上海市警察、リボルバーを大量に装備

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-04-21/223488_2484140.htm


上海の巡邏警察、05式リボルバーを下げてパトロール 15秒以内に6発中3発命中、精度高し!

4月20日、上海華陽路派出所人民警察官が銃を装備して街頭をパトロールした。当日午前7時から、上海市公安局の統一した指揮の下に、全市の千名余りの現場のパトロール人民警察官が初めて銃を装備してパトロール勤務を執行し、各種の現行犯違法犯罪行為を震撼、打撃し始めた。説明によれば、今回銃を装備するあらゆる人民警察官はすでに全て政治、技能、心理の審査をパスしている。

(頑住吉注:6ページ目まで1ページ目と同一の内容。7ページ目)昨日から、本市街頭の第一線のパトロール人民警察官は統一して銃を下げてパトロールし、24時間全天候のパトロールを実行し、市民の人身の安全と公共に危害を及ぼす突発事件を処置している。要求によれば、銃を携帯する人民警察官は警報に接した後3〜5分以内に現場に到着することが必須である。また理解されているところによれば、鉄道警察はしばらくのところ銃を下げてのパトロールを実施しないが、近いうちに地下鉄の安全検査に入れる力を強化し、鉄道の重点区域においてパトロールを強化し、安全検査を拒絶する者はあるいは法的責任を負うかもしれない。

選抜

銃を携帯する巡邏警察官は1/4に選抜


理解されているところによれば、今回本市で銃を携帯する警察官は1,000名余りに達し、これは4,000名余りの巡邏警察官の中から選抜されて生まれた。このうち、「心理的に厳しい試練に耐える」が最も重要な選抜条件だった。あらゆる条件に符合する巡邏警察官は統一された心理テストの場で3セットの専門的な心理テストの解答用紙を完成させる必要があり、もって人民警察官の性格の特性、心理的健康状態などを理解し掌握した。

巡邏警察官が完成させた心理テストの成績に対し、心理専門の教官が確認、ふるい分けを行い、さらに一定の範囲に入った巡邏警察官に対し面と向かっての心理聞き取り調査を展開し、最終的にテスト結果を総合して人民警察官が銃の携帯に適するか否かを判定した。あらゆる銃を携帯して勤務を執行する人民警察官には心理に関する保存書類が作られた。

また、銃を携帯する巡邏警察官のためにはさらに心理方面の危機関与メカニズムを強化し、任務執行中に銃を使用して対象を撃って傷つけ、あるいは死亡させた人民警察官に対しいちはやく心理的関与を展開し、不良な心理的刺激への反応を消し去ることになる。

(頑住吉注:8ページ目)

訓練

15秒で6発射撃し3発以上命中


今回巡邏警察官に統一して配備された銃の機種は2005式リボルバーで、かつホルスター、スピードローダーのケース、ランヤードループなどのセットされる設備が支給された。この銃には性能が信頼できる、故障率が低い、殺傷力が適度である、弾丸が貫通して誤って傷つける率が低いなどのメリットがあり、さらに加えて密集した人の群の場合に適合する。

市公安局治安総隊パトロール指導所所長のルイミンファは、人民警察官にこの銃を熟知させるため、この前期間1ヶ月余りの銃を携帯してのパトロールの準備を展開し、射撃訓練を通じ、あらゆる銃を携帯する人民警察官が「目標発見から15秒以内に、銃を抜き、装弾し、射撃動作を完成させる」との要求を達成させた、と語る。訓練の審査基準によれば、人民警察官の射撃合格には、「6発の弾丸のうち目標への命中が3発以上」の実弾射撃成績の完成が必須である。

また、市公安局はさらに毎年全警察官の時間と量を定めた射撃訓練を組織することになる。

(頑住吉注:9ページ目)

実戦

15種の状況で発砲可


規定によれば、銃を携帯する巡邏警察官は2人1組である。記者は江蘇路で、公共の場合のパトロールで、2名の巡邏警察官が片手を終始ホルスター上に置き、甚だしきに至っては車のドアを開ける時にももう一方の手を銃に置いた状態を保持するのが必須であるのを見た。また検査の執行中は、1名の巡邏警察官が前に出て検査し、もう1人の巡邏警察官は手を銃のグリップに置いて傍らで警戒し、いつでも突発状況の処置を応援できるよう準備する。

現在、本市はすでに治安パトロール予防コントロール網、武装パトロール突発状況処理網、自己防衛自治活動網の「3つの網が重なり合う」全天候パトロール予防コントロールネットワークを作っている。このうち、武装パトロール突発状況処理網には特別警察武装パトロールおよび公安武装警察連合武装パトロール力量が含まれ、突発的な暴力、テロ案件を処置する快速反応力量である。

理解されているところによれば、巡邏警察官は15種の状況で発砲して良い。これには放火、ダムの決壊、爆発など公共の安全に深刻な危害を与えるなどの状況が含まれる。

江蘇路派出所の人民警察官が銃を装備してパトロール。町に出る時は手をホルスターから離さない。(頑住吉注:これは画像のキャプションですね)

(頑住吉注:10ページ目は本文なし。11ページ目)

中国の2005式9mm警察用リボルバー

我が国の警察用拳銃はずっと自動拳銃を採用しており、任務執行時の不発弾処理は公安刑事警察が長期にわたり直面することが必須のリスクとなった。新型9mm警察用リボルバーの登場は、公安刑事警察の犯人逮捕のためにまた一種の武器の選択を提供した。

(頑住吉注:12ページ目)リボルバーは警察用としての使用時、犯罪者への命中後充分な停止作用があることが要求され、貫通後に残るエネルギーは小さく、できる限り誤って傷つけることを減少させる必要がある。また特殊な状況下ではさらに暴動鎮圧用弾薬が発射でき、もって各種各様の緊急状況に対応できる必要がある。警察用の需要の満足から見て、我が国が新たに開発した9mm警察用リボルバーは腕前が非凡と言うことができる。

(頑住吉注:13ページ目)9mm警察用リボルバーは正式には2005式9mm警察用リボルバーと命名され、略称9mmリボルバー、コードナンバーはGA/WQZ2005-9である。この銃は「中国警察用第一号銃器」と呼ばれ、もっぱら警察官の自衛の使用に供される。この銃の口径は9mm、全長186mm、全体重量0.65kg、装弾数6発、有効射程50mである。この銃は2005式9mmリボルバー弾薬(普通弾薬)も発射できるし、また2005式ゴム弾も発射できる。使用される拳銃弾薬とゴム弾は、それぞれ2005式9mm警察用リボルバー普通弾薬、およびゴム弾と命名され、コードナンバーはGA/DZ2005-9およびGA/DXX2005A-9である。普通弾薬は貫通力の低い殺傷弾薬で、ゴム弾は致傷弾薬であり、5m以内では死に至らしめることもまた可能である。普通弾薬の初速は220±10m/s、ゴム弾の初速は100m/sである。この銃の精度(25m、普通弾薬での値)は半数必中半径2cm以内、全弾必中半径5cm以内である。

(頑住吉注:14ページ目)2005式9mm警察用リボルバーは普通弾薬とゴム弾が発射でき、公安機関がずっとそのまま用いてきた軍用銃器に比べ、殺傷威力が低下しており、犯罪容疑者を有効に制圧することもできるし、また最大限に誤って傷つけることを避けることができる。ゴム弾は一種の非致命弾薬で、非殺傷性の作用を持つ。「公務用銃配備方法」の規定に照らし、公安機関は銃を装備する資格に符合する巡邏警察官、交通警察官、治安警察官、刑事警察官、特別警察官、麻薬取り締まり警察官、派出所の警察官など種類と部門に9mmリボルバーを配備できる。

(頑住吉注:15ページ目)2005式9mm警察用リボルバーは信頼性が高く、故障率はたった1/1000である。この銃には3つの安全装置が設けられており、強制安全装置(頑住吉注:マニュアルセーフティ)、落下安全装置(頑住吉注:ハンマーブロック)、シリンダーが定位置にない場合の安全装置(頑住吉注:スイングアウトした時はトリガーやハンマーが動かないというセーフティでしょう)で、使用の安全が保証できる。

(頑住吉注:16ページ目)2005式9mm警察用リボルバーは人間工学的に非常に良好である。手に持って非常に快適であり、トリガープル(シングルアクション20ニュートン、ダブルアクション50ニュートン)は適度で、指向性が良い(頑住吉注:指さすようにポイントできるというやつですかね)。銃のリコイルシールドの相対するところには2つの小さな穴があり、残弾の状況の観察に用いる。この銃は内蔵式チタン合金製ファイアリングピンを採用しており、ランヤードループを装着することができる。国産2005式警察用9mmリボルバーには複数型と1回型、2種の装弾器がある(頑住吉注:前者は1回で装填できるスピードローダーで19ページ目に画像がありますが、後者は弾薬が一列になったゴム製のローダーのようなものですかね)。

(頑住吉注:17ページ目)2005式9mm警察用リボルバーは伝統的なリボルバーを基礎に優勢を保持し、弊害を除去してできたもので、その信頼性、安全性、精度はいずれも世界の拳銃の前列にいる。

(頑住吉注:18ページ目)2005式9mm警察用リボルバーから、我が国の小火器が世界の名ブランドに近づきつつあることに気付くのは難しくない。


 「目標発見から15秒以内に、銃を抜き、装弾し、射撃動作を完成させる」ということは現代のダブルアクションリボルバーなのに銃を装填せずに携帯して必要な時に装填するということでしょう。マニュアルセーフティがあることとも合わせ、ある意味日本以上の安全性への配慮がなされているわけですが、突発事態に対応しきれない可能性も当然考えられます。リコイルシールドに穴を開けてもそこにあるのが弾薬なのか撃ち殻の薬莢なのかは分からず、変な機能だなと思ったんですが、これも装填しないでの携帯が原則であることと関係がありそうです。この銃については以前何度も紹介しましたが、ファイアリングピンがチタン合金製だというのは初めて出てきたと思います。透視図にも描かれていませんが銃全体の軽量化の意味があるほど大きな部品であるはずはなく、ファイアリングピン自体を軽量化し、落下した時の慣性で撃発する可能性を低下させるためかとも思いましたが、自動拳銃と違ってリボルバーのファイアリングピンは元々軽いのでスチール製でも問題ないはずであり、あるいは錆防止のためでしょうか。



























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