2010年から2013年のこれまでに就役した主力戦闘艦
2010年から2013年の現時点までに就役した19隻の主力戦闘艦(護衛艦、駆逐艦、上陸艦)をまとめ、3大艦隊への配備状況を分析した記事です。
http://military.china.com/important/11132797/20130702/17923118.html
海軍主力艦集中して就役 戦略的配備は南海艦隊を偏重
(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「昨日『恵州』および『欽州』という2隻の新型護衛艦が香港の昂船洲海軍基地で艦艇就役命名式を行った」)
昨日午前、「恵州」および「欽州」という2隻の新型ミサイル軽護衛艦が香港の昂船洲海軍基地で艦艇就役命名式を行い、かつ市民の見学に開放された。
公開されている報道資料を整理すると、「恵州」と「欽州」の就役は、今年海軍に新たに就役した艦艇の総数を8隻に到達させる。
2010年から2013年の間に海軍から退役し、また就役した主力作戦艦艇の数にそれぞれ統計を行うと、海軍艦艇の更新が上昇の趨勢を見せていること、また海軍の戦略配備が南海艦隊をより偏重していることに気付くことは難しくない。
秘密を明らかに:19隻の主力軍艦が近年就役
海軍の元装備部部長鄭明は、「恵州」と「欽州」は同じく056型ミサイル護衛艦に属し、近海防御に適し、主要目的は防御であり沿海沿岸基地兵力を増強する、とした。
公開されている報道によれば、2010年から2013年までの間、海軍司令部直属である「遼寧艦」の他に全部で19隻の主力作戦艦艇が3大艦隊に就役した。
こうした集中した就役に対し、鄭明と海軍軍事専門家李傑はいずれも2種の要素を挙げている。すなわち、1つは近年来東海、南海、甚だしきに至っては黄海海域の情勢が緊張し、安全上の脅威を受けていること。第2に国家全体の海洋の安全に対する関心度のアップである。「海洋強国思想は第18回全国人民代表大会報告にも書かれている」と李傑は言う。
配備:新たに増えた軍艦は南海艦隊が最多
3大艦隊に近年新たに増加した19隻の主力作戦艦艇の中で、9隻は南海艦隊に配備され、東海および北海艦隊はそれぞれ5隻である。
同時に艦艇の性能から見る。現在の我が国の護衛艦の中の主力戦闘艦であるグレードアップ江凱II級ミサイル護衛艦の分配から見て、南海艦隊は全部で7隻、東海および北海艦隊はそれぞれ4隻である。
南海艦隊は唯一の大型上陸艦を持つ艦隊でもあり、全部で3隻である。ネット上のある情報は、2014年に就役する052D型ミサイル駆逐艦も南海艦隊に就役する、としている。
武器装備の分析からは南海の戦略的地位が最も重要であると分かる。
(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「解放軍海軍南海艦隊の『衡水』艦」です。)
南海艦隊
054A型ミサイル護衛艦
名称と就役した日
571「運城艦」 2010年1月27日
569「玉林艦」 2010年2月1日
572「衡水艦」 2012年7月9日
573「柳州艦」 2012年12月26日
575「岳陽艦」 2013年5月3日
056型軽護衛艦
名称と就役した日
596「恵州艦」 2013年7月1日
597「欽州艦」 2013年7月1日
071型大型ドック上陸艦
名称と就役した日
999「井岡山艦」 2011年10月
989「長白山艦」 2012年9月
東海艦隊
052C型防空ミサイル駆逐艦
名称と就役した日
150「長春艦」 2013年2月
054A型ミサイル護衛艦
名称と就役した日
548「益陽艦」 2010年10月26日
549「常州艦」 2011年5月30日
056型軽護衛艦
名称と就役した日
582「蚌埠艦」 2013年2月25日
583「上饒艦」 2013年6月10日
北海艦隊
054A型ミサイル護衛艦
名称と就役した日
538「煙台艦」 2011年7月30日
546「塩城艦」 2012年6月5日
547「臨沂艦」 2012年11月22日
550「ウェイファン艦」 2013年6月22日
056型軽護衛艦
名称と就役した日
580「大同艦」 2013年5月18日
(新華社電、「法制晩報」による)
(頑住吉注:3ページ目)解放軍海軍南海艦隊の「玉林」艦
(頑住吉注:4ページ目)解放軍海軍南海艦隊の「柳州」艦
(頑住吉注:5ページ目)解放軍海軍南海艦隊の「運城」艦
(頑住吉注:6ページ目)南海艦隊が持つ071型ドック上陸艦
(頑住吉注:7ページ目)解放軍海軍南海艦隊の「恵州」艦
(頑住吉注:8ページ目)南海艦隊は南海で最も強大な作戦力量である
これはあくまで就役した艦であり、進水し工場による試験航海中で、軍にまだ引き渡されていない艦は含まれていません。日本に最も関係する東海艦隊より南海艦隊の方が重視されているのをどう評価したらいいんでしょうか。もちろん大規模な衝突が発生したら通常その海域を担当する以外の艦隊も投入されるはずですが。