「ワリヤーグ」購入はやはり最初から軍のためだった

 まあそうじゃないかなとは思ってましたが。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/05/02/017530570.shtml


香港商人、空母購入の詳細を披露:ウクライナサイド、アメリカの神経を逆撫でするのを憂慮し売りたがらず

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「原文に添えられた画像:ネット仲間が夜の帳の下の遼寧艦空母を撮影」)

【グローバル軍事報道】 香港の「南華朝刊」ウェブサイト4月29日の報道によれば、ここ20年来この全ては内地が最も厳密に保持した秘密の1つであるが、今香港商人の徐増兵は沈黙を破り、外界に向け内地初の空母購入の一件の背後の解放軍の知恵袋を公開した。解放軍バスケットボールスポーツ選手出身の63歳の徐増兵は上述の交易の背後の計画者は解放軍の2人の高級将官だ、と明らかにした。

海軍のある高級指導者が計画した空母購入計画は当時秘密裏に執行された。徐増兵は、当時国は海軍のために空母を配備する請求に反駁し、何故ならこのようにすればアメリカの神経を逆撫でする可能性があるからだった、と語る。この意見は1999年5月までずっと持続した。当時アメリカは中国のユーゴスラビア大使館を爆撃し、しかもワシントンはそれをミスだと称するだけだった。

北京はアメリカを敵とすることを心配するがゆえに、軍に空母を建造あるいは購入させる計画を棚上げさせた。考えられているところによれば、このような進攻性の艦船はワシントンに向け誤った攻撃性のシグナルを発するだろう。しかも空母は非常に高価で、内地は資金が不足する可能性があった。

徐増兵は次のように語る。1996年4月、ある海軍高級将官が初めて空母購入計画につき彼を訪ねてきた。2人の香港のボス的人物も購入を行う件を助けるよう求められたが、最終的にこの件を支持しなかった。そこで徐増兵がこれに参加した。彼はこの高級将官とおよそ1年の時間内に少なくとも6回会った。その後、徐増兵は最終的に1997年3月に彼の代理人を担当することに同意した。後に彼らは1998年の年末まで継続してしばしば会った。

徐増兵は、「この将官は私に、これは内地にとって空母を購入する100年に1度のチャンスだと言える、と教えた。当時彼は私の手を握って、私を助け、あれを買ってきて、我々の国家と軍のために就役させて下さい、と言った。私はこれを深く信じて疑わず、大いに感動した。」と語った。

徐増兵は、「多くの将校が愛国主義の感情と軍隊の発展を推進する強大な雄志に基づいて、空母購入計画完成のために多くの初歩的業務を行った。」と語る。

徐増兵は、資金が逼迫するウクライナの黒海造船工場が1992年に「ワリヤーグ」号空母販売を考慮すると宣言してから、中国海軍はずっと関連の作業の準備に努力していた、と語る。冷戦終結後、この造船工場は資金を必要とし、そしてこの空母はその最大の資産だったのである。

徐増兵は、自分と解放軍特使の接触は極秘の状況下で行われた、と語る。彼は、「何度も我々は止むを得ず小さな道の上あるいは隠蔽された場所で計画の詳細を討論した。」と語る。

ウクライナ政府はアメリカの神経を逆撫ですることを心配し、このため公然と中国軍に空母を売りたがらなかった。徐増兵が当時直面した挑戦は、自分がこの独活の大木を海上の娯楽場に改造することを考えているのだと造船工場に信じさせる必要があることだった。

空母購入の入札に協調するため、徐増兵は1997年に北京とウクライナの首都キエフにそれぞれ事務所を設立した。キエフ事務所のメンバーには国有企業である中国船舶工業総会社および当時の国防科学技術工業委員会から招聘された造船の専門家が含まれた。彼らはウクライナ政府の要求を満足させる方法を探し出そうとした。こうした専門家は当時政府のために仕事をしていなかった。

徐増兵は語る。「北京事務所のメンバーには元高級将校1人と私自身の部下が含まれ、その主旨はその身をウクライナに置く専門家のために支持と指導を提供することにあった。」

北京が1992年からウクライナに派遣し「ワリヤーグ」号空母購入の可能性を研究させた人員の中には上述の専門家が含まれた。徐増兵は、当局が空母計画の放棄を決定した後、彼がこれらの人を招聘し任用したのだ、と語る。

当局の認可は欠けていたが、徐増兵はやはり海軍高級将官の尊敬を得た。2013年8月10日、改装を経た空母就役の1年後、徐増兵およびその家人は招待を受けてこの軍艦に乗り込んだ。

また香港の「南華朝刊」ウェブサイト4月29日の報道によれば、1990年代にかつて「ワリヤーグ」号空母購入のための仲介者をしたことがある徐増兵は、内地はアメリカのロッキード・マーティン社のような、自らの大型安全保障業務請負商を必要とする、とした。

このかつて内地初の空母購入を助けた商人は、内地は自らのロッキード・マーティン社を育成するべきだ、と語った。

全国政治協商委員の身分である徐増兵は3月に提案を提出し、国は私営安全保障業務企業が国内外の顧客のために武器装備を研究開発することを許すべきだ、と指摘した。

徐増兵は、「国は私営企業の国防工業建設参加を奨励すべきだ。私営安全保障業務企業は内地の国有企業が処理を必要とする官僚政治方面の煩雑な手順に関わる必要がなく、このため私営会社が生産する武器は質がより良く、価格がより低廉なはずである。」と語る。


 「今香港商人の徐増兵は沈黙を破り」なんて言ってますけどこの人は今までもいろいろなメディアにこの件をしゃべっており、空母購入が最初から軍のためであり軍の高級将官から直接頼まれてやったことだと明らかにしたのは初めてだ、というだけのことです。何だか秘密を切り売りして「注目の人」としての立場を延命しているようで好感が持てませんが、全国政治協商委員という立場の人ですから党中央の許可を得ての暴露なのかもしれません。










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