ロシア関連2題

 まずロシアでの世論調査に関する記事です。

http://military.china.com/news2/569/20161116/30040782.html


ロシアは何故尊重されるのか? ロシアの世論調査:全て軍事力と核兵器に頼る

11月16日の報道 ロシアメディアは、ロシア公民は、ロシアはその軍事的実力と核兵器のために世界の尊重を受けると考えている、とした。

ロシア衛星ネット11月14日の報道は、現在38%の被調査者がこの視点を持ち、この数字はレバダセンター(LevadaCenter)の社会学者たちが前回行った調査で得られた数字に比べずっと高い、とする。「職業人報」の情報によれば、ロシア人にとって、軍隊は非常に長い一定の時間以来初めて、豊富な天然資源に比べより威力を持つ道具に変わった。


(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:白楊M大陸間弾道ミサイル発射車」)

「今日の世界で、何がその他の国にロシアに対しより尊重させるか?」の問題に回答する時、レバダセンターの調査の中で38%の被調査者の答案は、軍事的実力、核兵器だった。18%の人はそれは天然資源だとした。10%の人の答案は広大な領土で、6%の人は、ロシアは世界でまだその他の国の尊重を得てはいない、と考えた。7%の人はこの問題には回答し難いとした。その他の答案はより少ない賛同を得た。

また、近年来ロシア人は、ロシアは決してその他の国に立ち後れていないと考え始めている。

2000年の調査の中で、50%の被調査者が、ロシアは「発展という方面で大多数の先進国に立ち後れている」と考えていたが、現在の調査の中でこの視点を持つ人の数は26%である。「ロシアは終始一流国のグループ内にいて、かつこの優勢を失わないだろう」と考える被調査者は2000年の10%から17%まで上昇した。2008年の調査の中では30%の人がロシアは自らの独特の道に照らして発展することになると考えていたが、2016年にはこの視点を持つ人は38%に到達した。


 日本人に聞いて我が国が他国から尊重される原因はのトップは軍事力だと答える人はほとんどいそうにないですが、中国で聞けばやはり比較的多いでしょうね。アメリカではどうなのかにも興味がわきます。次はロシア空母関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20161116/30040786.html


ロシアのミグー29が海に墜落した原因は錯綜しはっきりせず 機群の損失は1/4

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「シリアに出兵するロシア空母艦隊」)

ロシアメディアの報道によれば、1機のミグー29K(ロシアがインド版ミグー29Kを基礎にグレードアップを行ったバージョンで、ロシアはミグー29KRと称する)艦載機が13日地中海上空で訓練している時に海に墜落したが、飛行員は遅れず救助された。ミグー29K艦載機が海に墜落したことは、地中海海域に赴き作戦任務を執行するロシア空母艦隊にとって疑いなく出兵の出鼻をくじかれたものと言えるが、訓練の要素のある軍隊にとって、1機の艦載機が海に墜落してもまだ後続の行動に影響するには至らない。ロシア国防大臣は15日、ロシア空母の艦載戦闘機スホーイー33は当日シリアにおける作戦行動に参加した、と言明した。

ミグー29艦載機の出兵が出鼻をくじかれる

ロシア衛星ネット11月14日の報道によれば、ロシア国防省の情報・マスメディア局が発表した情報は、1機のミグー29K戦闘機が13日「クズネツォフ」号空母への降着時に地中海に落ちた、とした。情報は、「飛行機は降着時、技術的故障が発生したため、空母から距離数kmの地点で事故を起こした。」とする。情報は、飛行員は遅れず機内から射出され、捜索救助人員はその後彼を「クズネツォフ」号空母上に救助し、飛行員の身体の状況は良好である、と指摘する。ロシア国防省は、「ロシア空母集群は継続して遠征計画通り地中海海域で行動することになる」と指摘した。だが空母に新たに配備されたミグー29艦載機は暫時飛行停止になる可能性がある。一方スホーイー33艦載機とヘリは継続して任務を執行することになるだろう。

ロシア通信社15日の報道は、国防大臣のショイグは15日軍の上層部が参加する会議で、当日シリアの大規模作戦行動の中で「クズネツォフ」空母上に搭載されているスホーイー33艦載戦闘機を動員し、もってテロ分子を打撃したが、これはロシア海軍史上まだ初めてのことに属する、とした。

事故原因は錯綜しはっきりせず

あるロシアメディアの報道は、この事故はエンジン停止がもたらした可能性がある、と指摘する。だが、ロシア海軍航空隊元飛行員のターバイェフは、事故は技術的故障ではなくて、飛行員のミスのせいである可能性が極めて高い、と考える。飛行員が降着時に失速させたことが戦闘機の墜落をもたらした可能性があるという。彼は、技術的問題のある新型戦闘機が空母上で遠距離航海試験を行うことはないだろう、と考える。今回ロシアはシリアで空襲を実施する中でミグー29戦闘機に主要な作用を発揮させる計画で、何故ならこの機は強大な対地攻撃能力を持ち、かつ空中給油が行え、したがって作戦半径が増加するからである。一方スホーイー33は援護の作用のみ果たす。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「1機のミグー29K戦闘機が13日『クズネツォフ』号空母への降着時に地中海に落ちた」です。)

ロシアの「職業人報」15日の報道は、海に墜落したミグー29K艦載機は今年1月に建設された第100独立艦載機航空兵団に隷属し、現在全部で20機のこの戦闘機を有する、とする。飛行員は3月末にやっと飛行訓練を開始し、飛行時間はあまりにも短い。アメリカ艦載機飛行員は少なくとも2年の飛行訓練を経る必要がある。

中国の軍事専門家は、降着は艦載機の全飛行過程の中で最も複雑な部分で、容易に事故が発生する部分でもある、とする。米軍を例にすると、1980〜2000年の20年間、アメリカ海軍では800回あまりのA級事故が起き、665人が死亡している。2014財務年度のA級事故は14回である。

ミグ機群の損失は1/4

アメリカの「国家利益」ウェブサイト14日の報道は、現在「クズネツォフ」号空母は4機のミグ-29K系列艦載戦闘機を搭載しており、この機種の戦闘機は最終的にロシア海軍航空兵の中核となる、とする。このミグー29Kの海への墜落と共に、この空母のミグ艦載機群は残り3機しかなく、しかも3名の飛行員だけが空母上でミグー29の発着を操作する任に堪えるかもしれない。インタビューを受けた専門家は、ロシアはずっと力を尽くして「クズネツォフ」号空母のために充分なミグー29K飛行員を訓練しており、このミグー29Kの損失は一定程度上「クズネツォフ」号空母の行動に影響することになるが、この艦はまだ10機のスホーイー33戦闘機を搭載している、とした。この4機のミグー29Kは艦上にこれしかない正確制御誘導弾薬が搭載できる戦闘機である。当然、スホーイー33も一定の空対地攻撃能力を持つ。だがスホーイー33は主に制空権争奪の任務を執行する。

もう1人の中国の専門家は、今回ロシア空母が地中海に赴く1つの重要な目的は実戦環境の中で練兵し、ミグー29K艦載機を検証することだ、とした。実際、艦載の何機かのミグー29Kに頼ってシリアに対し打撃を実施する効果は陸上基地航空兵とは比較できない。この角度から見ても、1機のミグー29Kを損失した影響はあまり大きくはないだろう。

(頑住吉注:3ページ目)現在「クズネツォフ」号空母は4機のミグー29K系列艦載戦闘機を搭載している


 着艦は一番危険な部分ですが、空母からまだ数kmもの距離で発生した事故は着艦時の事故に含まれるんですかね。空母が物凄い黒煙を上げて笑いものになった件といい、ロシアは武力を見せつける意図だったんでしょうが逆効果になっている感もあります。












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