「極東の核」関連2題

 まず北朝鮮に関する「歴史秘話」的記事です。

http://military.china.com/news2/569/20140128/18321645.html


韓国メディア:アメリカ、かつて北朝鮮に対する攻撃を考える 70キロトン級核爆弾を投下


【グローバル時報総合報道】 韓国の「中央日報」27日の報道は、最も新しく秘密解除された資料は、1968年のアメリカの「プエブロ」号スパイ船事件は、一度はアメリカ、北朝鮮両国を核戦争の瀬戸際に押しやった、とした。アメリカ政府は北朝鮮サイドに対し報復性の核攻撃実施し、広島の5倍の原子爆弾を投下することを画策した。

報道は、1968年1月にアメリカの「プエブロ」号スパイ船が北朝鮮海域付近において諜報任務に従事していた時に北朝鮮サイドの迎撃と魚雷攻撃に遭い、1人の死亡がもたらされた、とする。80名余りの船員は北朝鮮サイドによって「領海不法侵入」の理由で逮捕された。この事件は米朝関係を高度に緊張させた。アメリカのジョージ ワシントン大学の国家安全保障文書室が最も新しく秘密解除した資料は、この事件の発生後、アメリカ政府はかつて一連の報復計画を制定し、これには海上封鎖、大規模な空襲の発動が含まれ、核攻撃計画さえ含まれていたことをはっきり示している。

安全保障文書室が秘密解除した「17号秘密文書」は、アメリカの当時海軍上将の任にあったシャープが参与して多項目の北朝鮮に対し照準を合わせた報復性の計画を制定したことをはっきり示している。「デスメタル」と呼ばれる事前案の中で、方案制定者は戦闘機とB-52爆撃機を動員して北朝鮮の空軍基地に対し絶え間のない爆撃を行うことを提案しており、その主旨は「北朝鮮空中戦力の殲滅」にあった。この事前案はさらに、米軍と韓国軍のコンビネーションした行動を提案している。

もう1つの「フリーフォール」という名称の事前案の中では、方案制定者は米軍が空中および地上の打撃武器を出動させて北朝鮮に対し核攻撃を実施することを提案している。北朝鮮本土において70キロトン級にも達する原子爆弾を投下し、その主旨は北朝鮮の「軍事打撃能力と後方勤務補給メカニズム」の徹底的な破壊にあった。韓国の「中央日報」は、70キロトンの核爆弾はアメリカが1945年に日本の広島に投下した量の5倍に相当する、とする。

当時アメリカ軍が制定した報復計画の多くは軍事打撃計画だったが、それぞれの計画にはいずれも比較的大きいリスクが存在したため、決してリンドン ジョンソン政権に取り入れられることはなかった、とされる。アメリカと北朝鮮の談判に進展が出現するにつれ、核攻撃計画は暗礁に乗り上げた。

最終的に、アメリカ当局は相対的に「温和」な報復の方式を取った。すなわち、北朝鮮の元山港付近で「軍事力をデモンストレーション」し、もって警告としたのである。この時の行動の中で、米軍は全部で360機余りの戦闘機と25隻の軍艦を出動させた。(劉皓然)


 これだけで「瀬戸際に押しやった」とは言えないと思います。軍は比較的穏健なものから極端なものまでいろいろな選択肢を用意するもので、その中に核攻撃が含まれていても驚くほどのことではなく、実行される可能性が極めて高かったということにはなりません。船が1隻拿捕され1人死亡したことの報復に広島型の5倍の原爆を投下したのでは、西側陣営内部からも強い批判が出るのは避けられなかったはずです。

 次は日本の核武装関連です。

http://military.china.com/critical3/27/20140129/18323204.html


三大要素があなたに教える 日本は将来核兵器を持ち難い

最近、日本メディアはある驚くべき情報を明らかにした。アメリカが日本にその331kgのプルトニウムの返却に一段と力を入れるよう督促した、というのである。実は、アメリカが日本に向けプルトニウムを請求したのはここ1日2日のことではない。日本が返したくないだけのことであり、アメリカが止むを得ずより強大な圧力をかけ、日本はやっと返却に同意したのである。こうした当時軽水炉の研究開発のために借りたプルトニウムだけで、もう40〜50発の原子爆弾が研究開発できるのである! 加えて日本にはに1990年代にフランスからはるばる持ち帰った7,000kgのプルトニウムがあり、日本は2万トンのTNT爆薬に相当する核爆弾9,000発を生産するに足りるのである! 核兵器の研究開発はずっと以前から日本の右翼勢力の夢だった。よく知られた右翼分子石原慎太郎はかつて、「日本は永遠にアメリカの核の傘の保護の下で生活することはできない」と揚言した。その他の右翼分子も一回にとどまらず「日本は183日以内に核兵器を生産できる」との発言を行っている。加えて外務大臣岸田文雄は、日本には当然に核兵器を持つ権利があるべきだとの危険な発言を行い、全世界、特に中国に対し強硬な外交政策を実行させ、かつて働いた悪事が多く死んでも悔い改めない日本の未来の行く先をより憂慮させている。

だが筆者の見たところ、日本が予見できる将来に核兵器を持つのは非常に難しい。現在の技術条件の下、日本は高速コンピュータなどの設備によって模擬的に核実験を行うことができ、実際の核爆発を行う必要はないのではあるが。

当然日本の核保有を妨げる最も主要な要素は決して中国、韓国、北朝鮮などの国の強烈な反対ではなく、アメリカである。

まず、核兵器を持つ日本はさらにコントロールが難しくなる。この点は難なく理解される。アメリカは日本が通常兵器を研究開発することに対してすら厳しく制限を加えており、日本が今日までずっと、依然戦略爆撃機、大型旅客機、原潜、大型空母など進攻性通常兵器を生産できないようにさせている。日本がF-15、F-16など当時の先進戦闘機を生産するのを許しても、すでにグレードダウンされた生産許可を獲得しなければならず、核心技術は終始アメリカの手中に掌握されている。このことは日本が生産するF-15、F-16が常に米軍の現役の同類戦闘機に比べやや劣るようにさせており、アメリカは技術的優勢の独占によって、日本が不断にその先進武器を購入するよう迫り、日本からまるで肉付きがよくてたくましい母牛のように尽きることなく不断に乳を搾ることもできるし、日本が軍事技術上アメリカを超越してコントロールし難くなるのを防ぐこともできる。アメリカは市場経済を操るベテランということができ、そろばんをはじくことにかけては抜け目のなさの極致である。通常兵器でもこうなのであり、大量破壊兵器の典型的代表である核兵器に関してはなおさら言うまでもない。何年か前、日本にはかつて秘密のうちに核兵器を研究開発する行動があったが、アメリカにより発見され破産した(頑住吉注:韓国か台湾と混同してるのでは?)。アメリカは見たところ第二次大戦の戦勝国の元手を徹底的に享受しようとしている。永遠にである。

次に、核兵器を研究開発した日本は最終的にアメリカの国家の安全に脅威をもたらすに至るだろう。毎年8月6日と8月9日、日本は必ず広島と長崎でいわゆる「平和祈念」の大規模集会を行い、参加人数は100万以上にも達する。名前は「世界平和」の祈念だが、見たところ日本は意識、無意識のうちに自らを被害者のように装っている。これがどうして日本社会がもう1つの方式を通じて世界、特にアメリカに向かって婉曲に悲しみと恨みを表明しているのでないことがあろうか? このように1年また1年と、その煩をいとわず国を挙げて祈念し、加えて日本の政府要人は不断に靖国神社に参拝し、アメリカ社会が見てどんな考えを持つか知らないのだろうか? 少しもぞっとしないのだろうか?

日本は力には服するが理には服さない。だがこれは大和民族が恨みを抱かないことを決して意味しない。当時の太平洋戦争の期間、アメリカが日本をどんなに悲惨に打撃したか考えてみよ。B-29「空中要塞」(頑住吉注:どうでもいいですけどそれはB-17でしょう)が日本を1年余り爆撃し、日本の66の大中の都市に波及しただけでなく、あげくにはさらに2発の核爆弾を投下して、日本が屈辱甚だしいことに無条件降伏し、極めて不本意ながらアメリカの走狗となることを受け入れるよう促した。だがアメリカの戦後における日本に対する改造は、連合国のドイツに対する改造のように徹底するには程遠く、日本を朝鮮戦争を機会にして急速に元気を回復し、鎖のついた悪い狼とさせた。日本はその「正常な国家」の夢にために、不断に靖国神社内の悪鬼に人心を凝集させ、精神的動力を提供し、ずっと軍事近代化の歩みを加速させている。日本が突然に核兵器を持つのを待って、大和民族はきっと隠者のように突然爆発し、まずアメリカというこの鎖を断ち切り、さらに太平洋に至って「万里の波涛を開拓し、国威を四方に宣言し」本当にまずいことになる。アメリカ民衆もアメリカが日本を助けており、日本は恩を感じるべきだと思ってはならない。

さらに、日本が核兵器を持てば、さらに一歩東アジアの緊張した情勢を激化させる。日本が核兵器を持てば、韓国も核を持つことを要求するだろうし、北朝鮮はいっそうひどく核兵器の実戦化に向かい、ロシアはさらに一歩極東の軍事的プレゼンスを強化し、中国の反応はこれ以上語る必要はない。アメリカのアジア回帰の本来の目的は東アジア同盟、オーストラリア、インド、東南アジアの個別の国を味方に引き込んで共同で中国を抑止することである。だが結果としては日本をこのように騒がせ、情勢はさらに複雑、緊張の度を加え、決してアメリカの戦略的利益に符合しない。

中国に関して言えば、もし日本が核兵器を持っても、間違いなく何ら恐れはしない。冷戦の時期、中国はアメリカとソ連から1,000発以上の核ミサイルの照準を受け、あの種の険悪な環境さえ乗り越えてきている。今日本が増えても、「虱は1匹なら痒いがたくさんになれば感じなくなる」に属する。千年以上の光栄な伝統のある日本が戦争中極端な兵器(生物化学、核兵器)を使用する大胆さと知略は米ロより上かもしれない。だが忘れてはならないのは、中国も核大国であり、しかも中国の日本を打撃できる核ミサイルはきっと、北米大陸を打撃するそれよりも多いということだ。国土が37万平方kmしかない日本と、960万平方kmもある中国で、どちらの打撃に抗する能力が強いだろうか? 日本が核兵器を使用したら、日本を打撃する可能性がある国は1カ国だけではないからなおさらである。全く疑問の余地なく、日本が核兵器を持てば、大和民族はより早く滅亡するだけのことである。


 理由は全くずれていると思いますが、現状では私も日本は核を持つべきではないと思います。しかし中国の今後の動き次第ではやむを得ないという考えに変わる、というか変わらざるを得なくなる可能性はあるでしょう。



















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