潘基文、今週訪朝し金正恩と面会か

 ずいぶん急な話に感じますが。

http://news.china.com/international/1000/20151117/20763984.html


韓国メディア:潘基文の北朝鮮訪問はあるいは韓国大統領選挙の準備をするためか

【グローバル時報総合報道】 「国連事務総長、時二十年あまりを隔て再度訪朝」 韓国連合通信社は16日これをハイライトに報道し、国連関係者が、事務総長潘基文は今週北朝鮮に対する訪問を行い、かつ北朝鮮国防委員会委員長の金正恩と面会することが大いにあり得ると明らかにした、とした。潘基文は韓国籍のため、今回の北朝鮮に対する訪問はさらに人の注目を引く。事務総長スポークスマン事務室は現在これに対しコメントしないとし、韓国政府の多くの当局者はいずれも全く事情を知らないとしているが、韓国世論には今回の訪問に対しそれでもすこぶる高い期待がある。

韓国連合通信社の報道は、これは国連事務総長第3回目の訪朝であり、韓国籍事務総長初の訪朝活動でもある、とする。1979年と1993年、当時国連事務総長の任にあったワルトハイムとブトロス ガーリはかつて北朝鮮を訪問したことがある。潘基文の今週の訪朝が、国連と北朝鮮どちら側からまず提出されたのかはまだ不明確である。だが国連の匿名の高層の人物が韓国連合通信社に向け明らかにしたところによれば、潘基文事務総長の平壌訪問では「手ぶらで帰る」ことはないと思われ、今回の訪問は遅々として根本的解決が得られない北朝鮮核問題および停滞して前に進まない韓国・北朝鮮統一問題に新たな突破口を提供することになる。

韓国連合通信社の報道は、初の韓国籍国連事務総長として潘基文はこれまでずっと適当な時機を選択して北朝鮮を訪問すると強調しており、かつ国連事務総長として朝鮮半島の平和という職責を果たし尽くすとしている、とした。今回の訪朝活動を通じ、彼は「朝鮮半島の平和の使者」の作用を発揮することが有望である。

潘基文事務総長がもし北朝鮮最高指導者である金正恩と面会したら、北朝鮮の核問題は必然的に避けて通れない話題である。韓国の紐西斯通信社16日の報道は、潘基文はこれを利用して国連の北朝鮮核問題の上での仲裁者の作用を強調する可能性が高い、とした。「韓国経済」は、北朝鮮の潘基文招待は、外交的孤立を脱するためである可能性が高く、北朝鮮サイドはこの訪問を利用して改めてアメリカとの対話の門を開くことを希望する可能性がある、とする。ソウル大学統一平和研究院の張勇碩研究員は次のように分析する。潘基文の今回の訪朝が朝鮮半島情勢に劇的な逆転を迎えさせることは非常に難しいが、少なくとも次の段階に邁進するステップボードになり得、その意義は肯定に値する。

ロイター社は16日韓国大学国際問題学者である柳浩烈の分析を引用し次のように語った。潘基文は金正恩と北朝鮮の核兵器開発がもたらした国連の対北朝鮮制裁問題を討論するかもしれず、「潘基文の伝達するシグナルは国連が制裁問題の上で柔軟な態度を取るだろう、ということかもしれない。」 柳浩烈は、これは北朝鮮が外界に向けて、金正恩が国家指導者として国連当局者と面会するのを見せる良い機会である、とする。潘基文にとっては、もし金正恩との会談に突破があったら、これは彼が2016年末に離任する時の最も突出した成就となる。

韓国の青瓦台はまだ潘基文訪朝につきいかなるコメントも行っていないが、韓国の朝野は均しく歓迎を表明している。議会外交統一委員会幹事の沈允肇議員は16日、朝鮮半島ないし全東北アジア情勢のため、国連事務総長が訪朝を選択するのは必要なことだ、とした。韓国最大野党新政治民主連合の党スポークスマン金聖洙も、潘基文事務総長の今回の北朝鮮訪問が朝鮮半島をめぐる多くの問題を解決する突破口となることを希望する、とした。

国連事務総長として、潘基文の任期はまだ約1年の時間残っており、この時間的ポイントの上でハイテンションで北朝鮮を訪問することに対し、韓国メディアはもう1つの角度からの解読を開始している。「潘基文が次の韓国大統領に選出されることが有望」との話題が再度提起されている。韓国連合通信社の報道は、今年5月の潘基文の訪韓時、元々の計画では開城工業パークに行って訪問することになっていたが、北朝鮮サイドの拒絶に遭ったため実行できなかった、とする。当時韓国各界はもう次々と潘基文が2017年韓国大統領選挙の候補者となることが有望と伝播していた。報道は、潘基文がもし今回の訪朝活動を成功裏に完成させ、かつ金正恩と会談したら、韓国民衆に「統一外交大統領」候補者との深い印象を残すことになる、とする。

「韓国日報」の報道は、最近韓国政界には再度、「潘基文が大統領選挙に出馬し、朴槿恵に親しい人物に首相を担当させる」との説が出現し、もし潘基文事務総長が任期内に北朝鮮核問題の某種の突破口を探し当てたら、あるいは南北関係改善に対し重大な転機をもたらすかもしれず、ならば潘基文の次期韓国大統領候補者の地位は揺るぎないものになる、とした。韓国連合通信社は、この次の人気の大統領候補者として潘基文をヨイショする楽屋裏の推す手は、まさに与党内の親朴槿恵の政治派閥である、と考える。韓国の「先駆経済報」は16日、韓国大統領朴槿恵と潘基文事務総長は共にG20サミットに出席し、この期間2人が接触を行いかつ潘基文訪朝の件につき意見交換することが有望である、とした。


 重複部分が多いですがもう1つ紹介します。

http://news.china.com/international/1000/20151116/20757212.html


韓国メディア:国連事務総長パンギムン訪朝へ あるいは金正恩と会見か

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:国連事務総長潘基文 中新社の発李洋撮影」)

中新ネット11月16日電 韓国メディアの報道によれば、国連のある消息筋の人物は15日、国連事務総長の潘基文が今週北朝鮮の平壌に対する訪問を行う、と明らかにした。これは第4代事務総長ワルトハイムおよび第6代事務総長ガーリ訪朝に続く、国連事務総長の時20年あまりを隔てての再度の訪朝である。潘基文は韓国籍の人物であるため、彼のこの行いはより人の注目を引く。

この行いは国連と北朝鮮のどちらサイドからまず提出されたのかまだ不明確だが、ある視点は、どうであろうとも潘基文はこの行程の中で北朝鮮の国防委員会第一委員長である金正恩と面会する可能性が高い、と考える。

国連のもう1人の消息筋の人物は、国連事務総長のメンバー国の1つである北朝鮮訪問で、メンバー国の最高指導者と面会しないのはあり得ないことだ、とする。

この人物はさらに、潘基文の訪朝で手ぶらで帰ることはないだろうし、この行動は北朝鮮の核など朝鮮半島問題を解決する重要な契機となる可能性が高い、と語る。

報道は、国連事務総長は一国の最高指導者の地位に相当するが、専用機はなく、このため潘基文一行がどんな種類の交通ツールを利用し、どんなルートを経て北朝鮮に行くのかも関心を集める、とする。

潘基文は就任後何度も北朝鮮を訪問したいとしている。彼はかつて今年5月19日に訪朝計画を公開したが、次の日に北朝鮮サイドは突然その開城工業パーク訪問に同意する決定を撤回し、計画がご破算になる結果がもたらされた。


 そもそもこの情報が本当なのかも現時点でよく分かりませんが、本当だとすると非常に大きな影響を各方面に与えそうです。大統領選挙を有利にするためのスタンドプレイとなると好感は持てませんが半島問題の解決にプラスになるのなら日本にとっても悪いことではないでしょうし、また世界の実情を少なくとも韓国の政治家の多くよりは良く知っているはずの人物が韓国大統領になるのも悪いことではないかもしれません。


















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