中国国産空母関連2題

 進展は順調ということなんでしょうか。

http://military.china.com/important/11132797/20170811/31074453_all.html#page_2


香港メディア:001Aが動力システムの試験を開始 あるいは前倒しで引き渡しか!

何故国産空母の一挙一動が全て万民に注目されるのか? 「戦狼2」はあなたに、国の人の心中で、それがかの「あなたが世界のどの片隅にいようとも必ずあなたを迎えて帰宅させられる」「ノアの方舟」を象徴しているのだと教える(頑住吉注:なんのこっちゃ分かりませんがどうでもいいでしょう)。

8月3日、国産空母研究開発総指揮者の胡問鳴はメディアのインタビューを受けた時、中国第2隻目の空母はすでに動力システムの試験を開始し、進度はやや前倒しであるとした。8月4日、香港の「南華朝刊」は、001A型空母は来年年末までに中国海軍に加入し、元々定められた計画より早い可能性が高い、と予測した。

現在ネットに発表されている画像から見て、001A型空母の甲板上にはすでに艦載機の滑走路ラインと駐機ラインが描かれている。分析者は、このようにする目的はより早い時間内に最大数の駐機を実現しようとすることだと考える。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「001A空母初の進水(資料画像)」)

建造への着工から進水まで時間を費やすこと4年あまり、正式な海軍への引き渡しまででも5、6年の時間に過ぎず、初めて排水量5〜6万トンの中大型空母を建造する国にとって、この速度は相当に凄い。

軍事専門家の高岩は科技日報記者に、「048工程」と命名された中国大型空母計画の目標は、新中国成立100周年の時に10隻の空母を持つことで、001A型空母が海軍に引き渡されるかの日は「中国の百年空母計画が第二歩行く戦略を完成したことを意味する」と教えた。

「遠海護衛」から「遠洋海軍」まで

伝説の中の「空母計画」はいったいどのようなものか? 事実2017年1月14日に香港の「明報」はかつて軍事専門家の梁国梁の文章を掲載した。文章は、中国の大空母建造計画は「三歩で行く」戦略を実施し、すなわち第一歩は10年の時間を用いて2隻の中型空母を建造する。第2歩はさらに10年の時間を用いて2隻の大型空母を建造する。第3歩は状況を見て大型原子力空母を開発する、というものであると指摘する。

だが高岩は、「計画外」の001A型空母の出現は中国の大空母計画が実際には「四歩」に分かれていることを意味している、と考える。すなわち「1隻の001型を輸入し建造を続行、自ら1隻のスキージャンプ発進の001A型の建造を行い、自ら2隻の蒸気カタパルト通常平甲板002型の設計、建造を行い、および2隻の原子力動力電磁カタパルト003型の設計、建造を自ら行う。」

全工程は2030年初めに規模を具備し、その時中国海軍は5隻の空母を獲得することになる。2049年になれば、さらに5隻の原子力空母が完成し、新中国成立100周年の時になれば10隻の空母を建造する目標が完成する。

「001A型空母の建造が追加された主要な原因は001型遼寧艦と002型カタパルト空母の間の時間的空隙が大きすぎることである。」 高岩は「001A型空母工程の実施は中国海軍にダブル空母計画を5年前倒しで実現させる。」と指摘する。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「遼寧艦と001Aの艦橋の対比図」)

ひとたびこのようになるや、2020年になれば中国海軍が2つの全面的戦闘力を具備した空母群の保有を確保できるのに便であり、もって危急の時に少なくとも1つの空母戦闘群が戦備当番状態を保持できるのに便とする。

業界内の人物は、国産001A型空母の海軍引き渡しに伴い、中国海軍は「ダブル空母時代」を迎えることになる、と考える。これより、真に「遠海護衛」から「遠洋海軍」への大股の邁進が開始される。

「電磁カタパルト+原子力動力」が2030年に一つになることを約束

大衆がずっと関心を持つ「電磁カタパルトと原子力動力システム」がいつ応用されるかの問題に対し高岩は、第4歩、つまり国産003型空母の時にやっと全面的に実現できる、とした。

原因はどこに? 002型第1号艦は2015年3月に建造に着工され、この設計段階は電磁カタパルトプロジェクトの研究開発時期とおおよそ同時進行だが、「空母のサブシステムの成熟度は全体の設計時間よりずっと早いことが必須である」。

このため高岩は、002型空母は設計当初必然的に蒸気カタパルト、通常動力と平甲板を選択し、全体性能はアメリカのキティホーク級空母に比肩し得る、と考える。

これだけではない。2017年1月25日、海軍電力工程専門家の馬偉明院士はかつて、電磁カタパルト技術は10年内に伝統的化学エネルギー技術に取って代わることになる、とした。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「電力工程専門家の馬偉明院士(資料画像)」)

一方003型空母が2020年に建造に着工され、2027年前後に海軍に引き渡される、この時間的ポイントは馬偉明院士が明らかにした「10年内に伝統的化学エネルギー技術に取って代わる」と基本的に吻合する。

このため高岩は、003型空母はアメリカ現役原子力空母を基準とし、原子力動力と完全電力推進システムを装備し、電磁カタパルトと第4世代先進艦載機を配備し、全体的戦闘力は世界先進水準に到達することになる、と考える。

もし003型空母が2027年に就役したら、3年のすり合わせ訓練を経て2030年に戦闘力を形成することが有望である。「その時中国は第2の電磁カタパルト原子力空母を使用する国となり、中国海軍のグローバル作戦能力は歴史的飛躍を実現することになる。」と高岩は語る。


http://military.china.com/news/568/20170808/31052991.html


総指揮者:初の国産空母の技術は中型空母の中で先んじた地位にある

人民ネット8月7日電(記者 黄子娟) 中央テレビの報道によれば、初の国産空母研究開発総指揮者の胡問鳴は「今日のアジア」コーナーのインタビューを受けた時、中国の第1隻目の国産空母には新たな進展があり、現在すでに動力システムの試験作業を開始し、まもなく停泊試験段階に入る、とした。

2017年4月26日、中国初の国産空母が進水した。今、初の国産空母の建造はまた新たな節目となるポイントを迎える‥‥停泊試験である。初の国産空母研究開発総指揮者の胡問鳴はインタビューを受けた時、この空母はまもなく停泊試験段階に入り、これは全体的進度に比べある程度前倒しである、とした。

ならば、停泊試験とは何で、またこの過程はどのくらい長い時間を必要とするのか? 胡問鳴は説明し、大型水上艦艇として、空母の建造は着工、進水、停泊試験、海上試験という4つの節目となるポイントに分かれ、最終的に部隊に引き渡される、と語った。

設備の取り付けが完成した後、初の国産空母は停泊試験段階に入り、もって空母上の設備が船舶設計などの要求を満足させるか否か検証し、未来の海上試験のために準備をする。

胡問鳴は語る。「停泊試験の開始とはつまり、そのエンジン、電力供給が自主的にできるようになったということで、私は来月、我々が前倒しでこの段階に入れると信じる。」

軍事専門家の曹衛東は、停泊試験とは空母が埠頭を離れず、静止状態の下、そのあらゆる設備を起動し、設備が正常に作動している時、満負荷で運転できるか否か検証しようとすることを指す、とする。

「第1隻目の国産空母のスムーズな進水を経たが、自主設計、自主建造である他、我々の一級のセットになるシステムは全て国産化されたものである。」

胡問鳴は、新たに建造される初の国産空母は遼寧艦の研究開発と使用を基礎にさらに一歩進み、世界先進空母グループに身を置き、同時にさらに一歩中国の空母研究開発能力を完備させる、と説明する。

現在、世界各国が装備する空母は主に大型、中型、小型の3種に分かれる。大型空母はアメリカの「ニミッツ」号、「フォード」号に代表される10満トン級原子力空母である。一方フランスの「ドゴール」号、ロシアの「クズネツォフ」号、中国の「遼寧」艦および新たに建造される国産空母はいずれも4〜6万トン級の中型空母に属する。

胡問鳴は語る。「中型空母の中で、我々の初の国産空母は技術領域において前列にあるはずである。」

軍事専門家の曹衛東は言う。初の国産空母の特殊鋼材と溶接技術は完全に自らの設計により、このことは中国に冶金能力の上で重大な突破があったことを体現している。次に、万トン級の作戦艦艇の進水で、その縦揺れ、横揺れのバランスが保持できるか否か、これは設計上取得した突破である。

また、空母甲板面積の顕著な増加は、ミサイルあるいは艦砲を重要な打撃手段とするのではなく、より多くの艦載機を主要な武器として使用しようとしていることを説明し、これは理念上の改変である。艦橋部分にもステルス設計がなされ、通信設備を一体化させ、電磁両立性能が向上し、多くのレーダー、通信設備は相互に干渉せず、これは技術設計や装備の上の能力が向上したことをも説明する。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国初の国産空母(資料画像)」)


 手法は慎重のようですがその分確実に少しずつ前進している様子に見えます。














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