中国アメリカが開発に失敗したタイプのソナーを装備?

 どこまで本当なんすかね。

http://military.china.com/news/568/20150120/19226754.html


中国の新たなソナーはアメリカに1世代先んじる 日本の潜水艦の遼寧艦撃沈の法螺、破れんとす

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

過ぎ去った2014年、中国海軍は装備建設の歩みを加速し、多くの新型高度科学技術武器装備が人民海軍に引き渡され、かつ戦闘力を形成した。そして最近、また一連の新たな艦があるいは就役し、あるいは間もなく就役する。一部のメディアはこの種の軍艦建造の「下餃子」(頑住吉注:水餃子をどぼどぼ鍋に入れる)のような盛況は「1年で1つの艦隊を装備し、1つの艦隊を進水させ、1つの艦隊に着工する」ようだとふざけて称している。

新型護衛艦

新型曳航ソナー技術、アメリカに先んじる

中国海軍の「黄岡」号ミサイル護衛艦が就役式を行い、外電の報道は、この艦は中国初の曳航式変深アクティブ/パッシブソナー(VDS)を装備した護衛艦で(頑住吉注:「変深ソナー」は英語では「depth-variable sonar」と言うようです。)、これまで中国海軍の056A型護衛艦などの艦艇上にもこの型(頑住吉注:曳航式?)のソナーが装備されているが、伝統的な曳航式アクティブソナーあるいは曳航式パッシブソナーに比べ、この新型ソナーシステムは探知計測距離が長い、静音型潜水艦が探知計測できるなどの優勢を持ち、現在国際的に最も先進的な対潜ソナー設備である、とした。アメリカはかつてLCS沿海域戦闘艦に類似のソナーを配備することを考慮したが、すでに開発失敗を宣言しており、アメリカ国防省はこの艦に曳航式パッシブソナーを用いるよう改めると言明し、これはすでに台湾への販売が決定しているSQR-19型である可能性があり、このソナーの技術レベルは中国の新型ソナーに比べ1世代立ち後れている。

中央テレビは、新型ミサイル護衛艦の黄岡艦が今日人民海軍の戦闘序列に加入すると報道した。黄岡艦は我が国が自ら研究開発、設計、生産を行った新世代ミサイル護衛艦で、艦ナンバーは577、全長140m、全幅16m、満載排水量4,000トン余りで、単独あるいはその他の海軍兵力と協同で作戦行動でき、比較的強い遠距離警戒および防空作戦能力を持ち、我が国の海軍の新世代主力作戦艦種である。

「黄岡」号ミサイル護衛艦は我が国が最も新しく建造した054A型ミサイル護衛艦であるとされ、この艦はこれまでの054A型同様、紅旗-16対空ミサイル、11本バレルの30mm近接防御砲、76mm主砲、鷹撃-8系列対艦ミサイル、魚-7対潜魚雷、魚-8対潜ミサイルなどの武器を装備している。「黄岡」艦の建造過程で、あるメディアの報道は、この艦の艦尾のところにはガス切断機を使用して切開された大きな開口がある、とした。これはこれまでの054Aとは異なり、これまでの054A型の艦尾には2つの曳航式アレイソナー放流に用いる開口があり、2つの異なる機種の曳航式ソナーを使用して深海と近海の異なる需要に適応していた(そのうち1つは曳航式魚雷デコイであると考えるメディアもある)。類似の形状の艦尾の開口は056型の最近の2隻の艦にも同様に存在する。この状況はかつて外国メディアの広範な報道を引き起こし、これは中国が海軍の対潜能力を増強する象徴的装備であると考えた。

歴史上我が軍の水上艦艇の対潜作戦能力は不足と考えられていた。日本はその「そうりゅう」級通常潜水艦就役当初にかつてもう、この「静音」潜水艦を用いて中国海軍艦隊の対潜哨戒を突破し、「遼寧」艦が撃沈できる、と誇大宣伝した。だが現在見たところこの法螺は破れんとしている。

曳航式アクティブ/パッシブ変深ソナーは1990年代以後発展してきた新技術である。イギリスが率先してその23型護衛艦に2087型ソナーを装備したのがその代表機種である。このソナーの主要なメリットは次の通りである。静音型潜水艦が探知計測できる、探知計測距離が長い、位置決定が正確、深海大洋および近海環境下で確実に作動できるなど。以前の各種曳航式ソナーに有効に取って代わることができる。アメリカ海軍もかつてDRS社に委託してLCS沿海域戦闘艦のためにVDSソナーシステムを開発したが、去年止むを得ず開発失敗を認めた。2015年初めにアメリカ国防省が発表したLCS艦を護衛艦に改める方案の中では、この艦に曳航式アレイソナー(TOWED ARRAY)を装備することに言及され、これはこの艦が止むを得ず当時「ペリー」級のために開発したSQR-19型パッシブ曳航ソナーを使用することを意味している可能性があり、このソナーは120km以遠の目標を探知計測できるとされているが、実際には新型静音潜水艦に対する探知計測距離は10km前後にまで低下し、さらに遠い距離は目標の範囲をおおよそ確定し、しかる後にヘリを派遣して精密探知計測と攻撃ができるだけである。

(頑住吉注:これより2ページ目)

中国の054A型護衛艦、改良後の052型駆逐艦、056型護衛艦はこれまで全てパッシブ式曳航線列ソナーを採用しており、VDSソナーの出現は非常に大きく中国海軍の対潜戦能力を増強する可能性がある。このソナーシステムが海軍の重視を受ける程度は空前で、「黄岡」艦が臨時に艦尾にガス切断機を用いてゲートを造ってこのソナーを装備したことは、人に中国海軍の対潜の弱点を補強することに対する重視を感じさせる。

新たな電子偵察船

基本的に建造が終わり就役カウントダウンに入る


最近、あるネット仲間が中国海軍のある新たな電子偵察船がすでに基本的に建造を完成し、艦首側面に「854」の艦ナンバーが塗装されているのを撮影したが、このことはこの艦の引き渡し、就役がすでにカウントダウンに入っていることを意味している。この艦は815G偵察船「天王星」艦の改良型で、船上には同様に多くの型の電子偵察設備のアンテナが密に分布しているが、具体的設備の配置は815Gとは全く違う。

現在、中国海軍は2隻の電子偵察船を装備しており、それぞれ815型「北極星」と815G型「天王星」号である。この艦の全長は130m、全幅は16.4m、喫水6.5m、満載排水量約6,000トンである。ディーゼルエンジン動力を採用し、最大航行速度は20ノット前後である。

去年7月、中国海軍「北極星」号電子偵察船はかつてハワイ付近海域に行ってアメリカの「リムパック2014」多国合同軍事演習を偵察した(頑住吉注:って中国自身も参加してたんですがね)。

新たなミサイル駆逐艦

垂直発射を増強、ステルス艦体設計


最近ネット上に1組の画像が出現し、我が国の052D型ミサイル駆逐艦の第2号艦がゆっくりと造船工場の埠頭を離れ、大海に向かって航行していた。艦上の人員は甲板上に整列し、造船工場に向け敬礼していた。

052D駆逐艦は中国が現在までに建造した最も先進的な作戦艦艇である。中国初の052D新型駆逐艦172昆明艦就役以来、その先進的なレーダー、増強型垂直発射システム、ステルス艦体設計、国産ガスタービンなど多くの先進技術があるいは初お目見えし、あるいは成熟して運用され、中国海軍現役大型水上艦艇の最高水準を代表している。

052D型駆逐艦には比較的多くの改良がある。052Cに比べ、昆明艦はより先進的な国産、最新の130mm口径単砲身艦砲を配備し、艦体中部の鷹撃-62ミサイル発射装置はなくなり、この機能も艦載多用途ミサイル垂直発射システムによって取って代わられた。この艦の前後2組の垂直発射装置には全部で64発のミサイルが搭載され、紅旗-9対空ミサイルを装備している他、さらに新世代の鷹撃-18と鷹撃-62対艦ミサイルが装備でき、対地、対艦攻撃に用いる。この他、艦尾のヘリ格納庫上の730近接防御砲も24連の「海紅旗-10」近距離対空ミサイルに改められている。

上述の改良の他、052D型駆逐艦はさらに新型アクティブフェイズドアレイレーダーに換装されている。052Cのレーダーと比べ、新型レーダーの外形には顕著な変化があった。このレーダーは大気圏内外の目標に対しより強い探知計測能力を持ち、総合能力はアメリカの新型駆逐艦「アーレイ・バークIII」型駆逐艦の艦載アクティブフェイズドアレイレーダーに比肩し得る。新型レーダーの配備後、艦載の海紅旗-9ミサイルは射程2,000km以内の弾道ミサイルが有効に迎撃できる。上述の改良を経た後、052Dミサイル駆逐艦の防空対ミサイル能力は相当程度の向上を達成した。(ソース:南寧夕刊)


 世代が新しければ必ず総合的に高性能とは言えませんし、イギリスが装備しているならどうしても必要な場合アメリカが導入することもできるはずだと思いますが。














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