中国最大の海警船が建造中

 それどころか現在世界最大である日本の海上保安庁最大の巡視船を超え、世界最大になるとしていますが‥‥

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-10-12/226615_2553153.htm#pic


国産1万トン級法執行船出現 日本の海上保安庁の船を秒殺

最近ネット上に数枚の中国某軍事工業造船工場内で建造されつつある大型船舶の画像が明るみに出た。画像から判断して、この大型艦船の排水量は1万トン前後のはずで、建造中の海軍艦船の船型とは顕著な差異があり、ある分析は、これは我が国が建造中の次世代大型海上法執行船である、とする。画像はネット上に明るみに出た中国が新たに作る1万トン級海上法執行船らしきもの。(スペシャルサンクス:超大軍事 好孩子) (頑住吉注:本文の最後の注釈は重複しているものが多いので以後重複分は省略します。)

(頑住吉注:2ページ目)現在、我が国の海上権利維持闘争の形勢は日増しに厳しくなっており、一方中国の海警部隊が装備する法執行船舶の大多数は船型が古く、トン数が比較的小さく、装備が比較的劣り、大部分は艦載ヘリを搭載できない。小さいトン数の海警船は遠海で法執行する時、往々にして航続力が短い、自力持久力が劣る、風や浪に耐える能力が低いという問題に直面する。

(頑住吉注:3〜5ページ目には新たな内容はなし。6ページ目)近年来、我が国は続々と多くの排水量1,000トン級、2,000トン級、3,000トン級、4,000トン級の新型海警船を建造しており、少なからぬものはすでに中国海上権利維持の一隊に加入している。だが我が国の非常に広い領海に対してということで言えば、こうした海警船は高強度の海上パトロール、法執行の需要を満足させ得るには程遠く、トン数がより大きく、総合的な能力がより強い海上法執行船を建造することも焦眉の急となっている。画像は我が国が建造する3,000トン級海警船。(画像のソース:超大軍事 魔牛小隊)

(頑住吉注:7ページ目)画像は我が国が建造する新型海警船で、そのコードナンバーの2桁目はトン数を表し、左側の3402号船のトン数は4,000トン級である。

(頑住吉注:8ページ目)世界の主要な海洋国家の海岸警備部門はいずれも専門の海上パトロール船を装備している。現在世界最大の海警船は日本の海上保安庁が装備するしきしま級巡視船で、排水量は7,175トンにも達し、一方当時我が国最大の海監船は4,000トン級の「海監50」号船だった。画像は日本の海上保安庁が装備するしきしま級巡視船。

(頑住吉注:9〜10ページ目には新たな内容はなし。11、12ページ目)画像は中国海監50号船で、4,000トン級法執行船に属する。

(頑住吉注:13ページ目)2013年12月、日本の海上保安庁はまた1隻の6,500トン級大型巡視船「あきつしま」号を受領し、海上保安庁第2隻目の全世界で最大クラスの巡視船となった。

(頑住吉注:14ページ目)「あきつしま」号は全長約150m、建造費用は約230億円(約14億人民元に相当)、トン数は大型巡視船「しきしま」号と同じである。船上には40mm口径機関砲とヘリを配備している。「あきつしま」号は横浜海上保安部に配備されることになる。画像は「あきつしま」号。

(頑住吉注:15ページ目には新たな内容はなし。16ページ目)中国との海上権益摩擦の上での気迫に満ちて人に迫る日本の態勢に直面し、軍事専門家尹卓はかつてインタビューを受けた時、中国の造船能力はすでに日本をはるかに超えており、我々には対等の1万トン級海警船を作り出す能力が完全にある、とした。画像は建造中の中国海警法執行船。

(頑住吉注:17ページ目)2014年、中船重工公式ウェブサイトも人を喜ばせる情報を伝えた。同社の704研究所はすでに成功裏に1万トン級海監船に関する発注契約を締結したのである。

(頑住吉注:18ページ目)中船重工公式ウェブサイトのもう1つの船舶用クラッチ製造を紹介するニュースの中でも、1万トン級海監船プロジェクトの状況に言及され、「最近、重慶ギアボックス有限責任会社の1万トン級海監船のクラッチの架台試験がスムーズに完成した。この試験は主に間もなく1万トン級海監船プロジェクトに用いられるクラッチのそれぞれの総合性能指標を論証するものである。架台全体の建設、試験の状況は完全に実際の船の作動状況をシミュレーションし、かつ通常の作動状況に比べ劣悪で、試験のデータ、パラメータは1万トン級海監船プロジェクトの推進に対する意義が重大である。」としていた。

(頑住吉注:19ページ目)また「中国水運報」2014年4月15日の報道によれば、江南造船(集団)有限責任会社が建造する新型公務船の初めて製造される船を船台に上げる式が行われた。この船は完成後、我が国最大のトン数の公務船となる。初めて製造される船なので、その建造の難度は高く、時間的に厳しく、任務は重大である。同社は総建造師、総工程師、総品質管理師によって指導される経験豊富なチームを成立させ、前期技術準備に始まって、多項目の措置を取り、この船の期限通りの引き渡しを確保する。これは中国の1万トン級法執行船着工の公式な報道とも考えられている。(頑住吉注:「1115」と「1127」はいずれも1,000トン級ということのはずですが、だいぶ大きさが違うようですね。)

(頑住吉注:20ページ目)実は中国の1万トン級法執行船の情報に関しては、2013年に日本の富士新聞(頑住吉注:産経新聞のことですかね)ウェブサイトのある報道の中のものが人の関心を引いた。報道は、中国はドイツのMAN社から40台にも達する新型大出力ディーゼルエンジンを購入し、その最終的ユーザーは中国海警局となる、としていた。日本メディアは、これらのディーゼルエンジンは排水量が1万トンを超える大型巡視船建造に用いられ、非常に大きく中国の釣魚島における法執行能力を増強する、と推測した。画像はドイツのMAN社が研究開発した20V28/33D型ディーゼルエンジン。出力は9,000キロワット。

(頑住吉注:21ページ目)現在、日本の海上保安庁は全部で13隻の3,000トン級以上のクラスの法執行船と38隻の1,000トン級の法執行船を持つ。中国の海上パトロール法執行船は日本の海上保安庁よりやや多く、全部で52隻ある。我が国の海上法執行部門が現在装備する最大トン数の海警船は元「漁政206船」から改装された「中国海警2506」号で、排水量は5,800トン余りに達する。画像は旧「漁政206」船。

(頑住吉注:22ページ目)画像は「中国海警2506」号法執行船

(頑住吉注:23ページ目)一方我が国で最も先進的な海上法執行船は「海巡01」船で、全長128.6m、設計排水量5,418トン、実測航行速度20.8ノット(頑住吉注:最も先進的にしてはちょっと遅くないすか)、航続力は1万海里を超える。

(頑住吉注:24ページには新たな内容はなし。25ページ目ページ目)近年来の3,000、4,000トン級海上法執行船の建造および就役状況から見て、我が国は電力推進、DP-2位置決定、舷側推進器、全回転舵・スクリュー装置など先進技術領域においてすでに豊富な経験を累積しており、法執行船の建造能力およびレベルはすでに世界の前列にある。

(頑住吉注:26ページ目)一方近年来の海上権利維持闘争の過程で、中国法執行部門も豊富な経験を累積しており、新型船舶の建造のために信頼できる実践経験を提供して参考に供した。1万トン級法執行船に関し、ハードウェアとソフトウェアはとっくに準備が整っているのである。

(頑住吉注:27ページ目)中国の新型1万トン級法執行船に関しある分析は、この船は満載排水量が1.2万トンに達し、航行速度は最高で25ノットに達し得、76mm口径主砲、2門の副砲、2挺の機関銃を装備し、船内ドックからの放出口およびヘリ格納庫を配備する、と考える。だが現在明るみに出ている画像から見て、まだその具体的性能は確定できない。

(頑住吉注:28ページ目)だが1万トン級法執行船の出現は、中国があるいは「世界一」になり、個別の小国の100トン級の法執行船が望んでも及ぶことができなくさせるだけでなく、日本の「しきしま」号さえも畏敬する、我が国海上権利維持法執行の大黒柱となるかもしれないことをも意味している。


 ドイツに文句を言ってもヘリ係留装置を中国に売ったフランス同様「禁止リストにない製品なので問題ない」と言われて終わりなんでしょうね。増して今ドイツはフランスにも増して中国との関係が良好のようですから。しかしこのエンジンのスペックはある程度正確に分かるはずなので、トン数や大体の形状が分かれば性能も推測できるでしょう。



















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