2013年中国兵器のまとめと2014年の動向

 同じようなテーマの記事多いですけど。

http://military.china.com/important/11132797/20140102/18257953.html


中国海空軍の新装備「井噴」 ステルス爆撃機があるいはデビューするか (頑住吉注:「井噴」は油田から原油が噴き出す「ブローアウト」のことで、ここでは「爆発的に続々登場」くらいの意味でしょう)

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国軍事工業の『井噴』現象、全世界を驚嘆させる」)

2013年の国産軍備を総ざらい:新装備「井噴」

海軍と空軍、新装備デビューの最も集中した軍種となる:専門家、新型爆撃機がデビューすると予測

2013年、中国の新型先端武器が頻繁に明るみに出、あるメディアはこの1年は中国軍備の「井噴式発展」の1年だったと形容している。年初の運ー20初飛行から年末の直ー20、殲轟ー7Bの連続2日に固まってのデビューまで、また第3隻目の052D型駆逐艦の進水から遼寧艦の不断の航海試験まで、この1年の中で、国産高度先端武器関連の報道は次々現れて尽きることがなかった。軍事専門家宋忠平は、この1年、中国は軍事工業技術を含む総合的国力の発展を着実に推進し、立派な成績を取得した、と語る。先端武器の研究開発はすでに大国の軍事科学技術力の勝負の重要なカギの在処となっているのである。

海軍

新艦艇密集して建造、進水

周辺の形勢および海外における利益を維持保護する需要により、海軍は中国が優先して発展させる軍種となっている。

2013年、不完全な統計によれば、海軍は少なくとも1隻の052D型駆逐艦、2隻の052C型駆逐艦、6隻の054A型護衛艦、18隻の056型護衛艦を進水あるいは就役させ、別に数隻の駆逐艦が造船工場で建造されている。

宋忠平は、新たに装備された駆逐艦、護衛艦は051、053型など旧式戦闘艦退役後の空隙を埋めた、と語る。このうち、航海試験中の052D型は海軍が建設中の空母艦隊に強大な「帯刀の護衛」を持たせ、一方056型の就役は近海総合対潜能力を強化した。

11月26日、遼寧艦は4隻のミサイル駆逐艦、護衛艦の随伴の下に南海に赴いて訓練し、これは遼寧艦初の空母戦闘群の組成である。この艦は就役後の1年、駐艦訓練、弾薬搭載訓練、光の状態が暗い中での訓練、艦・機協同保障訓練および遠海訓練などを着実に推進している。

潜水艦部隊では、中国の第1世代原潜091、092型が歴史的任務を首尾良く完成させて安全に退役した。今、新型の093型攻撃原潜、094型戦略原潜が中国海軍の水中の大黒柱となっている。

外国メディアは、解放軍が12月22日に1発の巨浪ー2潜水艦発射型大陸間弾道ミサイルを試射したと報道し、これは094型によって完成されたとされる。094型と巨浪ー2の結合は、中国に安定した二次核反撃能力を持たせた。

(頑住吉注:これより2ページ目)

空軍

新プラットフォームが戦略、戦術手段を豊富に


去年の年初に運ー20が初飛行し、中国はアメリカ、ロシア、ウクライナに次いで第4の200トン級大型軍用輸送機を研究開発できる国家となった。

宋忠平は、運ー20は中国の発展する戦略空軍に得難い大型飛行機プラットフォームを持たせ、この基礎の上に、新型輸送機、早期警戒機、給油機などの特殊飛行機も全て機運に乗じて生まれることになる、と語る。

運ー20が中国戦略空軍の重要な支柱だとすれば、運ー9は戦役戦術空軍の技術的プラットフォームである。運ー9は去年続々と部隊に装備され、運ー8、運ー9をプラットフォームに改装された特殊機としては現在すでに空警ー200/空警ー500、高新系列対潜機、哨戒機、電子戦機、情報収集機、心理戦機がデビューしている。

去年、殲ー20、殲ー31の試験飛行の姿は絶えなかった。轟ー6Kは部隊に大量装備され、解放軍の遠距離打撃能力を向上させた。

宋忠平は、特に殲ー15は中国の第1世代固定翼艦載機として部隊への大量装備が開始され、この機は国外のその他の現役艦載機と比べて全く遜色はない、と語る。特に殲ー15は優良な固定翼飛行機プラットフォームであり、各種の制空、制海作戦が執行できるだけでなく、さらに1機種で多タイプの能力を持ち、非常に良好に電子戦機、パートナー給油機、複座練習機/攻撃型および偵察型戦闘機に変えることができる。

その他

陸軍、陸軍航空隊、第二砲兵隊それぞれに特色あり


去年の珠海航空展で、紅旗-9遠距離対空ミサイルシステムの輸出版が初めて国内で公開され明るみに出た。

去年9月、トルコ政府は紅旗-9が同国の次世代遠距離防空システムの国際競争入札の中で勝利し、契約の額は30億アメリカドルであると言明した。だが敵味方識別がNATOの軍事核心機密に関わるなどの原因により、トルコはアメリカおよびNATOの巨大な圧力を受けた。

宋忠平は、紅旗-9は第1回の入札募集でアメリカ、ロシア、ヨーロッパの相手を打ち負かし、確かな価格と性能がずば抜けていることをもってトルコの歓迎を勝ち取った、と語る。

去年、直ー20の初飛行、武直ー10と武直ー19のデビューは、中国ヘリ工業が成熟に向かっていることを宣言した。直ー20というこの10トン級ヘリの試験飛行は、中国に多用途ヘリプラットフォーム1機種を増やした。宋忠平は、武直ー10と武直ー19の「ハイローミックス」で、陸軍航空隊は将来「一樹の高」の「第5の空間」(頑住吉注:樹木の高さくらいの固定翼機が活動できない超低空、といった意味でしょうか)の制空権が奪取できるだけでなく、艦に搭載し、島奪取の水陸両用作戦の中でも重大な作用を発揮するだろう、と語る。

去年12月13日、外国メディアは次々に「東風ー41」大陸間弾道ミサイルの試射成功を報道した。理解されているところによれば、これまでの東風-31、東風-31Aはいずれも単一弾頭ミサイルであり、一方多弾頭の「東風-41」は中国の核打撃能力を増強することになる。

宋忠平は、「空母キラー」と呼ばれる「東風-21D」対艦弾道ミサイルは不断に発展しており、アメリカ空母艦隊を第一列島線外まで退かざるをえなくさせている、と語る。また射程が1,000kmを超える長剣ー10巡航ミサイルは第二砲兵隊のために、弾道ミサイル以外のもう1種類の打撃の選択肢を増やした。

(頑住吉注:これより3ページ目)

米軍新世代原子力空母進水

去年、米軍は太平洋の布陣を強化し、日本のヘリ空母とインドの国産空母が相次いで進水した。現在の世界で最も先進的な軍艦技術を代表する米軍空母「フォード号」、DDG1000型駆逐艦「ズムウォルト」号も進水した。

全世界が第5世代機時代に入る

アメリカのF-35戦闘機がひとまず戦力を形成し、オランダなどの国がすでに少数のF-35を受領した。米軍無人攻撃機X-37Bは空母上での発着に成功した。各国の第5世代機の研究開発が加速し、ロシアのT-50の他、インド、韓国なども相次いで第5世代機研究開発計画を登場させた。

米軍、継続してミサイル迎撃体系を強化

米軍は継続して「スタンダード」系列ミサイルなど対弾道ミサイル迎撃能力を強化し、完備された弾道ミサイル中段迎撃、末端迎撃体系を建立している。世界の最も先進的な武装ヘリであるAH64Dは台湾軍にさえ就役している。

今年の見所

轟ー6Kの後、新たな爆撃機に期待

軍事専門家宋忠平は、今年解放軍の新型軍備のデビューは依然「名場面続々」になる、と予測する。

海軍:遼寧艦は加速して戦闘力を形成することになる。その他の主戦装備、例えば052Dはごく早く部隊に装備される可能性があり、いくつかの新型攻撃原潜がデビューする。「ヨーロッパバイソン」は間もなく使用できるようになる。殲ー15はより多くの新たなタイプが出現すると見られ、例えば作戦給油型、電子偵察型などである。潜水艦発射型弾道ミサイルは再度試験が行われるかもしれない。

空軍および陸軍航空隊:遠距離巡航ミサイルを搭載可能な轟ー6Kの後、さらにより新しいステルス爆撃機があるか否かは期待に値する。直ー20は今後多くのテストを行うだろう。

第二砲兵隊:外国メディアが報道した中国の対衛星試験、高軌道ロケット試射、快速反応ロケットの試射などの他、今年はさらに大陸間弾道ミサイル、対衛星武器試験があるかもしれない。

本記事の取材・作成/新京報記者 ヤンシンユー


 まあこれまで紹介したいろいろな記事のまとめ的な内容でしたね。しかしこうした中で日本も厳しい財政状況にもかかわらず防衛力を増強していかざるを得ないんでしょう。






















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