南シナ海での中国への対抗関連2題

 例によって相互に関連薄いですが。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/11/30/017966946.shtml


安倍は何故前言を改めアメリカとの南海巡航を拒んだか:中国の強大な実力を忌み憚る

東方ネット11月30日の情報:日本の首相安倍晋三は日米首脳会談で、アメリカに向け自衛隊を派遣して南海に行かせることを研究する意向を伝達したが、すぐに日本の官房長官が前面に出て否認した。22日、安倍はまた日本はアメリカのいわゆる「航行の自由」行動に不参加であると明確に表明した。軍事専門家は中央テレビ「今日の関心」のインタビューを受けた時、安倍の前言撤回は深思熟慮した後の必然の結果であり、日本がもし巨大なリスクを冒してアメリカとしっかりと結び合っていたら、日本にとってメリットはない、とした。戦略の上から、日本は非常に南海に深く介入したがっているが、中国の強大な権利維持の実力などの要素を忌み憚り、日本は戦術の上では比較的慎重である。

20日、日本の官房長官である菅義偉は記者会見で首相安倍晋三が日米首脳会談の中で南海に向け自衛隊を派遣する問題を研究することに言及したことにつき、「現在自衛隊には南海での持続性の警戒監視活動はなく、具体的計画もない」とした。
日本の時事通信社の報道によれば、ASEANの一連のサミットに参加した日本の首相安倍晋三は前日クアラルンプールで記者会見を行った時に比べ、自衛隊はアメリカ軍艦の中国南海付近海域における「航行の自由」行動には不参加だと明確に表明した。

だが安倍政権は一方において自衛隊の南海巡航参加を否認し、一方においてはそれにもかかわらず極力中国の南海における正当な挙動を中傷している。現地時間22日、日本とオーストラリアはシドニーで外務大臣と防衛大臣の2+2協議を行い、双方は共同文書を発表し、南海における中国の動向に対し「強烈な関心」を表明し、かつできる限り早く共同の戦略を制定し、太平洋の島国のインフラ建設などのために援助を提供することを協議して決めた。

中国社会科学院日本所副所長である高洪は、安倍は自身の利益に損害を与えたくはないが、南海の水をかき回し濁らすことを希望しており、このことは日本政府の南海問題の上での二面性を表している、と考える。

軍事専門家の李莉は次のように言う。安倍の前言撤回は日本が深思熟慮を経た後の必然の結果で、これは日本自身の角度に立って比較判断を行った後になした選択で、何故なら日本がもし巨大なリスクを冒し、アメリカとしっかりと結び合うことを迫られたら、日本にとって決してメリットはなく、これは日本の未来の自らに対する戦略設計や位置付けにも符合しないからである。日本は南海に介入したくないのではなく、この種の明確な形式をもって、中国サイドと対立する角度に立って介入したくないだけであって、日本はブースターの役割を演じ、フィリピンといったような南海問題関連国を前に押し出すことをより希望している。

中国社会科学院沿海問題専門家の王暁鵬は次のように言う。日本の態度表明は支離滅裂のようだが、実は決して優柔不断ではない。日本のあらゆる南海問題に対する態度表明は、全てその国益を高めるためで、日本の臨機応変の策略を体現している。戦略的確度から言うと、日本はより深く南海問題に介入し、この機を借りてその東海、南海の争いのリンクを構築し、さらにはこれを日本の集団的自衛権解禁、軍事大国回帰の重要な布石とし得ることを希望している。だが中国の権利維持能力は強大で、日本はこれに対しやや気兼ねし、かつ安倍も日本国内の支持率の問題を考慮せざるを得ず、このため戦術上は相対的に比較的慎重なのである。


 当たっていない部分が多いとは思いますけど中国が強大化する中で日本が戦略、戦術上難しい選択を迫られているのは確かで、日本国民は中国国民と違って国の方針を決める権利を持っているわけですから誤った方向に行かないよう注意深く見守る必要があるでしょう。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/11/30/017966947.shtml


インドのキロ級潜水艦、アメリカの原潜を打ち負かす 両軍の演習はあるいは中国に照準を合わせているか

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インドのあるキロ級潜水艦は2013年に爆発、発火後沈没し、10ヶ月後やっとサルベージされた。」)

アメリカ潜水艦部隊はずっと現在地球上で最も強大な潜水艦部隊の1つと考えられている。全部が原潜からなるアメリカ潜水艦部隊はアメリカの三位一体の核威嚇力量の重要な組成部分である。しかもその原潜の性能の先進さも世界屈指である。しかし「インド安全保障業務ニュース」ウェブサイトの報道によれば、少し前に行われた米日印三国による「マラバル」演習の中で、アメリカ海軍潜水艦はそれにもかかわらずインドのキロ級潜水艦によって「殲滅」された。

文章は、今年の「マラバル」演習の一部の中で、インド海軍、アメリカ海軍、日本海上自衛隊の間で相互に捜索、攻撃するシミュレーションを設定した、とする。この模擬対抗の中には、インド海軍のキロ級潜水艦シンドゥワイー号(S56)とアメリカ海軍ロサンゼルス級原潜コーパスクリスティ号(SSN705)がいた。この2隻の潜水艦は模擬演習中ベンガル湾のある海域の中で相互に「狩り殺し」た。しかし何時間か後、まだ非常に苦しんでインド潜水艦を捜索するアメリカ船員は演習の終了を告知された。彼らはシンドゥワイー号潜水艦によってマーキングされ、追跡され、かつ最終的に533mm魚雷によって「殲滅」されたのである。

インドは、アメリカ潜水艦を探知計測できたカギとなる重要部品はインドが生産し、かつ最近潜水艦に装備されたUshusソナーであるとする。あるインド海軍将校は次のように言う。「このソナーは潜水艦の水中における騒音を記録し、かつ方法を講じてこの潜水艦を識別しかつロックオンすることができる。これは演習であり、何の結果の発生も決してないが、ソナーが集めたデータはデータバンクに集められ、外国の潜水艦の分類と識別を行うのに用いられる。」 一方アメリカ大使館スポークスマンはこの結果に対し情報を漏らしたがらない。インドのすでに退役したベテラン潜水艦艦員KN スシル海軍中将は、「原潜の騒音は本来もう通常潜水艦に比べて大きく、このためこの結果は決して私を驚愕させない。」とする。

文章は、インド海軍は9隻のこのようなキロ級潜水艦と4隻のドイツが設計したShishumar級潜水艦を持つ、とする。インドは以前長年の間キロ級潜水艦が外国海軍が参加する演習に参加することを禁止していた。これはまさにその潜水艦のデータが外国によって記録されることを防止するためだった。今回のマラバル演習はインドのキロ級潜水艦初の多国演習の中へのお目見えである。文章は、今回インドがキロ級潜水艦のマラバル演習参加を許したのは、中国海軍がより多数のキロ級潜水艦を持っていることと関係があるかもしれない、とする。中国海軍は1990年代から始まって続々とロシアから12隻のキロ級潜水艦を購入した。

インドのシンドゥワイー号潜水艦はロシア製のキロ級潜水艦で、この潜水艦は1987年6月にインド海軍に加入し、その母港はヴィシャカパトナムに位置するインド東部海軍司令部である。キロ級潜水艦は旧ソ連海軍時代に研究開発された最も成功した通常潜水艦で、主に近海の水深の浅い区域で対艦および対潜作戦を行うのに用いられ、現在ロシアの輸出量最大の潜水艦のクラスである。火力が強大、騒音が小さいことをもって名が聞こえ、その後キロ級は近代化などの改装を経た後キロ級改良型を形成し、さらにディーゼル・電池潜水艦の中の優秀者となり、世界で最も静かなディーゼル・電池潜水艦の1つである。一方アメリカ海軍のコーパスクリスティ号潜水艦は1983年1月に就役し、母港は真珠湾にあり、この艦はロサンゼルス級攻撃型原潜に属し、アメリカ海軍第5世代攻撃原潜で、世界で就役する数が最多の原潜でもあり、今に至るも依然大量にアメリカ海軍に就役している。

だが、インドメディアはこの件に対し得々として話すが、実際の状況は依然視察に値する。この前インド空軍はスホーイー30MKIを派遣してイギリス軍のタイフーン戦闘機と対抗を行いかつ12:0の超越的に強い戦績を獲得したと称したが、最終的にはそれにもかかわらずイギリス軍によって否認された。


 まあ否認の方が嘘かもしれないですけど。現場には海上自衛隊もいたんで状況は分かっているのでは思いますけど情報は当然一般には漏れてこないでしょうね。













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