日本と中国の艦が砲戦を行ったら

 「アドルフ2世」氏のページです。

http://adaofu2.blog.china.com/201302/10973217.html


中日海軍砲戦能力の大勝負!

日本政府は2月5日午後、中国に向け抗議を提出した。日本の防衛大臣小野寺の言によれば、1月19日に日本のおおなみ号の艦載ヘリが中国の「護衛艦」からロックオンに遭ったようであり、1月30日にはゆうだち号が別の中国サイドの「護衛艦」のロックオンに遭い、日本サイドでは当時直ちに戦闘警報が鳴った。彼は、当時中国艦艇と日本の護衛艦との間の距離は3kmだった、と語る。

距離3kmというのはすでに対艦ミサイルの最短有効射界より小さい。このため、ロックオン信号はきっと艦砲の火力コントロールレーダーからのものである。このことにより我々に注意をも促し得る。ミサイル時代にあっても海軍に砲戦が発生することは有り得るのだ、と。

対艦ミサイルには一般に最短射界がある。例えば、C802対艦ミサイルの最短有効射界は12kmであり、日本の「ハープーン」対艦ミサイルの最小射程は11kmである。このため、中日海軍がもし近距離で対峙し、しかも意図せず戦闘を勃発させたら、ごく簡単に砲戦で勝負が決まることになる。

日本の海上自衛隊の艦砲の種類は比較的単一に近く、主砲は「オート・メラーラ」127mm艦砲1門で、発射速度は毎分45発、射程は23km、砲弾重量は32kg、副砲は20mm「ファランクス」火砲で、射程は1.5km、発射速度は毎分3,000発である。

これに相対する中国海軍の艦砲の機種は比較的煩雑で、主に国産の130mm連装、100mm連装、100mm単装、76mm単装艦砲、さらに現代級駆逐艦上のロシア製AKー130 130mm連装がある。副砲には37mm連装、25mm連装、30mm7本バレル、AK630 30mm6本バレル、「カシタン」(頑住吉注:ロシア製の30mm6本バレル機関砲、ミサイル、レーダー、火力コントロールシステムを1つの砲塔にまとめたもの)等々がある。

日本艦艇と中国海軍艦艇に砲戦が発生した時、異なる艦艇に対し異なる態勢が現れる。

現代級はロシア製AK-130連装130mm艦砲を装備し、単一砲身の発射速度は毎分45発、射程は29kmであり、このため現代級は日本の艦に対し絶対の優勢を占める(頑住吉注:大前提が近距離砲戦なのでこの際射程の長さは問題にならないのでは)。

旅大級は76式連装130mm艦砲1基を装備する。この砲の主要な問題は発射速度が比較的遅いことで、日本の艦の半分しかない(頑住吉注:連装で発射速度半分なら結果的に同等なのでは。それとも結果的にも半分という意味ですかね。検索しましたが不明でした)。だが、この級の艦の副砲は火力が強大で、連装37mmは3、4kmの距離で非常に強い火力を持つ。

中国海軍の100mm単装艦砲と連装100mm艦砲の、日本の艦砲に比してのメリットは発射速度が高いことで、日本の艦の発射速度の50%〜1.5倍勝る。欠点もまた非常にはっきりしており、砲弾の威力が小さく、127mm艦砲の砲弾の半分前後しかない。

76mm艦砲の長所と短所はよりはっきり分かれ、発射速度は日本の艦の3倍だが、砲弾の威力も127mm砲弾の1/3である。

事実として、艦砲の高い発射速度は決して大きな砲弾の殺傷力の代わりにはなり得ない。原因は次の通りである。

1つ目は艦砲は運動目標を射撃し、不断に射撃パラメータを調整する必要があること。このため断続的バースト射撃しかできず、最大発射速度をもって連射することはない。

2つ目はドラム弾倉内の予備砲弾の数が限られ、小威力の艦砲には発射速度が高いという優勢があるものの、同時に持続射撃能力にも問題がもたらされる。

3つ目は正確制御誘導砲弾の採用後、高い発射速度がもたらす高い命中率の意義はすでに大きくなくなっている。

まさにこうだからこそ、中国の新世代の052D駆逐艦上にはH/PJ38型単装130mm艦砲が装備されており、世界の先進グループに登りつめている。

現在我が国の100mm、76mm艦砲を装備した艦艇は日本との艦砲戦において、以下の何点かを注意すべきである。

1つ目は距離が近いほど有利であるということ。距離が近ければ命中率は高くなり、射撃パラメータを頻繁に調整する必要がなく、高い発射速度の優勢が発揮できる。同時に、我が艦の30mm、37mm副砲の火力は明らかに日本の艦の副砲より強く、我が艦の副砲の優勢が充分に発揮できる。

2つ目はより正確な打撃精度を追求すること。現代の海軍艦砲の命中確率はいずれも非常に高く、80%にも達し得る。このため、艦砲が敵艦に命中することはすでに問題ではなく、命中部位の追求が必要になる。もし砲戦の初めに迅速に日本の艦の127mm砲塔に命中できれば、砲戦全体が基本的にもう終わりである。

3つ目は優勢な兵力を集中すること。もし毎回の砲戦で我々が常に少なくとも2隻の艦で1隻の日本の艦に相対することを保証できれば、勝算は非常に高くなる。

さらに1つの技術が中日海軍砲戦に対し非常に重要だと言える。それはレーザー制御誘導砲弾の装備に他ならない。レーザー制御誘導砲弾は戦車に正確に命中できる。海軍の砲戦に応用すれば、少なくとも3、4発を発射すればもう日本の艦の127mm砲塔に命中できる! 我が国には現在、100mm以上のレーザー制御誘導砲弾を研究開発する能力が完全にあり、直ちに海軍艦艇に装備すべきである。

76mm砲弾は現在まだレーザー制御誘導ができない。私は海軍艦艇に紅箭-10ミサイルを装備し、近距離砲戦で日本の艦の砲塔を撃破すること専用とする必要があると考える。冗談ではなく、真に非常に厳粛な提案である!

釣魚島を防衛するため、我々は軍事闘争の準備を整える必要がある。現在、中日の間の最初の衝突がどんな種類の形式をもって行われるか知っている人はいない。集団乱闘、衝突、砲戦、ミサイル戦、いずれも有り得る。万事は備えあれば憂いなしである。このため、我々は多方面の準備をする必要がある。


 遠距離から正確にミサイルを命中させる技術では日本の方が上だと思いますが、確かに接近戦は日本に不利かもしれません。しかも日本は基本的に相手が先に攻撃してこない限り攻撃できないわけで、交戦距離を選択する権利は完全に相手に握られることになります。















戻るボタン