中国の新型小銃ファミリーが登場?

 久々に小火器関連の記事です。

http://military.china.com/zhuhai2016/djbd02/11184152/20161104/30030009.html


中国の新型輸出小銃はモジュール化設計 さらに敵軍の弾薬の使用が可

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国の95式小銃」)

先日、珠海航空展に新型輸出モジュール化小銃が展示され非常に多くの軍事マニアの注意を引き起こした。この小銃は非常に多くの、我が国の現役小火器に対し不満、特に95式小銃に不満な軍事マニアにとってこの上なく大きな情報である。すなわち、中国の小火器が世界の潮流に追いついたのである。

まず95式小銃について語ってみよう。95式小銃は本当のことを言ってあまり劣っているとは評価されないが、いささか誕生がタイムリーでなかった。95式の設計時期は1970年代末、80年代初めで、当時はブルパップ小銃が一種の潮流で、機械化歩兵の携帯に便利だった。設計の初志には問題はなく、5.8mm口径弾薬も素晴らしかったが、問題は95式の後続の改良が時代の発展に追いついていなかったことだった。1990年代以後の20年間、銃器のレール化とモジュール化が急速に進み、外国の兵士の銃器上のアクセサリーがどんどん多くなり、性能もどんどん良くなった。一方95式小銃には依然全く変化がなく、95-1も人を満足させられなかった。解放軍の劣った課目はあまりにも多く、まず主要な矛盾をつかみ、大型武器を主に攻めるのは理解できる。だが現在解放軍の大型武器は非常に多くがすでに世界一流であり、戻って小火器のこの弱点をちょっと補う時である。

これは容易なことではないというべきで、我が国の小火器は長期にわたりロシアを師とし、中国初のアサルトライフルは非常に名声高いAK-47に他ならず、その信頼性と威力はいずれも解放軍に深い印象を残し、愛して手放せないと言うべきである。何十年間ずっとAK-47という固定観念から飛び出さず、この間に戦車、飛行機、軍艦を含む大型武器はいずれもどんどん西側化し、国際的なレールと接し、ただ小火器だけがまだ古いしきたりを後生大事に守っている。非常に多くのグレードアップ部品が登場し、メーカーのものサードパーティのものいずれもあるが、根本問題は解決できない。このことは解放軍が国を出て競技する時、いつも95式分隊用機関銃を改良した小銃を用いる必要がある、という結果をもたらしている。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「競技に用いる95-1グレードアップ型。実はカスタマイズされた分隊用機関銃である」)

しかし今回の新型輸出小銃はそれにもかかわらず人に非常に新鮮な印象を与える。何故ならこの銃(以下NAR銃器ファミリーと略称)は完全な西側方式の小銃で、しかも設計思想が非常に先進的で、外国の小火器の主流に追いついているからである。

(頑住吉注:これより2ページ目)

NAR銃器ファミリーは全銃モジュール化を実現し、バレルやボルトなどの部品の交換によって、迅速に口径や銃器タイプを交換でき、これは3種の口径からなり、5.56mmx45、7.62mmx39、7.62mmx51である。この3種の口径はいずれも現在輸出の主流たる口径で、しかもこの3種の口径は、7.62mmx39を除き、いずれも4種の銃器タイプを包括する。それぞれバトルライフル、アサルトライフル、正確小銃、分隊用機関銃である。弾薬の性能を考慮したのかもしれないが、7.62mmx39には正確小銃はない。あらゆる銃は全て国際的に汎用のピカティニーレールを追加装備でき、兵士はアクセサリーを自ら決めることができ、これはアメリカのACR小銃に非常に似ている。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「アメリカのACRモジュール化小銃」)

当然、アメリカのACR小銃に比べ、NAR銃器ファミリーはさらにいささか「廉価」で、右利き左利き両用に作られておらず、単純な右利き用小銃で、セーフティやボルトストップはARに似ていずれも右側である等々があるが、ただ単にモジュール化というこの一歩こそが非常に大きな進歩で、このようにすればメンテナンスや維持保護に便利なだけでなく、さらに非常に便利に敵の弾薬が使用でき、この点は敵の後方に深入りする特殊部隊にとって非常に重要である。

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「7.62mmx39バージョンは、AK-47系列のマガジンを直接使用する」です。)

この他、NAR銃器ファミリーはさらに国際的に標準化されたピカティニーレールを追加しており、各種アクセサリーが装備でき、この点は実は戦闘力に対する非常に大きな向上で、例えばグレネードランチャーを加えれば歩兵に射程が比較的長い面殺傷武器を提供でき、スコープを加えれば非常に大きく兵士の射撃精度を向上させることができ、バイポッドあるいはグリップを加えれば銃の保持がより安定し、こうしたことにより射撃精度を向上することができるだけでなく、さらに大幅に訓練のコストを下げることができる。

展示品の中にはないものの、実はこの中のあらゆる銃器はドラムマガジンを装備することができる(装備すると掛墻上ができなくなる)(頑住吉注:意味不明です)。専用の長銃身の分隊用機関銃があり、さらに一歩後方勤務を簡略化し、同時に分隊の火力支援が提供でき、たとえ機関銃手が死傷しても、その他の人員がマガジンを手にして継続して射撃することもできる。だが真に強力な分隊制圧火力を達成しようとすれば、やはり新たな中口径汎用機関銃を必要とする。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「上は分隊用機関銃。バレルが非常に長いことに注意。惜しいことにドラムマガジンがない。」)

NAR銃器ファミリーは銃全体がほとんど全部西側化しているが、あるディテールはまだAKの影を残している。それはセレクターである。西側の小銃とは異なり、NAR銃器ファミリーのセレクターはセーフティ状態下から、まず「フルオート」に調節され、さらに「セミオート」に調節される。この点はAKと同じで、兵士が突発状況に遭遇した時、小銃のセーフティを解除すれば、まずフルオートになって素早く敵の火力を制圧できることを保証する。これはカラシニコフが戦場に行ったことがあるからこそなした設計で、非常に優秀な設計である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「トリガーのディテール」)

現在NAR銃器ファミリーはまだサンプル銃の段階にあり、しかも主に輸出市場にプッシュされる。だが顧客の意見や提案の収集により、さらに一歩完備される。私はある日「輸出転じて国内販売」ができ、解放軍兵士にもこのような小銃が手にできることを希望する。


 しょうがないんでしょうけど中国らしさがなくてつまんないデザインですね。いつも書きますけど、私は5.56mmx45と7.62mmx51という威力が大きくかけ離れた2つの弾薬が共用できるデザインにすれば、前者を使った時に不必要に重量が過大になったり後者を使った時に耐久性が劣ったり反動が強すぎたりすることが完全には避けられず、それぞれの弾薬のため最適に設計された銃には及ばないのが宿命だと思うんですがね。





















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