「戦車両項目」以外の競技関連3題

 戦車競技に比べるとやや注目度が低い感じですが。

http://tuku.military.china.com/military/html/2015-08-06/231706_2655393.htm#pic


「カスピ海競馬」短距離レース「暴走」:中国の05式水陸両用歩兵戦闘車は第2位に

短距離レースに参加する各国車両チームが準備を整えスタートを待つ。当日の海の状況がBTR-80歩兵戦闘車の安全に関する要求を超えたため、海上課目は取り消され、また我が方は大局的見地に立つ。万柱撮影

現地時間8月5日、2015年ロシア国際軍事競技「カスピ海競馬」短距離レースが風光明媚なカスピ海の浜であるマハチカラで終わり、中国海兵隊はスムーズに「カスピ海競馬」第2段階競技を完成させ、成績は第2位だった。

8月5日に行われた短距離レースの中で、海面は風が強くて波が高く、海の状況はロシアの80式装輪式歩兵戦闘車の安全規定を超え、競技組織委員会は海上課目の取り消しを決定した。中国の競技参加チームは大局から出発し、我が05式歩兵戦闘車の海上機動の優勢を捨て、陸上課目競技に全力を投入した。中国海兵隊の競技に参加した3つの車両グループは05式歩兵戦闘車を操縦し、トンあたり馬力、陸上加速性、最大速度がいずれも劣勢にあるという状況下で、高い闘志、優れた技能、密接なコンビネーション、精細な保障をもって、強敵を恐れず、勇ましく戦い、訓練水準と装備の性能を極致まで発揮し、短距離レース総合ランキング第2位の好成績を取得した。

8月7日、中国海兵隊は「カスピ海競馬」第3段階の追い越し競技に参加する。8月9日、「カスピ海競馬」は第4段階のリレーを開始する。(謝俊凱 万柱 特約記者 呉蘇琳 撮影・報道)


 以後キャプションはありますが重要性は低いので省略します。

http://tuku.military.china.com/military/html/2015-08-06/231716_2655667.htm#pic


解放軍の「飛豹」、ロシアの「航空ダーツ」に参加:ミグー29の実機が攻撃され蜂の巣にされる

攻撃され蜂の巣になったミグー29戦闘機

8月2日、ロシアの「航空ダーツ-2015」が正式に開幕した。中国空軍は今回殲轟ー7「飛豹」実戦機を派遣して競技に参加し、ロシア軍はスホーイー25、スホーイー27、スホーイー34、甚だしきに至ってはツポレフ-22M3「バックファイア」戦略爆撃機等々一連の実戦機を出動させ順番に対地攻撃に出陣させた。

競技が設置した攻撃標的は正真正銘のミグー29戦闘機で、しかもさらに1機ではない! ひとしきりの狂ったような攻撃の後、これらのミグー29は蜂の巣となり、無残さに目も当てられない!


 まあ当然古くなって廃棄処分される飛行機とかなんでしょうが。「バックファイア」が爆弾を投下している画像は比較的珍しいかもしれません。

http://military.china.com/important/11132797/20150806/20147477.html


カスピ海競馬で中国、暫時第2位に甘んじる ロシアが中国サイドの優勢な項目を取り消したことが原因

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシア、中国、カザフスタンといった競技参加国と視察員の国の旗が『カスピ海競馬』競技場にはためく」)

【グローバル軍事報道】 現地時間8月5日、2015年ロシア国際軍事競技がまた「大ニュース」を作り出した。「カスピ海競馬」短距離レースがカスピ海のマハチカラで終わり、競技前高い期待が寄せられていた中国海兵隊は第2段階競技後何と成績が第2位だった。05式水陸両用戦闘車は何故BTR-80に負けたのだろうか? 原因は人を泣くに泣けなくさせる。ロシアサイドは何とカスピ海の風が強く波が高いことを口実に、海上科目取り消しを決定し、中国チームは第2位に甘んじるしかなかったのである。

理解されているところによれば、中国代表チームが持って行ったZBD-05水陸両用歩兵戦闘車の水上行進速度は時速40km近く、ロシア製BTR-80装甲輸送車の2.5倍で、ロシアの主催者サイドは中国の戦闘車の水上の優勢に照準を合わせてわざと水上を浮かんで渡る部分を短縮していた(陸上7.2km、海上0.8km、合計8km)が、3日の単一車両競技中、中国の競技に参加した3つの車両グループは依然それぞれ第1位、第4位、第5位で、ロシアは第2位、第3位、第7位であり、カザフスタンは第6位、第8位、第9位だった。中国は20点を獲得し、ロシアは18点を獲得し、カザフスタンは7点を獲得した。

まさにあらゆる人が中国代表チームが「カスピ海競馬」競技の中で独走態勢だと考えていた時、ロシアサイドはホームタウンの優勢を充分に発揮し、5日に行われる短距離レースの中でカスピ海の競技区域の風は強く波が高く、海の状況がロシアの80式装輪式歩兵戦闘車の安全規定を超えており、海上科目を取り消す、とストレートに宣言したのだった。ロシアサイドのこの挙は「兵不厭詐」(頑住吉注:戦争では詭計を用いてもよい)の良好な軍事の素養を発揮したと言うべきであり、もって「釜底抽薪」(頑住吉注:勢いに乗った敵には正面からぶつからない)の勢いで競技の天秤を逆転させたのである。公平な競技とは何か、と言われるとロシアサイドは、競技内容とルールは組織委員会と審判委員会によって共に制定されるのであって、現在競技内容とルールにいくつかの変化があるが、あらゆる競技過程と結果は最終的には全て審判委員会の討論と研究の後で決定される必要があり、彼らはルール、基準に依拠してそれぞれの競技参加国に対し統一し、一致した裁定を実施するだろう、とした。

不利な挑戦に直面し、中国チームは依然大局から出発し、我が05式歩兵戦闘車の海上機動の優勢を捨て、陸上課目競技に全力を投入した。中国海兵隊の競技に参加した3つの車両グループは05式歩兵戦闘車を操縦し、トンあたり馬力、陸上加速性、最大速度がいずれも劣勢にあるという状況下で、訓練水準と装備の性能をその極にまで発揮したものの、短距離レース総合ランキングは最終的にやはり第2位に甘んじた。

筆者は次のように考える。現在見たところ、今回のロシア軍事大会はすでに成績が予測できなくなっており、何故なら人は生きているが、ルールも同様に生きており、この種の状況はまさに我が軍競技参加部隊を練磨する最も良い試金石であり、いかにしてルールが我が軍に不利な条件下で困難を克服し進歩を取得するかこそが我々の考える必要があることであり、我が国には古来からもう「用兵者、無時非危」(頑住吉注:検索してもヒットしないんですが、用兵者たるものは常に危機感を持て、みたいな感じですかね)との名言がある。不利な環境の中にあって勝ちを求め、強度を拡大し、戦争するのと同じように競技してこそ実戦に迫り、それでこそ真に益を受け、国を出て競技に参加することがやっとその甲斐があったと評価されるのである。

8月7日、中国海兵隊は「カスピ海競馬」第3段階の追い越し競技に参加する。8月9日、「カスピ海競馬」は第4段階のリレー競技を開始し、我々に刮目して待たせる。競技会は我々にどのような「意外」もたらすのか、同時に中国代表チームの仲間たちにお祝いをする。君たちのパフォーマンスは解放軍が栄誉とするに恥じず、我々は君たちを誇りに思う!


 そもそも最初から装軌車両と装輪車両が同じ土俵で競うこと自体に無理があるのではという気もしますが、確かにロシアの自国を有利にしようとする意図は露骨で、こんなことをしていたのでは今後新たに参加しようとする国の意欲をそいでしまうのでは。













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