

報道は、任某は2006年には早くもミャンマー向けに軍事技術を漏洩したことにより調査を受けたことがある、と指摘する。今回彼は現地で韓国の元防衛産業庁職員姜某と呉某を雇用することによって、数年間政府の調査を避け得てきた。韓国検察は、任某らの人がミャンマー向けに漏洩した武器製造技術の中で、105mm砲弾に関する弾薬技術は、現在韓国軍が使用している技術と密接な関連がある、とする。韓国憲法は、武器製造技術など「戦略技術」は政府の許可後にのみやっと対外的に輸出できると規定している。

また韓国検察は、漏洩した技術がすでに北朝鮮に流入した可能性があると考えている。任某と交易契約を締結したミャンマー国防産業所に所属するタイインタ(音訳)中将は、かつて北朝鮮と武器交易を行った嫌疑がかかったため、2013年7月にアメリカの制裁を受けた。(信蓮)


 単に金のためなのか、政治的信念に基づいて北朝鮮を援助しようとしたのかは不明ですが、明らかに組織的な関与であり、長期間ばれなかったことからもかなり問題は根深いと思われます。

 次は潜水艦関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140107/18269695.html


東南アジア諸国、続々と装備を拡充 南海の潜水艦顕著に増加することに

【グローバルネット総合報道】 日本の「外交学者」誌ウェブサイト1月3日の報道によれば、2013年12月31日、ベトナムメディアの報道は、ロシアがベトナムのカムラン湾でベトナムが購入した6隻の「キロ」級636型通常潜水艦のうち第1隻目を引き渡した、とした。この潜水艦はサンクトペテルブルグの港からクレーン船を用いて輸送されてきたものである(頑住吉注:私はまた潜水艦が水上を航行してきたのかと思ってました)。潜水艦と共にやって来たのはサンクトペテルブルグ海軍造船工場の専門家で、彼らは正式な引き渡し式前に仕上げ作業を行うことになる。この潜水艦はHQ182「ハノイ」号と命名される。その他の5隻の「キロ」級潜水艦は2016年までに引き渡される見込みである。

報道は、1960年代には早くもインドネシアが初めて水中作戦能力を獲得した東南アジアの国となり、当時同国は一定数のソ連が建造したW級潜水艦を受領した、とする。後の1978年、インドネシアはまた2隻の西ドイツのディーゼル・電池潜水艦を購入した。2012年、インドネシア国防省は、2020年までにその潜水艦隊を12隻にまで拡大する計画であると宣言した。何故なら戦略的に致命的に重要なルートあるいは群島に進入する海上入境ルートをカバーしようとすれば、少なくとも12隻の潜水艦が必要だからである。

現在韓国のデーウー造船および航運工程社はインドネシアのパル軍事工業社と協力し、韓国でインドネシアのために3隻のU-209型潜水艦を建造中である。これらのU-209型潜水艦は2015〜2016年に引き渡される見込みである。

また、インドネシアは現在2つの選択肢を考慮している。第1の選択肢はロシアの「キロ」級潜水艦の購入と改装である。第2の選択肢は韓国からの新たな潜水艦の購入である。この選択肢には魅力があり、何故なら新たな潜水艦と現有の港の基礎施設が互換性を持ち得るからである。

報道はさらに、2013年11月末にシンガポールはすでに契約を締結し、ドイツのティッセン・クルップ海洋システム社から2隻の新たな218SG型潜水艦を購入すると言明した、とする。販売契約の条項には、ドイツで維持修繕と艦員の養成訓練等を行うことが含まれている。シンガポールの潜水艦は非空気依存推進システムを配備し、2020年に引き渡される見込みである。

マレーシアはフランスと2002年に契約を締結し、フランスから2隻の「スコルペヌ」級潜水艦を購入した。この2隻の潜水艦はそれぞれ2007年と2009年に就役を開始した。2012年5月、マレーシアはいかなるさらに一歩の潜水艦購入計画も資金の状況によって決まることになる、とした。同年、マレーシアは契約を締結し、潜水艦脱出・救援サービス船を購入し、それらはシンガポールで建造されることになる。

2013年6月、ミャンマー国防軍総司令ミンアンライはロシア当局者と討論を行い、2隻の「キロ」級潜水艦を購入した。報道によれば、同月20名のミャンマー海軍将兵がパキスタンのバハドゥール潜水艦訓練センターで基本的な潜水艦熟知性訓練を開始した。その前のある報道は、ミャンマーは2015年に潜水艦部隊を創設するつもりである、としていた。この2つの事件はこの報道の信頼度を強化した。

2011年4月、タイがこの市場に進入し、2.2億アメリカドルの資金を費やして2〜6隻のすでに退役したドイツの206A型ディーゼル・電池潜水艦を購入した。2013年10月の報道によれば、タイロイヤルネービーは、その今後10年の調達計画の一部分として3隻の潜水艦を購入する。またタイはすでにチョンブリーのサタヒープ海軍基地に潜水艦訓練センターと潜水艦基地の建設を開始した。この基地は今年3月に完成する見込みで、潜水艦指揮訓練チームが配備されることになる。

フィリピンでは、アキノ政権発足の初期、国防省の武装部隊近代化プロジェクトに基づいて調達を行う「希望リスト」に潜水艦が含まれていたとされる。だが現在この国は見たところすでにひっそりとこの潜水艦購入計画を放棄している。

報道は、今後5年から10年、東南アジア海域、特に南海においては、地域諸国が通常潜水艦を配備する数の顕著な上昇が目撃されることになる、と指摘する。このことは南海をさらに混み合ったものにする。潜水艦戦力は地域の作戦能力を4つの次元にまで増加させることになる。空中、陸上、海上、水中である。潜水艦は偵察、情報収集、機雷敷設、対艦、遠距離打撃などの任務に従事することができる。


 断片的に紹介していましたが、やはりこの地域では潜水艦の増強が全体的に顕著なようです。当然中国、インドの潜水艦もこの地域で活動することになりますし、パキスタンも潜水艦を増強しつつあり、台湾も検討しています。フィリピンもぜひ欲しいところなんでしょうが財政が許さないんですかね。昨年はスペインの空母購入を検討なんていう話もありましたが、実用性からすれば断然潜水艦の方が上と思われ、それすら無理では空母など夢のまた夢でしょう。














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