中国無人機の新たな装備?

 中国が非常に力を入れている無人機に関する新しい動き等です。

http://military.china.com/important/11132797/20130822/18009182.html


中国無人機、新型照準吊り下げポッドを装備へ:正確な打撃能力を具備

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:中国の『翼竜』無人機」)

アメリカの「週刊航空宇宙技術」、ロシアの「航空港」などのメディアは、中国の無人機研究開発の重点はすでに無人偵察機から無人攻撃機に向け傾斜している、と憶測している。新型照準吊り下げポッドの登場は中国無人攻撃機に正確な打撃力と比較的強い火力を具備させ、周辺海域の戦闘艦に対し空中の威嚇を実施できるようにさせる。殲ー6は2006年にすでに全て退役し、全て無人機に改装されている。

「竜の目」は大型の敵艦に重大な損傷を与えることができる

アメリカの「週刊航空宇宙技術」は、現在中国空軍の無人偵察機はすでに相当に成熟し、その研究開発の重点は先進的な無人攻撃機に向け転じている、とする。

ロシア軍事工業総合体ウェブサイトは、中国はずっと前からすでに攻撃能力を具備した無人機を持っている、とする。これにはイスラエルから導入した「ハビ」対レーダー無人機、および数百機の国産旧型戦闘機(例えば殲ー6戦闘機)を無人機に改装したものが含まれる。これらの無人機は遠隔操作によって飛行して目標に衝突し、すなわち「自殺式」攻撃方式を採用する。厳密に言えばこれらは真の意味での無人攻撃機には含まれない(頑住吉注:ミサイルに近い、ということですね)。

ロシアの「航空港」誌は、中国は無人攻撃機の武器システム方面で突破を取得し、2種の新型照準吊り下げポッドを開発した、と推測する。すなわち、「竜の目-1」と「竜の目-2」型吊り下げポッドである。この2種の照準吊り下げポッドは先端技術を採用し、テレビ、赤外線、レーザーという3種の制御誘導模式を持つ。「竜の目-1」のレーザー距離測定範囲は300m〜1万mである。「竜の目-2」のレーザー距離測定範囲は300m〜8,000mで、距離測定誤差はいずれもたった5mである。この2機種の吊り下げポッドの赤外線熱成像装置の画素数はいずれも比較的大きく、赤外線制御誘導模式採用時の性能も出色であり、無人機の敵戦闘艦、建築物、戦車、兵個人などの各種目標をロックオンするのを確保できる。中国の無人攻撃機はアメリカの「プレデター」無人機に類似した定点クリーニング能力を具備したのである。

「航空港」誌はさらに、「竜の目」照準吊り下げポッドのもう1つの特徴は重量が軽いことだと、憶測する。「竜の目-1」の重量は60kg余り、一方「竜の目-2」の重量は20kg未満でしかない。このことは、無人機がより多くの弾薬を搭載でき、したがって大型の戦闘艦に重大な損傷を与える能力を持つことを意味する。

報道は、これらの情報から中国無人機の偵察および攻撃能力が検討判断できるとする。武器投射試験を行ったことのある「翼竜-1」型無人機を例にすると、その最大航続時間は20時間、最大航続距離は4,000m、最大武器搭載荷重は200kgで、2つの武器外部吊り下げポイントを持つ。もしこの型の無人機が「竜の目-1」型吊り下げポッドを搭載したら、130kg余りの搭載荷重が弾薬搭載に残され、これには威力が比較的大きい制御誘導ミサイルあるいは爆弾が含まれる。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「資料画像:2010年に中国無人機展でデビューした『藍鷹AD200』小型無人機」です。)

沿海の機格納庫に無人機部隊が駐屯

ロシア軍事工業総合体ウェブサイトは、カギとなる重要技術の突破を取得した中国無人攻撃機はすでに実戦配備を開始しているかもしれず、その配備の重点は東南沿海地域だと憶測する。

「航空港」は、中国東南沿海基地にはすでに大型信号アンテナが建設され、新たに配備される無人機には光電子探知計測機とデータ送信アンテナが装備され、大型信号アンテナの支持を得られる可能性がある、とする。報道は、解放軍は対外的にBZK-006、BZK-011B、JWP-2などの機種の無人機を公開しており、最近東南沿海基地に配備されたのがまさにその中の1機種あるいは複数機種である可能性が排除されない、と指摘する。これらの無人機は装輪式輸送車で輸送され、レール式カタパルト発射方式を採用し、さらにテレビ、レーザー、赤外線制御誘導を一体に集めた「竜の目」吊り下げポッドを配備済みである可能性がある。報道は、中国東南沿海基地は近代化改造を行い、多くの大型の機格納庫を建設済みであるが、有人操縦実戦機が進駐した兆しは決してなく、このためこれらの機格納庫は無人機部隊の駐屯に用いられているのかもしれない、と推測する。これらの基地にはさらに殲ー6戦闘機が出現してるが、この戦闘機は2006年にすでに全部退役し、全て無人機に改装されている。

「週刊航空宇宙技術」は、中国空軍はすでに各種無人機協同作戦の戦法を制定していると推測する。すなわち、無人偵察機、先端無人攻撃機と殲ー6無人機の連合編隊である。無人偵察機は光電子探知計測システムによって偵察、捜索を実施し、データリンクを用いて地上あるいは海上目標の情報を地上指揮センターに転送し、その後指揮センターは目標の具体的状況を根拠に正確打撃型無人機および「自殺式」殲ー6無人機を派遣して攻撃を実施する。このことは中国空軍の無人機部隊がすでに基本的に偵察・攻撃一体化態勢を形成していることを示している。

(張穎波 ジャイユエロン/文)

(頑住吉注:3ページ目)資料画像:Z-5無人機光電子吊り下げポッド

(頑住吉注:4ページ目は本文の一部を切り取ったものなので省略。5ページ目)資料画像:中国の「暗剣」無人機

(頑住吉注:6ページ目)資料画像:「翔竜」高空無人偵察機

(頑住吉注:7、8ページ目)資料画像:ネット上に流れ伝わる中国の新型「利剣」無人機


 何度も言いますがこの分野では決定的に中国に差をつけられましたね。ちなみに殲ー6無人機が向かってきた場合、ミサイル扱いで撃墜してしまえるんでしょうか。有人機ならば攻撃してくる前にこちらから手を出せないわけですが、確認は技術的に可能か、可能だったとして現場に充分な知識があるのか、気になります。

















戻るボタン