台湾関連2題

 まず何度も紹介したことのあるスパイ事件関連です。

http://military.china.com/news/568/20150306/19354987.html


台湾、また「共産党ダブルスパイ」を捕らえたと言明 台湾、アメリカと結託し大陸の情報を探る

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

台湾メディアは5日、台湾「軍情報局」退役少佐王宋武が、大陸に派遣されて情報を収集している期間、逆に大陸の国家安全保障機関に吸収されて「共産党スパイ」になったと告発され、彼は最近逮捕された、と暴露した。ある姓名を明かされたがらない台湾問題専門家は5日「グローバル時報」に対し、台湾は一方的に報道し、また騒ぎ立て、「共産党スパイ」を暴露しているが、確実な証拠は決してない、と語った。台湾は政治的目的からいくつかのでっちあげをする可能性があり、例えば内部の矛盾や闘争の需要ゆえにであり、事実の真相は非常に確定し難い。

台湾の「連合報」は5日、1年余り監視下に置くことを経て、台北地検は4日調査員を指揮して四方に人手を分け、王宋武と退役上佐林翰の住処および事務室など6カ所の地点を捜査し、かつ5名の証人の出頭の約束をとりつけ、連夜尋問を行っている、とした。文章は、王宋武は陸軍士官学校を卒業し、「軍情報局」で特殊軍情報官を担当し、通信電子の専門技能を持つため、1992年から1994年までの間4度大陸に派遣され駐在し情報を収集したが、結果として大陸の国家安全保障機関に吸収された、とする。林翰は王宋武の陸軍士官学校の後輩で、かつて「軍情報局」で勤務大隊の隊長および戦争情報官を担当し、通信と電子科の専業訓練を受けたことがあるため、後に「総体情報作戦計画所」に転任して特殊勤務官を担当し、やはりかつて大陸に派遣され駐在し、情報工作に従事した。調査部門は、王宋武は退役後台湾で「スパイ」組織を発展させ、林翰が少なからぬ敵後方工作人員のリストを掌握していることを知ると、林翰などの退役情報官をマカオ、タイ、フィリピン、マレーシア、シンガポールなどの地に旅行に招待し、かつ現地で大陸安全保障人員に引き合わせたことに気付いた。王宋武は林翰を吸収してリクルーターにした後、さらに一歩彼に台湾サイドの情報人員の姓名、背景を大陸に提供するよう要求し、「大陸サイドはこのため我が方の少なくとも3名の台湾スパイの身分を掌握した。」 「連合報」は、王宋武、林翰は東南アジアなどの地から台湾に帰った後、それぞれの名義の10万アメリカドル前後の不明の資金を発見され、大陸が提供した報酬ではないかと疑われた、とする。2013年11月、林翰は古という姓の退役情報官を招待して会い、彼が「共産党スパイ」組織発展を助けるよう希望した。古は異常を感じて驚き、直ちにスマートフォンを用いて対話の内容を録音し、事後緊急に「軍情報局」に連絡して検挙に至ったのである。

「中央社」は、2人は出頭後共に調査され、5日後に保釈された、とする。台湾「国防省」スポークスマンは、この事件は「軍情報局」が能動的に発見したもので、関連機関と力を合わせて犯人を検挙し、「国軍」の秘密保持防諜教育の実効発揮をはっきり示している、とした。この事件が以前の大陸情報人員鎮小江の事件と関係があるか否かをはっきりさせるため、調査部門は全面的に事件関係者、証人を比較調査しているが、現在まだ2つの事件の間に関連があることは発見されていない。親緑(頑住吉注:緑陣営、すなわち民進党側に近い)の「自由時報」は5日この機を借りて両岸関係を挑発し、馬英九当局は発足後、両岸の和解を訴えているが、「スパイ事件」は増えることはあっても減ることはなく、大陸の対台湾情報収集の力は全く弱まることはない、とした。ある姓名を明かされたがらない台湾問題専門家は5日「グローバル時報」に対し、いわゆる「共産党スパイ」暴露には確実な証拠は決してなく、台湾は政治的目的からいくつかのでっちあげをする可能性がある、とした。だが事実としては、台湾の大陸における情報収集の程度は皆の想像をはるかに超えており、相当に深刻で、しかも広範である。彼は、大陸のこのような長年に渡って発生してきた非常に多くの事件は全て台湾と関係があり、台湾はさらにアメリカと協力し、大陸の情報を獲得し、あるいは裏切りの扇動を行っている、と語る。【グローバル時報駐台北特約記者 孫誠 グローバル時報記者 蘇静】


 まあそりゃ双方スパイを使っているのは確かでしょうが、大陸が攻めで台湾が守りの立場なのは間違いないですわな。「マカオ、タイ、フィリピン、マレーシア、シンガポールなどの地に旅行に招待し、かつ現地で大陸安全保障人員に引き合わせた」という手口に関しては過去そっくりな記述を読んだ記憶がありますが、スマホで証拠を押さえて事件発覚というのはいかにも時代ですね。次は台湾とアメリカの軍事交流関連です。

http://military.china.com/news/568/20150306/19354494.html


台湾・アメリカ、秘密裏に軍事交流を展開 台湾軍、リムパックへの参加を欲する

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

台湾・アメリカには最近頻繁に軍事交流が「突破」を取得したとの情報が伝えられている。台湾の「連合夕刊」は4日、台湾陸軍は秘密裏に26人の偵察小隊を派遣してアメリカ本土に行かせ、米軍と厳寒地帯の作戦技能の交流を行う、と明らかにした。台湾の「自由時報」は5日、台湾軍「参謀総長」厳徳発は先週末にアメリカ訪問のため到着し、アメリカ統合参謀本部議長デンプシーおよび国防省高層の当局者と会談を行い、アメリカが主導する「リムパック」軍事演習参加などの件を深く討論した、とする。

「連合夕刊」は、台湾軍が派遣したこの偵察小隊はアメリカで半年の時間駐留し訓練することになる、とする。これは台湾軍地上部隊初の、部隊編成をもってアメリカ本土に赴いての米軍との合同演習の連携である。部隊はコロラド州、アラスカ州の多くの米軍の厳寒地帯の基地に行き、一方においては冬の雪があり厳寒の環境下で米軍と厳寒地帯での作戦技能の交流を行い、一方においては米軍駐留部隊のために捜索救援の模範も示す、とされる。

説明によれば、台湾陸軍航空隊特別部隊は以前何年かおきに個別の将校を派遣してアメリカのフォートベニング歩兵学校に行かせ、突撃兵資格班訓練に参加した。また、台湾・アメリカの軍にはさらに年度の「連携共同訓練」課程があり、米軍によって特戦士官が派遣され台湾にやってきて戦技の交流を行っているが、アメリカサイドは台湾軍が米軍部隊に行くことを決して開放しておらず、台湾サイドの陸軍特戦部隊は終始「学生」の役割である。一方今回の台湾軍偵察小隊は台湾陸軍航空隊特別部隊が自ら開発を行った厳寒地帯捜索救援と負傷者輸送課程をデモンストレーションし、米軍のために授業し模範を示すのである。

下層部隊の交流の他、台湾・アメリカ軍高層も連携している。「自由時報」は、6年近くぶりに、台湾「参謀総長」が再度訪米する、と言明した。厳徳発はまずワシントンに行き、その後ルーク空軍基地を訪問し、そこで訓練を受ける台湾軍飛行員を訪ね、しかる後にハワイの米軍太平洋司令部に飛び、現任の米軍太平洋司令部司令ロックリアと、間もなくこの職を引き継ぐハリスを訪問する。この報道はさらに、アメリカサイドは台湾海の軍事力がバランスを失している状況下で、台湾がいかにして「有効な軍事的に脅して阻む力」を構築するかに関心を持っている、と明らかにする。台湾軍は近年ずっと「リムパック」軍事演習参加を勝ち取ろうとしており、アメリカサイドが台湾のディーゼル・電池潜水艦建造を助けることをも希望しているが、アメリカサイドにはこうした議題の上で台湾サイドと依然意見の食い違いがあり、まだ決して肯定的な回答をしてはいない。


 リムパックといえば去年大陸が初参加しましたが、台湾と同時の参加というのは難しいのでは。ちなみに何故台湾軍が厳寒地帯での能力の向上に力を入れるのかさっぱり分からんのですが。












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