中国に最も友好的な国は意外にも?

 中国の外交関連ですが2回に分けます。

http://military.china.com/important/11132797/20170713/30961942_all.html#page_2


全く思いもよらなかった:この国は中国に対し何と「鉄の盟友パキスタン」に比べさらに鉄

イギリスのBBC国際放送は7月初めグローバルな世論調査を発表し、被調査者は16カ国およびEUの全世界における影響力に対し「比較的ポジティブ」あるいは「比較的ネガティブ」を選択して回答とする必要があった。この調査はBBCによってGlobeScan/PPCに委託され2016年12月から2017年4月まで行われ、5大陸19カ国の18,000名の被調査者がこれに参加した。

グローバル時報傘下の微信号「補壱刀」はその中から、意外にもある国の対中国好感度が「鉄の盟友パキスタン」を超えていることに気づいた。パキスタンの中国に対する前向きな評価の比重は63%だが、ナイジェリアは何と83%で、本年度「最も親中国的な国」に当選した。

原文は次の通りである。

画像の中から我々は、国際社会の中国に対する全体的印象の変化が大きくないことを見て取ることができる。中国に対しポジティブな態度を持つ被調査者の比重は43%から41%に低下し、一方ネガティブな態度を持つ比重は2%増加して42%に到達した。

具体的な国に移ると、あるものは変化が小さくない。例えば「ダブルインド」である。インドネシアの中国に対するネガティブな評価(50%)は初めてポジティブな評価(28%)を超え、この調査始まって以来、インドネシア人の中国に対する最も非友好的な回となった。同様の状況はインドにも出現し、インド人の中国に対するポジティブな評価は14%減少し、一方ネガティブな評価は25%増加して60%に到達した。

この調査は、中国に対する印象が最も悪い国はアメリカだということをはっきり示している。70%のアメリカ人は中国に対する印象がネガティブである。アメリカだけでなく、イギリス、フランス、ドイツ、スペインなどの西側諸国の中国に対する印象はいずれもあまり良くないが、こうしたことは決して人を意外にはさせない!

ならば誰が中国に対し最も好感を持っているのか? 当然これに関し「鉄の盟友パキスタン」以上のものはない!

しかし意外にもそうではない! この調査によれば、何とある国の対中国好感度は「鉄の盟友パキスタン」を超えた。パキスタンの中国に対する前向きな評価の比重は63%だったが、この国は何と83%で、本年度の「最も親中国的な国」に当選した。

それは誰か? またどんな存在なのか?

「鉄の盟友ナイジェリア」?

その名はナイジェリアで、アフリカ第1の大国、アフリカ第1の人口大国、第1の経済体、第1の石油生産および輸出大国である。

まさかアフリカの大地にゆっくりと「鉄の盟友ナイジェリア」が立ち上がっているのか?

あるかつてあるナイジェリアのビジネスフレンドは叨姐(頑住吉注:筆者?)に、ナイジェリアは中国人に対し比較的友好的で、中国料理も現地で最も歓迎される外国料理だ、と教えたが、彼の受け止めの中で、ナイジェリアは中国に対し最も友好的な国とは言えず、民間には中国から来た偽や粗悪な商品に対する恨みの声が少なくない。

彼は説明し、ナイジェリア人は多く、経済は発達し、中国との民間貿易の往来は密接で、中国製品は現地の至る所に捜し当てられる、と語った。しかし、中国製品は非常に安いが、それにもかかわらず質はあまり良くない。靴は履いて何日もせずすぐ壊れ、携帯電話は何ヶ月か使うともう画面がブラックアウトする。衣料品などは大きな問題はないが、縫い目が整っているのには程遠い。こうした状況はおそらく決して個別の案例ではなく、中国国内で買ったものにも、しばしば粗製濫造があり得る。

「鉄の盟友パキスタン」に似て、ナイジェリアの安全形勢も良くない。ここ何年か、ほとんど毎年必ず中国の労働者がナイジェリアで誘拐される。今年のやや早い時期、首都アブジャ遠郊のある中国の労働者が誘拐された。去年8月、ある鉱業会社の2名の中国の労働者がナイジェリア北部地域で誘拐された。2015年3月、銃を持った者が中部のコジ州の首都ロクジャ郊外の採石場に突入し、3名の中国の労働者を人質にした。

だが、ナイジェリアが中国に対し友好的だと言おうとすれば、少なからぬ例証もある。

今年1月、ナイジェリア政府は台湾駐ナイジェリア機構が看板を外して改名し、首都を出て行き、権利を削減し人を減らすよう厳命し、かつナイジェリア政府当局者や機構が台湾といかなる公的な往来を発生させることも禁止した。6月末になって、台湾方面はまだ居座って動かず、そこで6月の最後の日、ナイジェリア政府は25名の武装警察官を派遣して、台湾の駐ナイジェリア代表所を封鎖し、「駐在所」人員を強制的にここから離した。台湾の空心蔡(頑住吉注:蔡英文の蔑称みたいです)は烈火のごとく怒ったが、それにもかかわらずどうしようもなかった。

ナイジェリアの主流の大手新聞「指導者報」はさらに今年ある完全版の社説を発表し、表題は「ナイジェリア・中国関係」だった。文章はナイジェリア・中国両国関係の発展を高度に賞賛した。文章は、良好なナイジェリア・中国関係は中国のアフリカにおけるソフト実力の生き生きとした体現で、対中国友好はナイジェリアのエリート階層や普通の民衆の中で盛んな風潮となっている。とする。

もう1つのことは特別に興味深い。去年7月1日、ナイジェリアは首都アブジャで会議を開き、中国共産党建党95周年を慶祝した。会で、ナイジェリア上院外交委員会副主席のサニは中国共産党はアフリカの政党が追随する模範である、と盛んに賞賛した。

一連の事柄から見て、皆さんはおそらくちょっと混乱しているだろう、ナイジェリアは一体我々に対し好意的なのか、それとも好意的でないのか? もしアブジャと北京の行き交いの歴史をちょっと整理すれば、答えはおそらくややはっきりするだろう。
















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