戦車関連2題

 先日T-90の評判が上がっているとの記事を紹介しましたが。

http://www.hao123.com/mid?key=pZwYTjCEQvF9pyGGmy99Uz4Bmy-bIi4WUvYET1qGujYkPH6dPH0YnWRYnHTdPWc3rj6k&from=tuijian&pn=1


T-90の不敗伝説が崩壊! 正面装甲が撃ち抜かれ、頭が吹き飛び、顧客はそれにもかかわらず依然争って買う

ロシア軍シリア出兵後、少数のT-90戦車がシリア軍に引き渡され、その後即成功裏にアメリカ製TOW式対戦車ミサイルの攻撃に耐え、たちまち国際市場の寵児となり、湾岸戦争中の、T-72は一撃にも堪えないとのイメージを一掃した。

T-90は実はT-72の改良型で、すでに数回改良グレードアップしたことがある。主要な重点は防御方面で、その正面装甲の厚さはすでに顕著に増強され、装甲の材料にも変更が行われている。同時に、外部に新型爆発式反応装甲が搭載され、さらに「カーテン-1」赤外線妨害システムが装備された。ひとたびこのようになるや、T-90の総合防御水準は以前のタイプに比べ、何度も対戦車ミサイルの攻撃に耐えるものになり、不敗伝説が生じ、それを貫通できるものは何もないかのようだった。

アメリカ製M1A1やドイツ製のレオパルド-2などの戦車は実戦の中で、何度も撃破され、しかも砲塔が飛ぶ回数も少なくなく、このためもあって皆のT-90に対する評価は相当に高く、それは実戦の環境の中により適し、試練に耐えたと考えた。多くの国はアメリカ式戦車の購入を放棄し、大金を費やしてロシアからT-90戦車を購入することを決定し、今に至りすでに1400両以上の販売契約が締結されている。完成したのは湾岸戦争後のリニューアル版で、T-90が勝利者となり、M1A1が放棄される者となっただけのことである。

T-90の設計は崇拝を受け、例えばイランが自主研究開発した新型戦車は、ほとんどT-90のリニューアル版そのもので、至る所でその設計をコピー生産している。だが続いて起きたことは人を予想外にさせた。T-90の不敗神話が崩壊したのである。まず撃破される状況が出現し、損失数が非常に限られていただけで、一桁の数のみに限られたかもしれない。しかも基本的に防御が薄弱な側面あるいは後部に命中されたことがもたらしたことで、より重要なのは、砲塔が飛ぶ現象が非常に少なかったことである。続いて、(頑住吉注:全体に分かりやすい文章なんですが、ここだけ何を言っているのか全く分かりません。たぶん変換ミスが含まれてます)。

少し前、シリア軍の1両のT-90Aメインバトルタンクが正面に命中を受けた後、正面装甲が撃ち抜かれ、砲塔という頭が飛び出し、言われるところによればアメリカ製TOW-2対戦車ミサイルが命中したせいである! 現場の写真を根拠にして見ると、ミサイルは命中後、自動装填装置内部の弾薬を起爆させ、壊滅的な爆発を引き起こしたようである。いかなる戦車にとっても、これは常に砲塔が飛ぶ直接の原因である。

いかなる設計にも不足のところが存在する。ロシア軍は実戦の中で少なからぬ問題を発見し、例えば「カーテン-1」の実効は予想のように良くはなく、対戦車ミサイルの類型が多すぎる状況に遭遇し、少なからぬ「カーテン-1」は有効に対応できなかった。そこで新型のT-90Mでは、「カーテン-1」を取り消し、かつ外部搭載装甲に対し調整を行った!

多くの人は叫ぶ。天に吹き上げられたT-90は本来の姿を露呈したのだと。だがこれは幾分誇張である。1つの例だけをもって、即以前に発生した一切を否定するのは不適切で、事実としてT-90戦車が撃破されたのに、顧客は依然として争って買っている。この世界に撃破され得ない戦車は存在しないのではないか? 百式百霊(頑住吉注:検索しても全くヒットせず)なものは何もなく、不断の調整あるのみで、それでこそ上々の策である。


 アメリカやドイツの戦車よりずっと安いでしょうから何も無敵でなくともそれらに大きく劣らなければよく売れるのは当然でしょう。中国は自国の戦車の方が優れていると主張しますが、実際にはまだなかなか売れないようです。

 未来の戦車の方向性に関する記事です。

http://www.hao123.com/mid?key=pZwYTjCEQvF9pyGGmy99Uz4Bmy-bIi4WUvYET1qGujYkPH61rjR3nHf3nHcvPWfYPWnL&from=tuijian&pn=1


ワンマン/無人化戦車は今の科学技術をもって実現できるか?

戦車技術がこのように発達した今日、もし新世代戦車を研究開発するならば、すでにあんなに多くのメンバーは必要とせず、先進技術をもって2人戦車を実現することは間近なことである。ならば、熱心な兵器マニアは当然思い至るだろう。さらに一歩の状態に到達させ、ワンマン戦車、甚だしきに至っては無人戦車を実現することはできるのか否か?

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「米軍のM1A2SEP(4人の乗員グループを採用)」)

実は、この問題に対し、各国の軍事専門家や戦車設計師たちもかつて思考した故知があり、しかもかつて各種各様の方案を出した。半世紀あまり前には早くも、スウェーデンの戦車設計師たちがもう極めて創新精神を持った無砲塔式のS戦車(すなわち後のS103メインバトルタンク)を設計し、世界で率先して3人戦車を実現した。スウェーデン人は、「必要な時、1名の乗員だけでもう操縦と射撃のダブルの重大任務を完成することができる」と言明した。このことは当然法螺を吹いているのではなく、S戦車は無砲塔式戦車で、厳密に言えばタンクデストロイヤーで、車体の方向転換を必要として火砲の照準を行い、火砲の照準は操縦院とのコンビネーションを必要とし、加えてそれには「操縦-射撃装置」があり、しかも2セットで(車長のところにも1セットあった)、当然緊急状況下ではワンマンで操縦と砲の発射が実現できた。だがこれは特例で、決して一般性は持たなかった。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「S103メインバトルタンク」 どこの国も真似なかったわけですし、実戦に使われたらこれはダメという評価になった可能性も高いと思いますがね。)

ワンマン戦車に対する概念性の研究は、2人戦車に比べさらにやや早かったようである。アメリカ国防高級研究計画局(DARPA)は1983年から1年あまりの時間を用いて「Ninja」と称するワンマン戦車を論証し、1985年に「未来戦車概念論証報告」を発表した。このワンマン戦車の特徴は人工知能/ロボットシステムを持ち、1名の乗員しかいなかったことで、ミサイル、機関砲、機関銃などの多種の武器を装備した。装甲防御を増強し、空輸ができ、戦闘全備重量は約13トンだった。「Ninja」ワンマン戦車の外形は今のメインバトルタンクに比べてずっと小さく、このことはそれに極めて強い戦場生存力を持たせた。だが、「Ninja」ワンマン戦車は単なる概念研究に過ぎないものでもあり、決して実施に付されなかった。これにはアメリカの未来戦闘システム(FCS)の夭折と、大体同じ原因があった。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「FCSシステムの中のXM203非視距離砲」)

比較すると、むしろ2人戦車がいささかより現実的である。地球表面の地形地貌の複雑性を考慮すると、メインバトルタンクは実戦機のように1人での操縦を実現することは非常に難しい。戦闘状況下では、2人戦車上で1名の乗員が戦闘力を喪失したら、1名の乗員によって操縦と砲の発射という2大任務が完成される。2セットの操縦コントロール装置がある状況下では、実現できることでもあるが、これは特例である。筆者は、今後10、20年の時間内に、2人戦車の研究開発はいささかより現実的になるかもしれないと考える。メインバトルタンクの多任務性のため、2人戦車はワンマン戦車に比べより多くの優越性を持つ。作戦任務が相対的に単純な対戦車ミサイル発射車のたぐいに関しては、1名だけの乗員の乗車は、逆に難なく実現できる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「T-14は現在最も2人戦車に近い戦車の1つである」)

無人戦車(あるいはロボット戦車と呼ぶが)に関しては、その研究と関心の熱度は、甚だしきに至っては2人戦車やワンマン戦車を超える。だが、単一任務の地上無人車と比べて、メインバトルタンクと同じ作戦任務を完成する無人戦車は、予見可能な10、20年内、おそらくはまだ実現し難い。もし人工知能がさらに発達しても、極めて複雑な地形地貌に比べ、またメインバトルタンクが担う極めて複雑な作戦任務に比べ、現有の戦場ロボットは「嬰児幼児」のレベルとしか評価できない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「イスラエルの新型無人作戦車両」)

現在の戦車乗員は、高校以上の学歴と健康な体を持つ必要があるだけでなく、さらに専門の訓練基地で養成訓練する半年前後の時間を必要とし、やっと初歩的に乗車でき、さらに部隊の野戦実車訓練、実弾演習、甚だしきに至っては実際の参戦を経て、やっと優秀な戦車乗員となれる。だが陸地の戦場の上で、無人戦車が最も早く引き受けることが可能な作戦任務は、おそらく戦場輸送、地雷排除や障害クリア、定点爆破、戦場偵察、対戦車作戦などの任務だけに限られる。


 素人考えでは、遠隔操作機能のある戦車内部の模型みたいなものを作り、スクリーンに実際の戦車より視野の広い外部の状況を映し出し、実際の戦車の振動や傾斜もセンサーで感知してその通り伝え、その内部で現在の戦車と同じ人数によって操作する「無人」戦車は比較的簡単に実現できそうにも思うんですが。




















戻るボタン